Automation Anywhere A2019で実装されているトリガー機能 (ファイルやフォルダーの作成/削除/変更など)は、アクションリストの最初 (開始アイコンの前) にトリガーを挿入して保存してから**「トリガーで実行」**で起動します。
トリガーを実行すると、**「トリガーをリッスンしています...」**という画面がブラウザー上で表示されて、アイコンがくるくる回ったままの画面になります。
この後、このブラウザー画面を閉じて別の作業をしてもいいのか、タイムアウトでControl Roomからログオフしてしまったらどうなるのか、そもそもブラウザー自体を閉じてしまったらトリガーは動くのか...と心配になると思います。
さて、ここで問題です。
このブラウザー画面を閉じてしまってもトリガー機能は動くと思いますか?
答えはYesです!
おさらいをしておくと、ここで作成したトリガーはデスクトップにある「log.txt」(最初はサイズ0)というファイルが変更されたらトリガーを実行してメッセージボックスを表示する、という内容です。
いま、トリガーを実行したControl Roomのブラウザーを閉じた状態です。デスクトップにあるlog.txtを開きます。
メモ帳の中にとりあえず適当な文字を入力します。この後Ctrl
+S
を押して保存します。
すると、しばらくして画面右下にBot Agentの進行画面が起動。
このことから、トリガー起動後、ブラウザー画面を閉じてもトリガーはちゃんと動作していることがわかります。
※ブラウザーを閉じても動く理由ですが、Automation Anywhere A2019を動かしているPCには、Bot Agentをインストールしますが、これはバックグラウンドでサービスとして常に起動しています。トリガーが実行されると、Bot Agentがシステムの状態を監視して、条件を満たしたらBotを起動しているということですね!
※ トリガーをリッスンしている間に、そのPCで別のBotが実行されたとしても、その後でリッスンしている条件がヒットすればトリガーが実行されます。(ただし、同時に実行されるタイミングになると、片方がエラーになってしまいます)
注: ただし、現状動きが不安定 (トリガー起動してこないことも...)なのと、トリガーを起動した後に一覧を見る方法がいまのところなさそうなのは改善してほしいところです。