#無料のサーバーマネジメントツール
日本語情報は全くと言って出てこないオープンソース管理パネルaaPanelの説明書となります。
aaPanelは元々Pagoda panel(宝塔)として開発され(こちらも日本では無名)、
Pagoda panelの国際版としてaaPanelがリリースされました。
githubのスター数は本家pagodaが2400スター、aaPanelが580となっています。
cpanelの代替を探している方にもおすすめです。
aaPanelはLinuxとWindowsサーバーを簡単に構築できるマネジメントツールです。
ワンクリックで各種環境をインストール可能となり、その後のモニタリングやセキュリティ設定をGUIで設定可能です。
大きな特徴として、pagodaが中国語のみLinuxとWindowsの管理が行える。
aaPanelが英語対応ですが、Linuxのみとなっています。
aaPanelでは英語化されているのでここではaaPanelの導入方法を説明していきます。
#サーバー要件
オペレーティングシステム:CentOS / Ubuntu / Debian / Fedora / Deepin
512M以上(768M以上を推奨)
100M以上のハードディスク空き容量
クリーンサーバー(ApacheやNginxなどのサーバー環境はインストールしないでください)
aaPanel6.xバージョンはcentos7に基づいて開発されています。centos7.xを使用することをお勧めします
#インストールの流れ Linux
現在、aaPanelはDebian、Ubuntu、CentOSをサポートしています。
Debianの場合
wget -O install.sh http://www.aapanel.com/script/install-ubuntu_6.0_en.sh && bash install.sh
Ubuntuの場合
wget -O install.sh http://www.aapanel.com/script/install-ubuntu_6.0_en.sh && sudo bash install.sh
CentOSの場合
yum install -y wget && wget -O install.sh http://www.aapanel.com/script/install_6.0_en.sh && bash install.sh
インストールする際にいくつかのユーザー入力が必要です。
aaPanelインストールディレクトリを要求します/www。デフォルトでは、にインストールされています。ディレクトリを変更するには、「n」と入力します。その他、管理画面にSSLの導入をするかなどを聞かれますのでご自身の希望通り進めてください。
分からない場合はすべてyesで問題ないです。
#インストール後のログインの流れ
インストール完了後にログインURLとIDパスワードが表示されます。
https://xxx.com:8888/ランダム8文字の英字
ポートはデフォルトで8888となりますので、セキュリティ設定で8888ポートを事前に開放してください。
新しくインストールされたマシンにはランダムに8文字のセキュリティエントランス名が付けられます。
これはパネル設定でも変更できます。
このログイン情報を記録していないか覚えていない場合は、次の方法で解決できます。
解決策: SSHターミナルに次のコマンドのいずれかを入力して解決します
1.パネルエントリを表示:/etc/init.d/bt default
2.管理画面の入口を閉じる場合:rm -f /www/server/panel/data/admin_path.pl
#ログインパスワードを忘れた場合の対応方法(Linux)
次のコマンドを入力してパスワードをリセットします(コマンドの最後の「testpasswd」 を変更する新しいパスワードに置き換えます)
注:debianの場合/ ubuntuユーザー、root権限を持つアカウントを使用してこのコマンドを実行してください
cd / www / server / panel && python tools.py panel testpasswd
紫色のボックスは変更するパスワードです。
赤いボックスはパネルアカウントです。
#ログイン試行回数が上限に達してロックされている場合
以下のコマンドで解除可能です。
rm -f /www/server/panel/data/*.login
#インストール完了です!
管理画面に移動して直観的にサーバーを操作してみましょう!
初回、アクセス時にワンクリックインストールで環境を一気に構築することも可能です。
バージョンや環境を指定可能で、ワンクリックインストールを進めた場合は以下のように自動で環境構築が開始されます。
#管理コマンド一覧
##管理機能
####停止
service bt stop
####開始
service bt start
####再起動
service bt restart
####アンインストール
service bt stop && chkconfig --del bt && rm -f /etc/init.d/bt && rm -rf /www/server/panel
####現在の管理パネルのポート番号を確認する
cat /www/server/panel/data/port.pl
####ポート番号を変更する例 8881 (CentOS6 ポート番号8881に変更する例)
echo '8881' > /www/server/panel/data/port.pl && service bt restart
iptables -I INPUT -p tcp -m state --state NEW -m tcp --dport 8881 -j ACCEPT
service iptables save
service iptables restart
####ポート番号を変更する,例 8881(CentOS 7 ポート番号8881に変更する例)
echo '8881' > /www/server/panel/data/port.pl && service bt restart
firewall-cmd --permanent --zone=public --add-port=8881/tcp
firewall-cmd --reload
####MySQLマネージャ(root)のパスワードを強制的に変更,例 123456
cd /www/server/panel && python tools.py root 123456
Change control Panel login password,e.g. 123456
cd /www/server/panel && python tools.py panel 123456
####サイト構成の場所
/www/server/panel/vhost
####Delete banding domain of control panel
rm -f /www/server/panel/data/domain.conf
####Clean login restriction
rm -f /www/server/panel/data/*.login
####コントロールパネルの認証IPを表示
cat /www/server/panel/data/limitip.conf
####アクセス制限の停止
rm -f /www/server/panel/data/limitip.conf
####ドメインパーミッション確認
cat /www/server/panel/data/domain.conf
####コントロールパネルのSSLをオフにする
rm -f /www/server/panel/data/ssl.pl && /etc/init.d/bt restart
####コンパネエラーログ
cat /tmp/panelBoot
####データーベースエラーログ
cat /www/server/data/*.err
####Site Configuration directory(nginx)
/www/server/panel/vhost/nginx
####Site Configuration directory(apache)
/www/server/panel/vhost/apache
####サイトデフォルトディレクトリー
/www/wwwroot
####データベースバックアップディレクトリー
/www/backup/database
####サイトバックアップディレクトリー
/www/backup/site
####サイトログ
/www/wwwlogs
#Nginx
####nginx installation directory
/www/server/nginx
####Nginx起動
service nginx start
####Nginx停止
service nginx stop
####Nginx再起動
service nginx restart
####Nginxリロード
service nginx reload
####nginx設定
/www/server/nginx/conf/nginx.conf
#Apache
####apache installation directory
/www/server/httpd
####Apache起動
service httpd start
####Apache停止
service httpd stop
####Apache再起動
service httpd restart
####Apacheリロード
service httpd reload
####apache設定
/www/server/apache/conf/httpd.conf
#MySQL
####mysql installation directory
/www/server/mysql
####phpmyadmin installation directory
/www/server/phpmyadmin
####Data storage directory
/www/server/data mysql
####Start
service mysqld start
####Stop
service mysqld stop
####Restart
service mysqld restart
####Reload
service mysqld reload
####mysql Configuration
/etc/my.cnf
#FTP
####FTPインストールディレクトリ
/www/server/pure-ftpd
####FTP開始
service pure-ftpd start
####FTP停止
service pure-ftpd stop
####FTP再起動
service pure-ftpd restart
####FTP設定
/www/server/pure-ftpd/etc/pure-ftpd
#PHP
####phpインストールディレクトリ
/www/server/php
####PHP開始(PHPバージョンに置き換えてください, 例 service php-fpm-54 start)
servicephp-fpm-{52|53|54|55|56|70|71} start
####PHP停止(PHPバージョンに置き換えてください, 例 service php-fpm-54 stop)
service php-fpm-{52|53|54|55|56|70|71} stop
Restart(PHPバージョンに置き換えてください, 例 service php-fpm-54 restart)
service php-fpm-{52|53|54|55|56|70|71} restart
Reload(PHPバージョンに置き換えてください, 例 service php-fpm-54 reload)
service php-fpm-{52|53|54|55|56|70|71} reload
PHP設定(PHPバージョンに置き換えてください, 例 /www/server/php/52/etc/php.ini)
/www/server/php/{52|53|54|55|56|70|71}/etc/php.ini
#Redis
####redisインストールディレクトリ
/www/server/redis
####Redis開始
service redis start
####Redis停止
service redis stop
redis Configuration
/www/server/redis/redis.conf
#Memcached
####memcached installation directory
/usr/local/memcached
####Memcached開始
service memcached start
####Memcached停止
service memcached stop
####Memcached再起動
service memcached restart
####Memcachedリロード
service memcached reload