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MySQL闇歴史 ストレージエンジンいろいろ

Last updated at Posted at 2022-12-08

2006年ごろから2010年ぐらいはストレージエンジンが百花繚乱の状態だった。最大の要因はInnoDBがオラクルのものとなってしまい、MySQLの将来が危ぶまれてトランザクション対応のストレージエンジンを作ろうと考えた人が増えたようである。一方でMySQL自体を利用する人も増えてデータサイズが増えたことや利用パターンも多様化したので、特徴のあるストレージエンジンが出てきた。

知名度:★★★☆☆
闇度 :★☆☆☆☆
多様性部門度:★★★★★

閉鎖直前のMySQL Forgeにも有名どころから名前からは想像つかないようなものまで掲載されていた。Amazon S3ストレージエンジンあたりは時代を先取りしすぎていたのかもしれない。
StorageEngine-OnForge.png

オラクルのInnobase Oy買収後もInnoDBの開発が継続され、オラクルがMySQLを吸収したことでInnoDBの強化が進み続けることとなり、トランザクション対応ストレージエンジンとしてはInnoDBがど定番となった。またNoSQLやクラウドサービスなどMySQL以外のデータ管理ソリューションで多様なニーズを満たすことも多くなり、徐々にアクティブに開発されるストレージエンジンは減っていった。トランザクション対応のストレージエンジンを目指したFalconやsolidDB, PBXTなども終息、データウェアハウス系のInfoBrightやNitroedbもどこかへ。

とはいえSPIDERは元気に開発されているし、db tech showcase 2022で松信さんが講演していたプロジェクトMyRocksも。
http://myrocks.io

旧AS400上のIBM DB2のSQLインターフェースはMySQLとして実装されたIBMDB2Iの情報が2019年に更新されていて、IBMさんの底力の恐ろしさを垣間見た気分。

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