はじめに
この記事は以下の記事の続きなので、先に読んでおくことをおすすめします。
Dockerを使ってDiscord Botを常設する #docker-compose - Qiita
ここでは、実際にDiscord Botを常設する場所として、ラズパイを使うこととします。
準備
まず、お手持ちのラズパイにOSをインストールしてください。インストール方法などは割愛しますが、Raspberry Pi OSを使うこととします。
次に、ラズパイにログインし、以下のコマンドでDockerをインストールします。
curl -sSL https://get.docker.com | sh
これによって、Dockerがインストールされます。
次に、dockerグループに入っておきましょう。これによって、sudoを使わずにdockerコマンドを使えるようになります。
sudo usermod -aG docker [Username]
[Username]には、自分のユーザ名を入れてください。
そして、任意のディレクトリに、上記の記事にあるような構成を立てます。
.
├── .env
├── docker-compose.yml
├── Dockerfile
├── requirements.txt
└── bot
└── main.py
この構成を作る方法としては、FTPソフトを使ってファイルをアップロードする方法や、ラズパイ上で直接ファイルを作成する方法、gitを用いてリモートからクローンしてくるなどがあります。
Docker関連ファイルの構成は上記の記事に書いてあるので割愛します。
最後に、イメージをビルドして、コンテナを立て、Botを起動します。
docker-compose build
docker-compose up
これによって、Botが起動しました。以下のコマンドで動作確認ができます。
docker ps -a
おわりに
これによって、ラズパイ上でDiscord Botを常設することができました。これで、ラズパイが止まるなどのトラブルがなければいつでもDiscord Botを使うことができます。
ラズパイをLANにつないでいれば、特にポート開放などの設定は必要ないようでした。
Discord Botは処理が軽いことが多いので、とりあえずラズパイを何かに使ってみたい、というときにはおすすめです。