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Google Apps Script で Slack Botを作ってみた。(お勉強編)

Last updated at Posted at 2018-08-02

まず、この記事の経緯とやる事

Qiitaは良くお世話になってるが、見る専で書く機会は有る様で今まで何もしていなかったが、「社内で自ら何かを発表をする」というイベント処理があったので、Qiitaに軽く記事を書いてみた。
(Markdown難しい...)

やること!

  • GASからSlackにメッセージを送る物を作る(SlackApiを主に使う)
  • /command で 何処でも返事ができる物を作る(postのApi使うだけ)

GASを使う理由!→3分足らずでAPIとか作れる神環境だから
/command を説明する理由!→参考サイトが少なすぎて困ってたから実際に使ってみた

GASからSlackにメッセージを送る

まず、これを作る上で使うものは、大まかに
「Google Apps Script(通称GAS)」「Slack Apps」
Google Apps Script library SlackApp

Google Apps Script の準備

Google Apps Script を開く

2018-08-03_00-10-57.gif

Google Driveにアクセスし、左上の「+新規」から「Google Apps Script」があれば選択、なければ「アプリを追加」から「Google Apps Script」を検索し、「+接続」、接続後はもう一度「+新規」から「Google Apps Script」を選択する。

aa.jpg

開いたら、まず左上のファイルから「保存」する、今回は「Slack_app1」という名前で保存する(なんでもいい)。

Google Apps Script に ライブラリを追加する

Inkedchrome_2018-08-03_00-57-08_LI.jpg
上記で上げた、「SlackApp」を追加する。
ライブラリキーは以下でバージョンは最新で(いいはず…)。

M3W5Ut3Q39AaIwLquryEPMwV62A3znfOO

2a251b66-e74f-4844-987a-b4ed0c76d8a6.png

Google Apps Script の準備は終わり、コードは後程。

Slack App の準備①

Slack App の作成

Slack App のBotを追加する

(発言するBotを作成する)
先ほど作成したアプリをクリックしたら、設定画面に飛べます。
左のサイドバーから「Bot User」を選択、適当な名前を付け、「Always Show My Bot」をOnに切り替え「Add Bot User」を選択。
bf154292-ebc5-42a7-b21f-64e682573e3c.png

Access Tokenを取得する

先ほどと同じく左のサイドバーから「OAuth & Permissions 」を選択
「OAuth Tokens & Redirect URLs」の「OAuth Access Token」を今回は使うので、メモって置いてください。
また、「Scopes」の設定を以下のようにします。(まだちゃんと分かってないので、要らないものもあるかもしれないので、公式のDocumentを参照してください。)
aaa.png

Access Tokenの確認とScopeの設定を行ったので、GASでメッセージを送信してみます。

GASでSlackにメッセージを送信する

var slack_token = 'アプリのOAuth Access Token';
function test() {
  var slackApp = SlackApp.create(slack_token);
  // 対象チャンネル
  var channelId = "#to-do";
  // 投稿するメッセージ
  var message = "TestMessage";
 //
  var options = {
  }
  slackApp.postMessage(channelId, message, options);
}

aaa2.png
これで作成した testを指定して実行ボタン(画面上の再生ボタン)を押せばSlackに送信されます。

*初回実行時はGASを動かす為にGoogleアカウントの承諾が必要ですと出る場合がありますが、画面に従っていけば戸惑うことはないと思います。
aaa5.png

メッセージ送信確認
aaa4.png

options部分に関しては公式ドキュメントを参考にしてください。
(options内にusernameが設定できる項目があったりして、アプリ名以外でメッセージの送信もできたりします。)

次はSlack内の/commandをBotを使ってPOSTデータを受け取ります。

Slash Command でデータを返す

GAS でPOSTの受け取り

GASにはdoPost関数というPOSTデータを受け取る関数があるので、それで投げられている内容を見てみる。

function doPost(e){ // e にPOSTされたデータが入っている
    return ContentService.createTextOutput(JSON.stringify(e));
}

このままじゃどこからもPOSTできないのでPOSTのURLを公開をします
「公開」→「ウェブアプリケーションとして導入...」
Inkedchrome_2018-08-03_02-58-25_LI.jpg

「アプリケーションにアクセスできるユーザー」だけ「全員(匿名ユーザーを含む)」に変更して「導入」
77e11d54-8384-4077-9fcc-97eb77e443d5.png

URLができますので、メモって置いてください。

917e512d-83e2-4356-a119-8cf697a55e8d.png

Slack App の準備②

Slash Command の設定

先ほどのアプリの設定画面にて
左サイドバーの「Slash Commands」を選択、「Create New Command」を選択
「Request URL」に先ほどのURLを張り付けて、他は適当に入力して「Save」
89298bfa-ca4f-4d97-87b5-64cee05af36e.png

コマンドが増えたことにより、WorkspaceにSlack Appの再インストールが必要になりますので、下記のような帯が出ている場合は「click here」から、出ていない場合は、左サイドバーの「Install App」→「Reinstall App」から再インストールが行えます。
4507b69a-eb6d-4ef9-9e73-289cfcbf337e.png

Slack側で、今導入したコマンドを入力してみましょう(増えていない場合は再インストールが必要)

コマンド入力
aaaa5.png

レスポンス(アクセスキーだらけだったので一部のみ)
a7291e26-409f-4bc5-abde-29d868db8365.png

大幅にValueを消して整形済みのデータを張っておきます(/myw 東京 の場合のレスポンス)
textとuser_idを見れば、誰からのリクエストってのがわかると思います。

"parameter": {
    "channel_name": "",
    "user_id": "",
    "user_name": "",
    "trigger_id": "",
    "team_domain": "",
    "team_id": "",
    "text": "東京",
    "channel_id": "",
    "command": "/myw",
    "token": "",
    "response_url":
      ""
  },

最後に

めっちゃ中途半端です、元々天気取得したかったのですが、いざ触ってみると深くて、今回はここまで、天気APIの使用やBotの定期発言等は続編という形で出したいと思ってます。
まとめる事により、あいまいな部分だらけだったSlackのBotとGASについて理解が深まったのは幸せ感じる。

次回以降やりたい事

/commandを使った理由はDM(slackbotからの発言)を使いたかったので下記のような事をしたいと考えています
/command 東京 → 天気情報
/command 配信開始 東京 → ダイレクトメッセージで毎朝、天気を配信
/command 配信停止 東京 → ダイレクトメッセージで毎朝、天気を配信するのを停止
/command 配信中 → 朝配信中の物をリストアップ

以下を参考に作ってみました。

Slack BotをGASでいい感じで書くためのライブラリを作った
初心者がGASでSlack Botをつくってみた

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