書籍名「SQLServer 実践開発ガイド」
五十嵐貴之
技術評論社
読もうと思った動機
・業務でSQLServerとそのストアド・プロシージャを使う機会をあるため
・ストアド関係の本で検索したところ検索結果に本書があったため
印象に残った部分
p12 SQLServerの世代
第三世代(SQL Server2005/2008/R2)に強化されたBIとは、企業組織がこれまでに蓄えられた売上データや顧客データなど、ありとあらゆる様々なデータを経営戦略にかかわる意思決定のために分析する手法のことを言います。またそれらのデータのことを「データウェアハウス」と言います。
p23 データベースを利用するユーザ
SQLServerをインストールした直後は「sa」という管理者権限を持ったインスタンスのログインユーザーが作成されています。この「sa」でインスタンスにログインしたユーザは、データベースを作成したり新しいユーザを作成することができます。またデータベースを作成したユーザはそのデータベースにおいて、「dbo」という管理者権限をもったデータベースユーザが紐づけられます。
p24 データベースのユーザ確認方法
SQL Server Management Studioについて
「データベース」→「閲覧したいデータベース」
→「セキュリティ」→「ユーザ」の順に展開すると表示されます。
p31~33 SQL Serverのルール
SQLServer Profiler
SQLServerに対して実行されたクエリを履歴として閲覧することができるツールです。障害調査のときに重宝します。
Azure Data Studio
Transact-SQL専用のコードエディタ
p109 パフォーマンス監視
WindowsOS標準の「パフォーマンスモニター」を利用することで、SQLServerのパフォーマンスやメモリの使用率、トランザクションやロック状況などをリアルタイムに監視することができます。
起動方法
windows管理ツール→パフォーマンスモニター
p270 例外処理
エラーに関するシステム関数
関数 | 内容 |
---|---|
ERROR_LINE() | エラーが発生した行の番号を返す |
ERROR_MESSAGE() | アプリケーションから返されるエラーメッセージのテキストを返す |
ERROR_NUMBER() | エラー番号を返す |
ERROR_PROCEDURE() | エラーが発生したストアド・プロシージャまたはトリガの名前を返す |
ERROR_SEVERITY() | 重大度を返す |
ERRRO_STATE() | 状態を返す |
p279 ストアド・プロシージャとは
ストアドは 一連のデータ操作の手順をまとめた複数のクエリをデータベースのオブジェクトとして保存したものを言います。
p307 カーソル
カーソルは SELECTステートメントの実行結果からレコードを1件ずつ取得する際に使います。
カーソルを定義した後は必ず後始末をしなくてはなりません。
p409 ストアド・プロシージャ内での例外処理
BEGIN TRY
<例外が発生したら補足したい処理>
END TRY
BEGIN CATCH
<例外が発生した場合の処理>
END CATCH
TRYブロック内に記述した処理において例外が発生した場合、CATCHブロック内に記述したロジックに処理を移行します。
例外が発生しなければ、CATCHブロック内に記述されている処理は行われません。
実践できること or 感想
感想
SQLServerProfilerとパフォーマンスの監視の確認方法について、知ることが良かったです。
実践できること
10章の業務に即したサンプルを実装して試す。
8章のカーソルのサンプルを試す。