はじめに
先日待望のPixel4が届きました。
以前使ってた端末はAndroid 8.0なのにARCoreが使えず、AR開発のツールが制限されていました。
これでようやくARCoreを使って色々開発できそうです。
まずは環境構築を一から行ったので、いつも通り備忘録として残しておきます。
使用環境
- 開発用PC
- Windows 10 ver.1903
- Android Studio 3.5.1
- JRE: 1.8.0_202-release-1483-b03 amd64
- JVM: OpenJDK 64-Bit Server VM by JetBrains s.r.o
- 検証端末
- Pixel4
- Android 10
環境構築
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Android StudioのHPの「DOWNLOAD ANDROID STUDIO」をクリックしてダウンロード
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保存したインストーラを起動して、デフォルトの設定でAndroid Studioをインストール
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GoogleのARCore githubよりARCoreのサンプルプロジェクトをダウンロード。今回はsceneform-android-sdk-1.12.0.zip
を利用 -
ダウンロードしたファイルを任意のディレクトリで解凍。今回は「C:\Users\myaccount\AndroidStudioProjects」に解凍。
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Android Studioを立ち上げ、「Open an Existing Android Studio Project」で任意のプロジェクトを選択。今回は「Argumented Image」を選択
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GradleのBuildingなど様々な処理が完了した後、メニューの[Tools]→[SDK Manager]を選択
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左メニューの[Appearance & Behavior]→[System Settings]→[Android SDK]を選択
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[SDK Tools]タブの[Android SDK Tools]と[Android SDK Platform-Tools]がインストールされていなければ選択(おそらくデフォルトでインストール済み)
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[OK]をクリックした後、[Accept]をクリック、インストールが開始される
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SDKなどがインストールされた後、メニューの[Tools]→[SDK Manager]を選択
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左メニューの[Plugins]を選択
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[Marketplace]タブを選択し、検索窓で[sceneform]で検索
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[Google Sceneform Tools (Beta)]が表示されるのでインストール(画像はインストール後のもの)
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Android Studio IDEを再起動
サンプルアプリ起動
先ほど入手したARCoreのサンプルプロジェクトを実機にインストールする。
Pixel4の操作
- Pixel4にてGoogle Playを起動
- Google Play 開発者サービス(AR)がインストールされていることを確認
- 開発者向けオプションを有効化([設定]→[デバイス情報]へ進み、[ビルド番号]を7回タップ)
- [設定]→[システム]→[開発者向けオプション]に進み、デバッグ項目内の[USBデバッグ]を有効化
- Pixel4をPCに接続
開発用PCの操作
起動確認(Pixel4)
- Pixel4にて権限の要求が表示されるので許可、アプリが実行される
さいごに
これで環境構築は完了です。
環境構築の途中で導入したGoogle Sceneform Tools (Beta)は、Google Polyなどで入手した3Dモデルを導入する際に利用します(この記事のような事態を避けるため)。
また、Argumented Imageを使ってアプリ開発を進めていくので、開発が進んだら別記事で掲載します。