動機
長年OCN 光 with フレッツを契約しているが、数年前、混雑時間(特に夜)になると回線速度が落ちるのが気になっていた。
そこで、PPPoE方式からIPoE方式への乗り換えを考えた。
当時OCNではIPoE(ipv4 over ipv6)を「v6アルファ」という有料サービスとして提供していたので、契約することにしたのが本記事の始まりである。
v6アルファ方式
v6アルファを契約すると、専用のレンタル無線ルーターが届き、それを使用することでIPoE接続が可能になる。
よく分からないセキュリティ機能がついていたりするが、無線ルーターとしては力不足感がありわざわざv6アルファを追加契約する人間が満足するようなものではなかった。
苦肉の策で、
INTERNET == HGW(PR-400KI) == 専用ルーター == WG2600HP3(ブリッジモード) == クライアント端末
として、専用ルーターの無線機能は無効化して使用していた。
この時点ではHGWと専用ルーターで所謂2重ルーター状態なのが気持ち悪い以外は、速度も安定するようになって問題なかった。
※ ちなみにv6アルファは内部的にバーチャルコネクトと同様な物のようで、バーチャルコネクト対応ルーターなら専用ルータを介さずとも非公式ながら接続できるらしい (WG2600HP3はバーチャルコネクト非対応)。
OCNバーチャルコネクト方式
それからしばらく経った2020年6月、OCNからIPoEの無償提供が開始された(リンク)。
OCNのHPやマイページを見ると、v6アルファを契約しているとHGWを使用した接続方式が解放されないことが分かった。とりあえず月額をかける理由もなくなったのでv6アルファは解約し、一旦PPPoE方式に戻した。
しかし、解約して暫くしてもHGW方式は未提供のままであり、待っていられなくなったので2021年にWi-Fi6化も兼ねてOCNバーチャルコネクトに対応するWX3600HPを購入し、設定した。
この時点で接続は、
INTERNET == HGW(PR-400KI) == WX3600HP == クライアント端末
とずいぶん簡略化された。
しかしながらやっぱり2重ルーター(HGW & WX3600HP)が気になっていた。いくつかネットの情報を参考に解消できないか試したが無理だった。
HGW方式
しばらくそんなことも忘れていたが、ふと思い出したのでOCNのテクニカルサポートにHGW方式を有効化してほしい旨を電話した。
この時点で自分は「以前v6アルファを契約していたせい」で自動提供から外れていると考えていた。
しかしながら、そこで言われたのは「フレッツ・ジョイントによるソフトウェア配信機能を利用する手続きをしていない」ということでした。
その場でフレッツ・ジョイントの利用手続きをしてもらい、1時間後にはHGW方式でipv4 over ipv6が可能になりました。
最終的に、
INTERNET == HGW(PR-400KI) == WX3600HP(ブリッジモード) == クライアント端末
となり2重ルーターが解消されました。
ちなみに上記2方式との速度差はほとんど感じませんでした...
結論
困ったことがあったらサポートに電話連絡するのが一番早い。