今回は機能仕様書について述べていこうと思う。
##テンプレート
会社の機能仕様書は見せられないが、機能仕様書のテンプレートはネット上に沢山あるのでそちらを参照していただきたい。例えば以下のリンクが参考になりそうだ。
https://biz.trans-suite.jp/9158
##ポイント
機能仕様書は「ユーザから見た仕様」について書く。プログラムなど詳細については次工程「詳細設計書」で書く。
##記入事項
大きく分けて以下の8つの項目がある。
- 表紙
- 改訂履歴
- 目次
- 用語説明
- システム
- 機能策定方針
- 機能概要
- 機能仕様
- 非機能仕様
10.データ仕様
それぞれの項目ごとに説明していく。
###表紙
表紙には「○○システム機能仕様書 ver1.0」と「所属部署や名前等の出どころ」を書く。
###改訂履歴
改訂履歴には「日付」「版(ver)」「改訂者の名前」「内容」を書く。
文字通り、いつ誰が改訂したのか履歴を残す。
###目次
説明するまでもないが、各項目とページ数を書く。
###用語説明
機能仕様書で使う用語の定義を綴る。
###システム
システムの概要や構成、環境を書く。
・概要 システムがどのようなシステムなのかを大まかに書く。
・構成 クライアントやサーバなどについて、どのように構成されているのか書く。
・環境 動作保証環境(OSのバージョンなど)や対応言語(python、java …)について書く。
###機能策定方針
エラーの扱い方について書く。例えば、どのエラーは処理を続行して、どのエラーは続行しないのかといったことである。(エラー以外にも記載事項はあると思うが、今回は触れない)
###機能概要
システムがどのような機能を持っているのか書く。
###機能仕様
機能概要で触れた機能などについて、より具体的な説明を行う。
###非機能仕様
機能仕様以外の仕様を書く。例えば性能や性能測定条件についてである。
##まとめ
機能仕様書は組織や人によって書き方が違うので、どれが正しいとは言えないが、
一例としてこの記事を参考にして頂きたい。
以上。