この記事は CMS(WordPressやヘッドレスCMS) Advent Calendar 2023 の 17日目の記事です。
WordPressの日本語サイト ja.wordpress.org には、有志の方が英語の開発ドキュメントを日本語訳してくださっていて、近年のWordPressユーザーが積極的に学習すべきブロックエディタの開発やブロックテーマの開発などのドキュメントも日本語訳ドキュメントが充実しています。
そのドキュメントを活用させていただいて学習を進めていた際に、ドキュメント内に一部リンク切れを起こしている箇所を発見したので、その修正を初めてWordPressコミュニティで提案・自身で修正プルリクを出した時のお話です。
↓その際のプルリク
https://github.com/jawordpressorg/gutenberg/pull/26
チュートリアル用のドキュメントのリンクが切れていた
ブロックエディターハンドブックの手順に従って開発環境の構築の確認を進めていたら、Node.jsのダウンロードに関するリンクが切れているのに気がつきました。(当然現在は修正済)
従来からフロントエンド開発でNode.jsを使っている身としては、別にスルーして問題ないところではありました。
しかし、せっかく気づいた人が話題を共有しなければ、このリンクは死んだままです。
個人的な話になりますが、WordPressのコミュニティイベントである WordCamp TOKYO 2023 にて、コントリビュート活動の意義や重要性に気づいたばかりでしたから、この小さな問題が初学者の学習の妨げになりうるのであれば見逃すべきではないと考えて、なんとかして問題をWordPressドキュメントの担当の方へ共有しなければと思った次第です。
より個人的な話を読んでくださる方は こちら
WordSlackのdocチャンネルで相談
とは言っても、誰にどのように声を掛ければ良いかがわからなかったので、ひとまずWordCampの際に勢いで参加したWordSlackのチャンネルに呼び掛ければ良いかなと考えて、こんな投稿を。
(WordSlackへの参加方法は こちら )
![](https://qiita-user-contents.imgix.net/https%3A%2F%2Fqiita-image-store.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com%2F0%2F331211%2F89172050-8f27-8de9-5319-298686d0988b.png?ixlib=rb-4.0.0&auto=format&gif-q=60&q=75&s=fac056a578dc0ab8c709914f0f57bdd5)
すると、WordPress Japanese Teamの @atachibana さんがお声がけくださり、ドキュメントの元となっているGitHubリポジトリの該当ファイルのリンクを送ってくださり、プルリクを送ってみて欲しいとのこと。
![](https://qiita-user-contents.imgix.net/https%3A%2F%2Fqiita-image-store.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com%2F0%2F331211%2F126ddb9f-99db-2524-7d23-b2ee4ca24203.png?ixlib=rb-4.0.0&auto=format&gif-q=60&q=75&s=5ffa5149731a57a1d367c986ea6ac323)
簡単なテキスト変更であればGitHub上のみでプルリク可能
現在のGitHubの軽い変更のコミットであれば簡単なもので、atachibanaさんご指示の通り、鉛筆アイコンをクリックして編集するとForkもブランチ分割もコミットも半自動的にやってくれました。
該当のリンクの部分の修正、リンク先のidの修正をコミットしてプルリクまで終了。
作業完了の報告をslackですると、atachibanaさんから協力者の名前一覧に私の名前も載せてくださるとのご報告が。
![](https://qiita-user-contents.imgix.net/https%3A%2F%2Fqiita-image-store.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com%2F0%2F331211%2F5d0993b5-2896-b4ae-ada2-dd98e078afa5.png?ixlib=rb-4.0.0&auto=format&gif-q=60&q=75&s=71a7e0c86f9d3d639b6a386ef691f7a3)
翻訳者になろうと意図してやったことではないですが、これが私の人生初めてのOSS活動、コントリビュートになったわけです。
WordPressのブロックエディタ開発を学習する方の妨げがこれで取り除けたのだと信じて、これからも積極的に自分が気づいたことは直していってみようかなと思います。