これを書き始めたときにはMySQL Shellに正常進化したので闇感はあんまり無い気がしたのがMySQL Utilities。2010年12月にMySQL Workbenchの一機能として登場した当初は、利用に至るまでの導線が悪くて全然知られていない存在だったり。
知名度:★★★☆☆
闇度 :★★★★☆
未来への種まき度:★★★★☆
Pythonで書かれたスクリプト集のような感じで、運用管理の支援ツールやレプリケーション関連のツールが含まれていた。レプリケーション関連はMySQL 5.6実装されたばかりのGTID前提だったでリリース当初としては新しい取り組みも。
現在MySQL Shellに含まれるデータのインポートやエクスポートのコマンドの前身や、クローンプラグインが作りたくなった一因にもなってそうなコピー機能、InnoDB ReplicaSetの原型となるような機能も。mysqlfailoverを使うとレプリケーション構成を監視してマスターに障害が発生したら自動的にスレーブをマスターに昇格させるというみんなが欲しかったものが実現できる風だったが、mysqlfailoverを監視する仕組みが別途必要だったり実用には至らなかった模様。
ちなみにmysqlrplshowというレプリケーションの親子関係をテキストで図示してくれる機能はMySQL Shellには(まだ)ない模様。っていうかテーブル定義などのメタデータをgrepできるmysqlmetagrep相当とかインデックスの重複をチェックできるmysqlindexcheckとかも無いような。。。書いててだんだん不安になってきた。。。