自動化したものの...
RPAでロボットに作業をお任せしているのですが、ロボットが行う作業の内容によっては安定して動かないものがある、ということがわかってきました。PCの業務は何でも自動化できるというのは、安定して動き続けるということとは違うのですね。
今後のロボットつくりのために、ロボットの動きが不安定になるケースと対応したことを書き出してみることにします。今回は画像による指定でモニタにうつっていないことで発生したエラーについて取り上げます。
モニタにうつっていない場合はエラーになる
たしかにモニタにうつっていない場合はエラーになります。操作しようにもモニタにうつっていないのですから。うつっていないものは人間でも操作できません。でもね、ロボットを作っているときはモニタにうつっていたじゃないですか。
指定した箇所がモニタの表示範囲外になっている場合
表を操作している場合に発生しました。表の行数が多い、だから指定した箇所がモニタの表示範囲外になる、そうすると指定した箇所がない、ロボットのエラーが発生する...。
対応方法
表示範囲外になっていてエラーになったら、スクロールして表示個所を下にずらすことで対応しました。
指定した箇所がモニタに表示されるのに時間がかかることがある
データをダウンロードして、ダウンロードしたファイルを開くボタンをクリックする場合に発生しました。ロボットを作成しているとき、ダウンロードに時間がかかることが分かっていたので、ロボットの動きを一時停止してからクリックするようにしていたのに。ダウンロード完了するまでの時間がいつも同じではなく、ロボットをどのくらい一時停止すればいいのか適切な時間がわからず振り回されました。
対応方法
ダウンロード中にクリックするアクションを実行してエラーになった場合は、一時停止してからクリックするアクションを実行する...、としてこれをクリックするアクションが成功するまで繰り返し行う設定にしました。
まとめ
画像による操作個所の指定はロボットがエラーになることが多く不安定でしたが、ロボットのつくり次第ではなんとかなることがわかりました。
一番いいのは画像による指定をしないことなんですけど。