Autonomousデータベース(ADB)
従来のDBで行っていたチューニング、セキュリティ、バックアップ・リカバリ、更新などの日常的な管理タスクを機械学習を使用して自動化するクラウド・データベース。
DBの構築及び管理に費やす時間とコストを大幅に軽減。
フルマネージド
- 新規DB構築の簡素化
- セルフスケーリング(自動的にスケーリング)
- パッチ・アップデートの適用の自動化
- バックアップ・リカバリの自動化
デプロイメント・オプション
どのようなハードウェアに展開できるか。
- 共有インフラストラクチャ
顧客はAutonomasDBのみを管理(小さい単位から利用可能) - 専用インフラストラクチャ
Exadataハードウェアを独占 - Cloud @ Customer インフラストラクチ
専用のハードウェアを顧客データセンターに設置。
ワークロードタイプ
何をさせるのか。大きく分けてこの2つ
- ATP(Autonomous Transaction Processing)
オンライントランザクション処理(OLTP)に特化。 - ADW(Autonomous Data Warehouse)
オンラインの分析処理(OLAP)用。
共有or専用インフラストラクチャではどちらも自動化される。
また他にも以下のようなものも用意されている。
- JSON
JSONデータベース(JSON中心のアプリケーションの開発を簡単にするクラウド・ドキュメント・データベース・サービス) - APEX
ローコード・アプリケーションを迅速に構築およびデプロイ。
ADBへの接続
ADWまたはATPへのパブリックインターネットからの接続
JDBC OCI(Javaプログラムからデータベースにアクセスするための標準インターフェース(API))や、ODBC(Windows対応のアプリケーションからデータベース管理システム(DBMS)にアクセスするためのAPI。Microsoftが提唱)からSSHで通信する場合。
- ADBからWallet(証明書、証明書要求、秘密鍵などのすべてのユーザー資格情報を格納するファイルのセット)やKeystore(マスターキーが保管されるOSファイル。パスワードで保護)が提供されるので、これを使用し通信。
いわゆる秘密鍵・公開鍵による通信? - アクセス制御リストにIPアドレスを登録し通信を制御。
ADBのバックアップ
- DBを自動的にバックアップ
- 保存期間は60日間
- 保存期間内の任意の時点にDBを復元・復旧可能(スナップショット機能?)
ADBのクローン
- フルクローン
データごとすべてクローンする。 - メタデータ・クローン
構成のみクローンする。データは引き継がれない。 - リフレッシュ可能クローン
読み取り専用のクローン(テスト用)
同じテナント・同じリージョンでないと作成できない
データだけを抽出したい場合
Oracle Data Pump Utilityを使用し、オブジェクトストレージにデータをエクスポート可能。
他のサービスにデータ移行する場合などに便利。