OCIで利用できるデータベースシステム
- DBCS(DataBaseCloudSystem)
オンプレミスで動いていたDBシステムをOCI上で稼働可能。
現在はBaseDB(BaseDataBaseSystem)に名称変更。 - ExaCS
非常に高速に稼働。Exadataをクラウド上でも利用できる。 - Autonomous
DB構築・運用の自動化によるコスト・時間削減。
JSONアプリケーションの利用も可能。 - MySQL
HeatWaveという分析エンジン搭載のMySQLを利用可能。従来のMySQLに比べ高機能な分析が可能。 - NoSQL
キー・バリューベースのDB
DBエディション(オプション)
Standard Edition
- Multitenant pluggable database(PDB)
コンテナ・データベース(CDB)という大きなデータベースに、プラガブル・データベース(PDB)という小さなデータベースが存在する。このPDBが複数存在するものがMultitenant pluggable databaseと呼ばれる。 - 機械学習
- データベースの表領域暗号化
- Spatial and Graph
空間データおよび空間分析と、物理グラフ・アプリケーション、論理グラフ・アプリケーション、ネットワーク・グラフ・アプリケーション、ソーシャル・グラフ・アプリケーションおよびセマンティック・グラフ・アプリケーション用の高度な機能が含まれている。
Enterprise Edition
Standard Editionの機能に加え、データのマスキングや診断・チューニング機能が利用可能。
- Data Guard
スタンバイ・データベース(トランザクション一貫性のあるコピー)の作成、メンテナンス、管理および監視など、一連の包括的なサービスを提供し、本番のOracleデータベースを障害およびデータ破損から保護を行う。 - Data Masking and Subsetting Pack
開発やデータ分析などのために本番データを非本番環境にコピーする場面などがあるが、非本番環境では本番環境ほど保護や監視が行われていないことが多いため危険である。
Data Masking and Subsettingでは、関連する本番データだけをコピーし、マスキングしてから、非本番環境で使用することができる。
https://www.oracle.com/jp/a/tech/docs/oracle-dms-data-sheet-2019-ja.pdf - Tuning Pack
リアルタイムのSQL監視やチューニングアドバイザ、自動チューニング機能など。
https://www.oracle.com/technetwork/jp/oem/pdf/511879-ja.pdf - Diagnostic Pack
パフォーマンス診断機能。
https://www.oracle.com/jp/a/tech/docs/technical-resources/ds-diagnostics-pack-db12c-1964641-ja.pdf
Enterprise Edition High Performance
Standard Edition・Enterprise Editionの機能に加え、高度なセキュリティオプションを利用可能。
- Management Pack
- Life Cycle Management Pack
Lifecycleの管理に必要なプロセスを自動化 - Advanced Security
透過的データ暗号化(許可された受信者のみが読み取れる)およびOracle Data Redaction(列データのマスク)の2つの機能で構成 - DataBase Vault and Label Security
Enterprise Edition Extreme Performance
Standard Edition・Enterprise Edition、Enterprise Edition High Performanceの機能に加え、さらに高機能(RAC構成の使用など)が含まれる。
- Database In-Memory
ストレージと比べて圧倒的に高速なメモリの特性を生かし、データ処理の多くをメモリ内で行い、ストレージへのアクセスを最小限にとどめることでパフォーマンス向上を図るアーキテクチャ。 - Active Data Guard
エンタープライズ・データの高可用性、データ保護、ディザスタ・リカバリを実現。 - Oracle RAC
RAC構成を使用可能。(VMの場合ノード数を選択できるが、ノード数が2つ以上の場合はEnterprise Edition Extreme Performanceを選ぶ必要がある。) - Application Continuity
トランザクション処理が異常終了した際に自動で再接続し、トランザクション処理を再実行することで、見た目上処理が継続しているように動作させることができる。