RPA について主要なツールに特徴を学ぶには、無料のオンライントレーニングを活用するのがお勧めの方法です。オンラインで気軽に製品の概念や概要を学んでから実際に製品に触れてみると理解が早く進みます。
主要なツールベンダーは無料のオンライントレーニング(日本語)を提供しています。ここでは、学習に役立つ無料オンライントレーニングとそのリンクを紹介します。
WinActor eラーニング講座
WinActorは、ヒューマンリソシアという会社が提供しているWinActor eラーニング講座があります。無料のものと有料のものがあり、無料の入門コースがお勧めです。
- WinActor RPA入門講座 (50分程度) - ビデオは倍速の設定があるので、半分程度の時間で完了することもできます。動画が中心のコースでプログラミングの知識がない初心者にもわかりやすい内容です。最後に20問の簡単なテストもあります。
#UiPath アカデミー
UiPathは、自社で英語コンテンツを日本語化したUiPathアカデミー日本語コースがあります。基本的なコースは、レベルとロール別に全9本あり、日本語になっているのは4本です。
テクニカルのLevel 1を受けるのがお勧めですが、最初のコースもちゃんとやると約60時間の想定所要時間ということで、気軽に始めるというよりは結構ちゃんと時間を取って実施する必要があります。
アメリカ形式のトレーニングでよくある (MOOCのような感じの)、ページを自分でめくりながら進める形式で、動画が張り付けられているページもあります。動画は日本語になっていて、倍速設定があるので倍速がお勧めです。途中で演習やデモファイルのダウンロードがあり、ソフトウェアを触りながらの学習が可能です。製品を学習するトレーニングという構成になっていて、プログラミングの仕方を学習していきます。Level 1でも中身は大きな章で13個、全151レッスンあるのでかなりボリュームがあります。完了すると修了証明書がもらえます。
英語では、製品の最新情報など、より多くのトレーニングコースがあるようです。
(注) 以下のリンクはUiPath アカデミーにサインインした状態であれば直接コースに飛べますが、サインインしていない状態ではトップページが表示されます。
- テクニカルコース
- Level 1 RPAディベロッパーFoundation (基礎) - 約60時間
- Level 2 UiPath Orchestrator - 約8時間
- Level 3 RPAディベロッパーAdvanced (上級) - 約40-50時間
- ソリューションアーキテクト (英語のみ) - 約3-4時間
- インフラストラクチャー (英語のみ) - 約6時間
- UiPath & SAP - 約1-1.5時間
- RPA推進者コース
- RPA Awareness (概論) (英語のみ) - 約2時間
- RPA導入方法論 (英語のみ) - 約2-3時間
- ビジネスアナリスト (英語のみ) - 約2時間半
ステップとしては、https://academy.uipath.com のページを英語で表示し、右上で「Language=Japanese」を選択してから「登録する」でプロファイルを登録します。その後、メールでの確認も経て、正しくサインインしてから ダッシュボード https://academy.uipath.com/pages/10/my-dashboard のURLを開くと、日本語コースも受講可能になります。(ここまでのステップが多少迷いました)
Automation Anywhere University
最後はAutomation Anywhere です。ここはまだこなれていないのか、一見英語のトレーニングしか存在しないように見えてしまうのですが、登録して奥深くに進んでいくと日本語トレーニングがあります。
Automation Anywhere Universityは、UI言語もいまのところ英語しかないのですが、ここで右上の「LOGIN/REGISTER」のリンクから、英語のUIで頑張ってプロファイル登録を完了させ、メールでの確認も経ながらログインを完了した状態にすると、Automation Anywhere University 日本語コースのリンクをクリックすると日本語コース一覧が表示されます。
日本語のコースには以下のものがあり、「初めてのBot作成:ステップバイステップチュートリアル(段階的な解説)」から受けていくのがお勧めです。
ステップバイステップチュートリアルでは、なぜかEdgeではビデオが動作しなかったのと、ビデオ自体は字幕は日本語になっているのですが音声や画面内のテキストは英語のままでした。ほかのコースではビデオはEdgeでもちゃんと動作して、日本語音声になっているものもあります。コースによって形態が異なっていてラーニングパスになっていないのが気になるところでしたが、素材はいろいろと用意されているので一つ一つの部品の理解を深めていけるかと思います。
(注) 以下のリンクはAutomation Anywhere Universityにサインインした状態であれば直接コースに飛べますが、サインインしていない状態ではトップページが表示されます。
基礎
- 初めてのBot作成:ステップバイステップチュートリアル(段階的な解説) (英語音声+日本語字幕)- 1時間
- デジタルワークフォースの構築 – Enterprise 11を使用してボットを作成する (日本語音声) - 4時間
- デジタルワークフォースを導く – ボットのパフォーマンスを監視、測定&管理する(V11.0) (日本語音声) - 3時間
- 帳票などの非構造化データのRPA活用を実現するIQ Botのご紹介 (完全日本語ビデオ)- 13分
- Bot Me Up: ハンズオンラボ 基礎 (Community Edition) - 3時間 (日本語テキストを閲覧していく形式)
- Bot Me Up: ハンズオンラボ 中級 (Community Edition) - 3時間 (日本語テキストを閲覧していく形式)
- Bot Me Up: ハンズオンラボ 上級 (Community Edition) - 1時間 (日本語テキストを閲覧していく形式)
- Break The Ice: Botを初めて構築するための概論 (英語音声+日本語字幕)
応用
- Botからの拡張 - MetaBotを使用し再利用性の高い自動化を作り出す (日本語音声)- 1時間
- 分割統治:動的ワークロードに合わせて自動化の優先順位を決める- Divide and Conquer (日本語音声) - 3時間
- CITRIXオートメーション入門 (完全日本語ビデオ)- 1時間
- SAPオートメーション入門 (完全日本語ビデオ)- 1時間
- Always-Onデジタルワーカー:RPAと高可用性 (英語音声+日本語字幕)
- Botの復旧:RPAがどのようにビジネス継続性とDisaster Recoveryに役立つか (英語音声+日本語字幕) - 1時間
- Enterprise 11への移行: Enterprise 11へのアップグレードについて学びます。主要製品のアップグレード、そしてAAE V10に強化された機能について学びます。 (日本語音声)- 4時間