クラスについて
概要
クラスとはオブジェクトを作るための設計図のようなもので、 オブジェクト指向プログラミングの中心となるものです。
ポイント
クラス: オブジェクトを作るための設計図。
sample text
インスタンス: 設計図を基に作られた個々の実体。
例えば、
public class Human
{
public int Id;
public int Age;
}
でクラスを作って、
Human model = new Human();
でインスタンスを作る。
構造体との違いは「値型」か「参照型」か、継承できるかどうか。
クラスとインスタンス
「オブジェクト指向とは」で述べたように、 操作の対象となるものをオブジェクトといいます。 オブジェクトを作る場合、まず設計図が必要になります。 内部がどういう構造になっているのか、外部からどのような操作をすることが出来るのかを決めてやるわけです。 このようなオブジェクトの設計図のことをクラス(class)といいます。 それに対し、設計図を元に作られたオブジェクトの実体のことをインスタンス(instance)といいます。
クラスの利用
クラスを利用するためには、 インスタンスを作成しなければなりません。 そのためにまず、インスタンスを格納するための変数を定義します。 変数定義の仕方は以下のような構文になります。
クラス名 変数名;
次に、new キーワードでインスタンスを作成し、用意した変数に格納します。
ここで注意すべきことは、C# において、変数というのはただの入れ物であって、 変数を宣言しただけではインスタンスは作成されません。 (空っぽの入れ物だけができる。) 以下のように、new して始めてインスタンスが生成されます。
SampleClass className = new SampleClass();
そして、以下のように変数の後に「 . 」で区切ってメンバー名を書くことでメンバー変数やメンバー関数を利用できます。
className.SampleMethod();