はじめに
総コンアドベントカレンダー 2024最終日(25日)の記事です
iPhoneに通知と着信が来なくて困ってるいっちらけです
総合コンテンツ制作サークルの次期幹事長をさせていただきます
歴代幹事長の方々のようなしごできではありませんが、精いっぱい頑張らせていただきますのでどうぞよろしくお願いします
今回は自分の好きなSci-Fiアーティストと、Blenderで始めるSci-Fiモデリングについて語っていこうと思います
"エンジニアに関する知識を記録・共有する"というQiitaのコンセプトに沿っているかは微妙ですが、初めての記事はどうしてもQiitaに書きたかったのでお許しください
SFのすすめ
さて、みなさんSFは好きですか?
もちろん好きですよね...
SF映画で特に好きなのはInterstellarですかね
ホラー系だとLifeとかもよかったです
(伏し目で震えながら見てたなんて言えない...)
Interstellar - 2014
Life - 2017
好きなSF映画: Interstellar
クリストファー・ノーラン監督最高!
ということで初めて涙を流した映画を紹介します
近未来、地球規模の異常気象と飢饉によって人類滅亡の危機が迫っていた。元宇宙飛行士のエンジニアで現在はトウモロコシ農場を営んでいるクーパーは、NASAの要請に応じて人類の未来を懸けた前代未聞のミッション「ラザロ計画」に参加することになる。計画の内容は、土星付近に突然発生したワームホールを通り抜け、新しい惑星へと人類を移住させるというものだった。家族と人類の未来を守るため、クーパーは少数精鋭のクルーとともに前人未到の地へと旅立つが……。
時間、距離を超えた家族の絆がアツいんです
時間の流れの残酷さをまじまじと見せつけられるところが本当に切なくて泣けます
さらにこの映画、単にリアルなだけじゃなくて、描画が科学的、物理的にかなり正確です
特にブラックホールはかなり計算して視覚化しているそうで、論文になっているほどです
[1502.03808] Gravitational Lensing by Spinning Black Holes in Astrophysics, and in the Movie Interstellar
見てもらえればわかると思いますが、クオリティが半端ないです
"これがブラックホールだ!"って見せつけられているような感覚になりました
こんな感じで、現実を追求しつつも壮大なSF要素を兼ね備えた神作品ですのでみなさんぜひ見てください
最近Instagramで流れてくるリール動画に沼っています
自分が特に好きなCGアーティストはwanoco4Dさん、Rui Huangさん、Làzaroさんです
今回は特にwanoco4Dさんについて語ろうと思います
wanoco4Dさん
Rui Huangさん
Làzaroさん
好きなアーティスト: wanoco4Dさん
Sci-Fi CGを語る上で外すことのできないお方です
ハードサーフェスからキャラクター、背景、エフェクト、アニメーションまですべてがハイクオリティで、見ていてワクワクが止まりません!
そして天才的なEEVEEの使い手でもあります
wanoco4DさんがKASSENに加わると知ったときは鳥肌が立ったものです
wanoco4Dさんの青を基調とした色使いがホントに好きなんですよ...
そして、作品には必ずと言っていいほどSEが付いている
"音でこんなにもリッチな表現ができるんだ"と毎回感心しております
Blenderで始めるSci-Fiモデリング
ここまでは見る側としてSci-Fi CGを語ってきましたが、それだけでは物足りないそこのあなた!
僕たちにはBlenderという神ツールがあるじゃないですか!
最近はYouTubeに日本語の解説動画も増えてきていて、勉強しやすくなったツールの1つです
僕の場合、Interstellarを見て真っ先に作りたくなったのがブラックホールです
まずチュートリアル動画を見てみましょう
サムネにつられて作り始めたのはいいものの、めちゃくちゃ難しくて苦戦しました
まだノードについての知識もあまりなく、説明もスピーディなので何時間かけた記憶にないほどです泣
また、GTX 1650ではスペック不足でプレビューにすごい時間かかりました
しかしだからこそ、完成したときの達成感は半端ないです
本当にリアルに作れるからびっくりしました
完成したブラックホール
サムネの画像と違うって?
その通り!
パラメータ調整がむずすぎて途中で断念してしまいました...
内側の円環をもっと強調したかったんですよね
あと、チュートリアルではブラックホールを回転させていたんですが、それもどうやってやるか分からずじまいになってしまいました
ぜひ有識者の方に教えていただきたいです
ハードサーフェスはテクスチャから
Sci-Fiモデリングの例でブラックホールを出す前にハードサーフェスの話をしておくべきでしたね
そもそもハードサーフェスとは、「無機質で硬い人工物」を指します(【Blender2.9】ハードサーフェスモデリングを始めよう! | CGboxより)
ハードサーフェス特有の凹凸感が出てると、ディティールが出てワクワクしますよね
でも実際に再現しようとすると、思ったよりも大変...
そんな時、Blenderには解決策が2つあります
1つ目はアドオンを使う方法
この方法では、普通にモデリングするよりも楽にハードサーフェスモデリングができます
テンプレートに従って作ったり、自分で作ったメッシュに対して適用したりする形で用いることができます
しかし、アドオンが有料であることもしばしばあります
お金に余裕がある方や、とにかくディティールをこだわりたい方におすすめです
ディティールよりもとにかくそれっぽい見た目を求める僕のような人には、2つ目の方法がおすすめです
それは、テクスチャを使うことです
ブラウザで"Hard Surface Texture"や"Sci-Fi Texture"と調べてみると、使いやすそうなテクスチャがゴロゴロ出てきます
ライセンスに注意しながら無料のものを使ってみるのもいいでしょう
え?
自分に合ったテクスチャが見つからない?
そんな時はテクスチャを作ってしまえばいいのです
そのためのツールが"JSplacement"
こちらはブラウザ上で色んなパターンのSci-Fiテクスチャが作れるサイトになっています
※3dnchuさんで紹介しているサイトは既に動いていない模様
※JSplacement Webが3dnchuさんで紹介しているサイトの正式な後継かわからないため、使用は自己責任でお願いします
JSplacement Webを実際に使ってみる
開いた段階では上にお知らせとメニューアイコンしか表示されていません
まずはメニューアイコンを押して、JSplacement: Classicを選択してみましょう
あとはGenerateボタンを押すだけでテクスチャが完成!
Toggle colorizerで色を変えたり、各パラメータを変更してGenerateを押すと、自分だけのパターンを作り出すことができます
上の例ではSci-Fiテクスチャに限らず色んなテクスチャを貼っていますが、テクスチャがあるだけで平面の部分もかなりいい見た目にできているのではないでしょうか⁉
おわりに
今回は好きなクリエイターの話から、Sci-Fiモデリングの話までみなさんを振り回してしまいましたね...
でもこれでSci-Fi CGに興味を持ってくれる方がいたら何よりうれしいです
自分も幹事長として精進していきますので来年もよろしくお願いします!