開発環境はWindows 10です。
参考にしたのは主に以下の2つのWebページです。
Emscriptenのインストールは以下のコマンドを順に叩くだけなのでとても簡単ですが、install
&activate
コマンドの実行はかなり時間がかかりました。タピオカでも飲んで待ちましょう。
git clone https://github.com/emscripten-core/emsdk.git
cd emsdk
git pull
emsdk install latest
emsdk activate latest
ちなみに、C/C++からWebAssemblyにコンパイルする のコマンドをコピペ実行していくと activate
コマンドに --global
というフラグをつけて実行していますが、これは注意が必要でした。これを実行すると以下のようなEmscriptenのコンパイル時に必要な環境変数の変更が行われます。
PATH += C:\emsdk
PATH += C:\emsdk\upstream\emscripten
PATH += C:\emsdk\node\12.9.1_64bit\bin
PATH += C:\emsdk\python\2.7.13.1_64bit\python-2.7.13.amd64
PATH += C:\emsdk\java\8.152_64bit\bin
EMSDK = C:/emsdk
EM_CONFIG = C:\Users\RYOSKATE\.emscripten
EMSDK_NODE = C:\emsdk\node\12.9.1_64bit\bin\node.exe
EMSDK_PYTHON = C:\emsdk\python\2.7.13.1_64bit\python-2.7.13.amd64\python.exe
JAVA_HOME = C:\emsdk\java\8.152_64bit
nodeもpythonもjavaも使わない人であれば良いでしょうか、そうでなければPATHの競合や混乱が起こるためやめておきましょう。
代わりに、Emscriptenインストールディレクトリemsdk
のemcmdprompt.bat
をコマンドプロンプトから実行すると、ウィンドウを閉じるまでは上記環境変数が設定された状態になります。
ここまででEmscriptenの準備は完了です。参考ページのサンプルプログラムなどで動作確認してみると良いと思います。