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Windows10の「アンドゥ(CTRL+Z)」問題の恐ろしさを最近になって本当に理解できた!

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はじめに

みなさんは、「アンドゥ(CTRL+Z)」をしてみても「何も反応しなかった」という経験はありませんか?そんな時は要注意です!

その時、みなさんの大切なファイルが、1つ消滅したかもしれないのです。

昔のニュース

「Windows10で、エクスプローラ上でアンドゥ(CTRL+Z)すると、直前の操作が無警告で取り消される。」というニュースが何年も前に流れましたが、今になって、本当の恐ろしさに気がつきました。

当時は「ふーん」としか思わず、ほとんど記憶にも残りませんでした。

アンドゥ(CTRL+Z)の作用

この動作は、エクスプローラの機能で実行した、「新規ファイルの作成」、「ファイル名のリネーム」、「ファイルの移動」、「ファイルの削除」などの操作が「取り消される」ことです。
他のアプリで作成したりコピーしたファイルには影響しません。

例えば「コマンドプロンプト」のコピー

copy a.txt b.txt

などで複製したファイルが削除されることは無い(実際に試して確認しました)が、
エクスプローラ上で複製(ファイル選択→Ctrl+C → Ctrl+Vや、右クリック→コピー→右クリック→貼り付け)する操作とか、マウスドラッグで移動した操作などが無警告で取り消されます(複製したファイルが消滅したり、移動したファイルが移動先から移動元へ戻る。)。

NASへの影響

ネットワークハードディスクへファイルやフォルダをコピーする操作も、アンドゥ(CTRL+Z)で取り消されました。(ネットワークハードディスクによっては、「trashbox」などのフォルダに移動される場合もあるでしょうが、気付かずその中身を削除してしまえば終わりです。)

エクスプローラを閉じても

この動作は、エクスプローラを閉じても中断せず、デスクトップ上でアンドゥ(CTRL+Z)しても同じ結果になります。Windowsを再起動するまで、何度でも過去の操作履歴を遡って、アンドゥ(CTRL+Z)の動作がどんどん実行されます。

その結果、別のアプリで作成した最も新しいファィルは残っているのに、その前にエクスプローラでコピー(複製)したはずのファイルが消滅(ごみ箱にも残らない)したり、移動先のファイルが消滅(移動元に戻る)したり、作成したフォルダが消滅(ごみ箱にも残らない)したりします。

ありそうな状況

ありそうな状況としては、普段、Windowsユーザーは、ブラウザとかテキストエディタとかエクスプローラとか、複数のアプリを同時に起動して、たくさんのウインドウが開いていることがよくあるでしょう。

そんな時、ふと、直前の操作を取り消そうとして「Ctrl+Z」を実行してみたら、「あれ?何も反応が無い...もう一度やってみるか...えいっ!...あれ?おかしいな?...もう一度、えいっ!...えいっ!えいっ!...」。

その直前には、ノートパソコンのタッチパッドにうっかり触れてしまっていたり、
プッシュ通知とかウイルスソフトの通知とかでウインドウのフォーカスがデスクトップに移動してしまっていて...

そんな時に、直前の操作を、意図せず取り消してしまっていることがよくあるのでは、と推測します。

警告を表示させる設定

なお、「Delete」キーでファイルを削除しようとした時に警告を表示させるよう設定することができるが、この警告は、アンドゥ(CTRL+Z)によるファイル削除には機能しません。

再起動しかない

つまり、Windowsをシャットダウンか再起動しない限り、何日前の操作でもアンドゥ(CTRL+Z)可能...なのだと思います。(試すのが恐いので試していないが、どなたか試してみてください。「休止状態」から復帰しただけでは、エクスプローラの操作履歴はクリアされず、複製しておいたテストファイルが消滅しました)

対策

Windowsでプログラミングや仕事している方は、自分が編集したファイルが行方不明になったり、編集前の状態に戻ってしまったりとかありませんか?
Windowsユーザーは、エクスプローラを使うたび、再起動するようにした方がいいかもしれません...

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