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Automation Anywhere A2019 で変数の「型キャスト」を使いこなす

Last updated at Posted at 2020-05-03

概要

Automation Anywhere A2019は変数についてインラインでの「型キャスト」が利用可能です。

このことは製品ドキュメントの「User-Defined Variables」の英語版記事を読んでいると気づきます。(2020年6月中旬に専用の記事「Type Casting」ができていました)

Type casting (converting variable values)
The values inside of a Boolean, DateTime, Number, or String variable can be converted from one type to another type. For example, use the String > To number action to convert the value of a String variable into a Number variable in order to perform mathematical operations.

You can temporarily convert the value of a variable for use in just one action. In the text field, enter $<variable name>.. After you enter the period, the auto-fill suggests possible actions, such as toString.

「アクションの詳細」のフィールド内で$<変数名>.とタイプすると、以下のようにアクションとして可能な候補が表示されます。
image.png

型キャストは例えば以下のような書式になります。

$prompt-assignment.String:length$

また、型キャストはネストして使うこともできます。

$n.Number:increment.Number:toString$: nの値を1足した後に文字列にする。

型キャストは全部で21個利用できます。すべての型と互換性のある任意 (Any) 型では、すべての型キャストが利用できます。

文字列 (String) 型で使える型キャスト

型キャスト 型キャスト後の型 説明
LegacySupport:getDecrementedNumber 数字 文字列を数字に変換して1を引きます。
LegacySupport:getInrementedNumber 数字 文字列を数字に変換して1を足します。
String:length 数字 文字列の長さを返します。
String:lowercase 文字列 文字列を小文字に変換します。
LegacySupport:parseLegacyKeys 文字列 10.x、11.xの旧来のキーストロークを最新の書式に変換します。
LegacySupport:parseVariableOperation 文字列 10.x、11.xのVariable Operationコマンドと同様の式解析をします。新しく作成するBotでは使わないでください。
String:reverse 文字列 文字列を反転させます。
String:toBoolean Boolean Booleanに変換します。
String:toNumber 数字 文字列を数字に変換します。
String:trim 文字列 文字列の空白をカットします。
String:uppercase 文字列 文字列を大文字に変換します。

数字 (Number) 型で使える型キャスト

型キャスト 型キャスト後の型 説明
Number:decrement 数字 数字から1を引きます。
Number:increment 数字 数字に1を足します。
Number:toString 文字列 数字を文字列に変換します。

日時 (Datetime) 型で使える型キャスト

ありません。

Boolean 型で使える型キャスト

型キャスト 型キャスト後の型 説明
Boolean:invert Boolean 変数値を反転します。
Boolean:toNumber 数字 Booleanを数値に変換します。
Boolean:toString 文字列 Booleanを文字列へ変換します。

任意 (Any) 型で使える型キャスト

型キャスト 型キャスト後の型 説明
DataTable:columnCount 数字 テーブル内の列の数を返します。
Number:decrement 数字 数字から1を引きます。
LegacySupport:getDecrementedNumber 数字 文字列を数字に変換して1を引きます。
LegacySupport:getInrementedNumber 数字 文字列を数字に変換して1を足します。
Number:increment 数字 数字に1を足します。
Boolean:invert Boolean 変数値を反転します。
String:length 数字 文字列の長さを返します。
String:lowercase 文字列 文字列を小文字に変換します。
LegacySupport:parseLegacyKeys 文字列 10.x、11.xの旧来のキーストロークを最新の書式に変換します。
LegacySupport:parseVariableOperation 文字列 10.x、11.xのVariable Operationコマンドを探します。新しく作成するBotでは使わないでください。
String:reverse 文字列 文字列を反転させます。
DataTable:rowCount 数字 テーブル内の行の数を返します。
Dictionary:size 数字 辞書内のエントリー数を返します。
List:size 数字 リストの項目数を返します。
String:toBoolean Boolean Booleanに変換します。
Boolean:toNumber 数字 Booleanを数値に変換します。
String:toNumber 数字 文字列を数字に変換します。
Boolean:toString 文字列 Booleanを文字列へ変換します。
Number:toString 文字列 数字を文字列に変換します。
String:trim 文字列 文字列の空白をカットします。
String:uppercase 文字列 文字列を大文字に変換します。

レコード (Record) 型で使える型キャスト

ありません。

リスト (List) 型で使える型キャスト

型キャスト 型キャスト後の型 説明
List:size 数字 リストの項目数を返します。

ディクショナリ (Dictionary) 型で使える型キャスト

型キャスト 型キャスト後の型 説明
Dictionary:size 数字 辞書内のエントリー数を返します。

テーブル (DataTable)型で使える型キャスト

型キャスト 型キャスト後の型 説明
DataTable:columnCount 数字 テーブル内の列の数を返します。
DataTable:rowCount 数字 テーブル内の行の数を返します。

ファイル (File)型で使える型キャスト

ありません。

ウィンドウ (Window)型で使える型キャスト

ありません。

参考記事

Automation Anywhere A2019の変数についての一般的な記事は以下を参照してください。

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