#新人エンジニアさん、研修は大切にしてね・自分磨いてね
初めまして、今年4月から社会人2年目となる者です!
※文系かつプログラミング経験ほぼ0で入社しました
4月から後輩ができるわけでありまして。
「あれ、なんか教えられることある?」
今まで支えられていた立場から、今度は教える立場へと変わっていくことに恐怖を感じました。
「なら今のうちにある程度教える側になっておくかー。
それなら、記事かなんか書いてみようかなー(色んなことを始めがちなんです)」
で、この記事ができました笑
こういったこと初めてですが、
新社会人でIT職に就職される方、少しでも参考になってもらえれば幸いです。
僕が伝えたいことは以下です。
#1.とにかく研修内容は大事、飢えた狼のように食らいついて!
入社して最初の数ヶ月は研修があると思います。その研修内容はとにかく大事!
特にプログラミング研修は大事したいところ。どの言語であろうと、最低でも基本構文は押さえておきたいかなと思います。
そもそも会社としても、まず新人に研修を受けさせるその理由は、
業務(現場)で通用するよう、最低限の知識を身につけさせるためです
いきなり業務(現場)にいけるとは誰も思っていないわけです。
以下、さらに研修が大事な理由を三つあげました。
##1.1.研修が大事な理由
###1.1.1.実際の業務(現場)の難易度は跳ね上がる
研修内容より、実際の業務(現場)は難易度が跳ね上がります。
僕の場合は、例えば「Java」のソースコードを解読する仕事がきました。
どういうことかというと、
「このコードが問題なく、そして思った通りの処理ができているかな?」ということを確認しなければいけなく、そのテストデータ作る必要がありました。
いきなり、何百行とあるコードをひたすら追いかけていく日々...
そもそもこのコードは何の処理をしている?(どういう役割をしているのか)
どのような値を受け取ることを想定している?
条件とかは?この値を受け取ったらエラーになるのか、それはなぜ?
正常に受け取った値はどうする?
ファイルに出力するのか?
それともDB更新・削除するためなのか?
etc...
といった時に、基本的な構文をいちいち調べるようではやはり厳しい!
そんなことをしていては、調べるのに時間がかかり過ぎて絶対家に帰れないです!笑
(実際に遅くまで作業していた例があります←ここ重要)
加えて自分が考えて書いたものではなく、他人が書いたコード。
さらには、その他人というのが経験歴10年以上の大ベテランだったりするわけです。
1・2年目の我々が分からない複雑なコードは当然のようにバンバン飛んできます、やばいですね!
もちろん、分からないことがあれば随時調べてたり、上司に聞けば(質問すれば)いいんです自分も何度も質問しにいきました。
(むしろ聞けるのは今のうち(事実)、恥ずかしいことじゃないしバンバン聞いてください!聞くのは仕事の一つ!(事実)
と思えば聞きにいくのも精神的に楽になれると思うので是非参考にしてください)
ただ、研修中でやった基本的な構文を聞いているようでは、流石の上司も呆れてしまいますよ?
難しい内容をピンポイントで質問できるようにするためにも、基本的なものはしっかりと身に付けておいた方がいいですよ!
###1.1.2.研修でやってくれたような丁寧な教え方を業務(現場)ではやってくれるとは限らない。なら、環境が整った研修中に学んどくべき!
研修でやってくれたような丁寧な教え方を業務(現場)ではやってくれるとは限らないです。
あくまで体験談になりますが、研修中は講師と呼べるような存在がいて、
一つ質問をすれば倍返ししてくれる、そのくらい丁寧に教えていただけました。
研修中でやっていないこと(日本のIT業界の現状、昨年の研修内容と比較(世代によって研修内容が違う話を聞いてみたことがあります。昨年はコロナで自宅学習が増えたため、色々な苦労話が聞けそう...)なども質問できたりしたので、皆さんも色んなことを聞いてみるといいと思います。(教えている側は、積極的に聞いてくれると喜びます)
さて、話を戻して実際の業務(現場)ですが、分からないことがあればもちろん聞けます。
聞くことは間違っていないですし、最初はどんどん質問してください!
ただ、なんでも聞けるか、そして丁寧に教えてくれるかと言われれば、それは違います!※なんでも聞いて。でも、なんでも聞けないかも。ちょっと矛盾してますよね、執筆している方も苦しい...
どういうことか。
結論から言うと、
研修中の上司(講師)は「あなたに教えることを業務」としていましたが
現場の上司は「その現場での業務」を持っています!
要するに、新人に教えることも確かに業務の一つだけど、それだけじゃなく他の仕事を持っているよっということなんです。
したがって、なんでも聞ける・いつでも聞ける、というのは大きな間違い。
加えて、現場の上司は場合によって忙しいかもしれません。特にIT系は突然忙しくなったりすることが比較的多いかなと思います。システム障害・故障があって、それが発生してしまうと上司もそこに付きっきりなってしまいます。そんな時に教えてくれるかというと、難しいですよね。質問できるかどうかも怪しい...。
そうなると、ある程度自分でできた方がいいのはいうまでもないですよね。
また、家に帰ってからの時間があるのも研修中のうちだけ。
実際業務が始まると忙しくなることがほとんどです。
時間も多く取れないし学ぶことが多すぎるので、詰みます!!!
学べる環境が整っている研修中に分からないところを潰しておくと実際の業務(現場)に入った時にすごく楽になりますよ。
###1.1.3.自分の市場価値を上げるため(転職のため)
いや、今月入社したばかりなのに笑
(実際に口したら、上司から怒られそう笑)
まだ早いよ、これからだよと思う方が多いかもしれません。
ただ世の中を見ると、今は転職するのが当たり前の時代です。
特にIT業界は、会社によって扱う言語・開発工程などが全く違ってきます!
経験を積んでくるにつれて、
「俺、レガシー(古い言語を扱う・大規模開発が多い)よりフリーランスの案件が多いモダン(web系の言語・フリーランス案件がレガシーと比べ多い)がいいんだよね」
「私は、ゲーム開発やってみたいんだよね。あのキャラクターとか自分の手で動かしてみたい」
「いや、僕はもっと難しいことをやってスキル身に付けたいっす。大手企業とか外資行って活躍したいっす」
「もっと給料!もっと給料!!もっと給料!!!」
とか人それぞれやりたいことが出てくると思います。
それはそれで凄く良いことなんですがその時(転職する時)、経験歴はもちろんのこと、ある程度の能力も当然必要となってきます(会社によってはプログラミングテストあります!)
となるとIT業界の、もっと言えば社会人としての、
基礎中の基礎を学ぶ今の研修は、将来の自分にとって凄く大事ではないでしょうか?
付け加えれば、「成果型」というのはご存知でしょうか?
その名の通り、成果(結果)で給料が変わってくる。そんな賃金制度が日本でも増えてきています。
仕事できない・能力がないと給料が上がらない。そんな時が来るかも...。
いずれにせよ「いつかは転職する」ということを頭の隅に入れておいた方がいいと思います。早いうちにスキル身に付けて、どんどん選択・活躍の幅を広げていけたら最高ですね!
##まとめ
研修が大事な理由を三つあげました。
1.実際の業務(現場)の難易度は上がるため
2.業務(現場)では一から丁寧には教えてはくれないし、忙しくなるため
3.自分の市場価値を上げるため(将来の転職を考えて)
少しでも参考になった・頑張ろうと思っていただけたら幸いです。
最後に、少しだけ。
ご存知かと思いますが、IT職は時代の波に乗っています(トレンドです)。
海外もそうですが、日本でも小学校でプログラミングが必修となり、大学受験でも導入される話が出ています。したがって、これからも活躍の場が増えていくのは間違えないと思います。具体的にいうと、例えば、上記であげた小学校のプログラミング学習では、プログラミングを経験したことのある教員が足らず、このままでは未経験の教員が教えることになってしまうそうです。もしそうなら、将来そういう系の教員を目指されてもいいのではないでしょうか?(目指すことができるのではないでしょうか?)
というふうに、何もIT職に限った話ではないですが、色んな可能性があると個人的には思います。
途中で辞めたとしても、もしかしたら何らかの形で繋がるかもしれない。パソコンについて、プログラミングについて学んでよかったと思える日がくるかもしれない。そんな可能性は他の職業と比べて高いのではないかなと思います。
どうか、そんな可能性が溢れたIT職に就いた自分を誇りに思うと共に、また明日も頑張ってください!
以上です。ありがとうございました。