TTGO Tジャーナルカメラモジュール開発ボードOV2640(LilyGO製外部アンテナ付ESP32 Cameraボード)にArduinoでサンプルプログラムを微修正したものを書き込んでたら、ある時、正常に動かなくなってしまった。
(2021/2/22追記 はじめ)
「正常に動かなくなってしまった。」は誤りで
実際には、「......」表示が出続けてたのは、WiFi親機への接続待ち状態を表しており、その時、5GHzのSSIDに対して接続しようとしていたのが問題だった。
ただ、本手順は、あるバイナリイメージの書き込み手順としては使えるので このまま置いておく。
(2021/2/22追記 おわり)
USBシリアルでTeraTermで見ると
ずっと「......」表示が出続けます。何かをウェイトしている?
同じスケッチを3回 書き込み直しても同じ症状だった。
なんとか工場出荷状態に戻せたので、その手順を記す。
1.ダウンロードツールの入手
ESP32製造元のESPRESSIF Toolsで
Flash Download Tools (ESP8266 & ESP32 & ESP32-S2) をダウンロードする。
(2021年2月17日現在、V3.8.6 2020.04.26 が最新)
2.LilyGO TTGO ESP32の工場出荷時のバイナリイメージ取得
https://github.com/LilyGO/ESP32-Camera
にアクセスし、一式を取得する。
私の場合はGit GUIを用いて
https://github.com/LilyGO/ESP32-Camera.git
からクローンした。
3.Flash Download Toolの起動
先にダウンロードしたFlash Download Toolのzipファイルを解凍し
flash_download_tool_3.8.5.exe
を起動する。
「Developer Mode」ボタン押下。
「ESP32 DownloadTool」ボタン押下。
4.Flash Download Toolの設定
「2.LilyGO TTGO ESP32の工場出荷時のバイナリイメージ取得」で取得したファイル中の
bin/Config.jpg
がFlash Download Toolの設定のスクリーンショットなので
これを真似して設定する。
右下のCOMポート番号は そのまま真似せず、自分の環境に合わせて設定する。ボーレート(BAUD)はイジらない。
必要な全てのファイルは、bin/ フォルダ内に存在する。
左のチェックボックスにチェックを入れるのを忘れないこと。(私はチェックしないまま、Startボタンを押していた…)
5.バイナリイメージの書き込み
左下の「START」ボタン押下。
何分もしない内に「FINISH」と表示されるので終わり。
これで、リセットすれば(リセットボタン押下 か USBケーブル抜き挿し)
SoftAPモードで立ち上がり、OLEDにIPアドレスが表示される。
PCで無線LAN AP「TTGO-CAMERA」に接続後、webブラウザで同IPアドレスにアクセスしたら
ボードのカメラのプレビューが表示された。
めでたしめでたし。