この記事は?
上記の記事の内容を拙訳し、備忘録として残します。
最初にまとめ
- 新しいメンテナンスポリシーではリリースのメンテナンス期間が具体的に定められた
- (2024/10/15 (火) 時点で) Rails 7.0.x 以前のバージョンを使用している場合は、なるべく早く Rails 7.1.x 以降のバージョンに更新すること
新しいメンテナンスポリシー
メンテナンスポリシーの概要
Rails のサポートは、現在 3 つのカテゴリーに分かれている。
- 新機能
- Rails は 6 ヶ月ごとに新機能を含むバージョンをリリースすることを目指している
- バグ修正
- マイナーリリースはそのシリーズの最初のリリースから 1 年間、バグ修正がリリースされる
- 例えば、バージョン 1.1.0 が 2023/01/01 にリリースされた場合、2024/01/01 までバグ修正が行われる
- セキュリティ修正
- マイナーリリースはそのシリーズの最初のリリースから 2 年間、セキュリティ修正を受ける
- 例えば、バージョン 1.1.0 が 2023/01/01 にリリースされた場合、2025/01/01 までセキュリティ修正が行われる
現在サポート中のリリース
現在以下のリリースがサポートされている。
- 7.2.x
- バグ修正: 2025/08/09 (土) まで
- セキュリティ修正 2026/08/09 (日) まで
- 7.1.x
- バグ修正: 2024/10/01 (火) まで
- セキュリティ修正: 2025/10/01 (水) まで
- 7.0.x
- バグ修正: なし
- セキュリティ修正: 2025/04/01 (火) まで
- 6.1.x (メンテナンス終了)
- バグ修正: なし
- セキュリティ修正: なし
メンテナンスポリシーの重要な変更
- Rails 6.1.x メンテナンス終了のお知らせ
- Rails 6.1.x は 2024/10/01 (火) にメンテナンスが終了した
- 定期メンテナンスは終了したが、Rails 6.1.x のセキュリティ修正を 1 回追加する
- この追加のセキュリティ修正以降はこのバージョンのアップデートはリリースされない
- Rails 6.1.x を使っている場合は、できるだけ早くサポート対象バージョンへのアップグレードを強く薦める
- Rails 7.0.x バグ修正リリース
- 今月 (2024/10) 末、Rails 7.0.x の最後のバグ修正をリリースする予定
- このリリース以降、Rails 7.0.x のバグ修正はリリースされない
- Rails 7.0.x のセキュリティ修正は、これまでと同様 2025/04/01 (火) まで継続する
つまりどういうこと?
- Rails 6.1.x を使用している場合
- Rails が最後のセキュリティ修正をリリースする間に、できるだけ早くサポート中のバージョンに更新することが重要
- この追加リリース以降はアップデートが提供されなくなり、アプリケーションが脆弱になりうるので注意
- Rails 7.0.x を使用している場合
- 今月 (2024/10) 中に最後のバグ修正がリリースされる
- Rails 7.1.x および 7.2.x を使用している場合
- バグ修正とセキュリティ修正の両方を引き続き受け取ることができる