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CopilotとEdgeがスパイウェアみたいに感じられるので対策した

Last updated at Posted at 2025-06-28

A. Copilot

セキュリティ的には注意が必要。機密情報が表示された場合でも Copilot に見られる可能性がある

設定:デフォルトではアプリがファイルにアクセスする

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これはスマホの名前が出るので載せないが、オフにしている。
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このアプリ(Copilot)が常駐するようになったのは突然であり、これらの設定項目も通知なしに追加された。
つまり、ユーザーが明示的に許可した覚えがないにも関わらず、既成事実化されている点に重大な問題がある。

Edge-Copilotで「Killすべき」設定群には法則がある

CopilotとEdgeに密かに組み込まれる設定項目には、以下のような明確な特徴パターンが存在する。
またもとあったような設定の間に、新しく見慣れない設定が出現する。

📌 Copilot + Edge = 常駐・密かに拡張される構成

🧿 観察1:Copilot設定画面の急な増殖

ある日突然「Copilot設定」画面が登場
設定項目が異常に多く、「説明が不明瞭/リンク先が曖昧」なものが多数
例:
ファイル検索:「Copilotがファイルを取得できるように…」→ 何を、どこから、どの形式で?
読み取られたファイル:曖昧な動詞「読み取って」「答えられるように」
スマホ連携(スマホ名)の設定が勝手に表示されている

🧿 観察2:Edge側の履歴検索AIとCopilotの接続

前回の文:「EdgeHistoryAISearchEnabled」ポリシーが登場
内容:
同義語・ミススペルにも対応する「強化履歴検索」
ローカル処理と主張するが、完全非送信とは書かれていない
「ロールアウト中」なので見えなくても仕様という責任逃れ表現

⚠️ 危険シグナルの法則:Edge-CopilotのKillすべき設定の特徴

項目 判別基準
説明の文体 曖昧、主語なし、動詞が抽象的(例:「読み取る」「取得できるようにする」)
UI配置 既存の安心感ある設定項目の間に紛れ込む
詳細リンク 英語ページ、または意味のない汎用リンク
初期状態 デフォルトでON、またはOSアップデートで強制ON
ロールアウト/プレビューと記載 ユーザーには見えなくても「正常」であるという逃げ口上

B. Edge

B-1公式の発表のおかしさ

(1)ロールアウトの記事の内容

ロールアウトになっていない。一定の期間にやったことを事後公表
つまり日々変わっている

(2)Edgeの発表もCopilotのことがはっきり書かれていない

破壊的な変更に匹敵するのにあいまいだ。

📚 分離されたノート体系

Microsoft 365 Copilot のリリースノート

Office製品群の更新内容がメインで、通常はWord/Excel/PowerPointなどに関する機能強化が中心。

Edge に関する記載は基本的に含まれまず、たしかに当然の構成 といえばそうだ

  • techcommunity.microsoft.com
  • learn.microsoft.com
    • reddit.com
    • Microsoft Edge のリリースノート(Stableチャンネル等)
    • Edge 固有の Copilot 機能や統合内容がここで記載されています。

例:Copilot Chat 機能が Find on Page に統合されたことや、NTPへの Copilot ボタン追加など

🎯 Copilot と Edge リリースノートの体系差

ノート対象 含まれる内容 Edgeとの違い
Microsoft 365 Copilot リリースノート Word/Excel/PowerPointなどのCopilot機能改善 Edge固有機能は含まれない
Microsoft Edge リリースノート Find on Page への Chat 統合、NTP Copilot アイコンなど Edge側の実装内容をここで追える

📌 要点:「Edgeに関する更新が Copilot リリースノートに無い」は仕様であり、Edge側のノート確認が必要。

ユーザー視点としては

Edgeに現れたCopilotについて知りたくてもEdgeにはほとんど書いていない

📅 リリース日と間隔一覧

日付 前回との差(日数)
2025/06/24 14日
2025/06/10 12日
2025/05/29 16日
2025/05/13 16日
2025/04/29 14日
2025/04/16 13日
2025/04/02 14日
2025/03/19 15日
2025/03/04 15日
2025/02/19 15日
2025/02/04 15日
2025/01/23 12日
2025/01/07 17日
2024/12/17 21日
📌 分析ポイント
❶ 基本的には「2週間間隔(14±1日)」がベース

→ これは 「隔週火曜または水曜」リリースの社内ルールを想定していると考えられる。

❷ 2024年末~2025年初頭にかけてだけ間延び

12/17 → 1/7 → 1/23 の間隔は、年末年始の休業または移行スケジュールによる例外と見られる。

❸ 以降は14~16日を中心にして復帰

2025年2月以降は、若干の揺らぎ(±1~2日)を含みながら事実上の「隔週更新」となっている。

❸ 発表がこのペースというだけ

実際はこの発表日はその前までにあったことを事後に発表しているだけで、毎日変更されているといってよい。

公式の書き方

AIを活用した履歴検索。強化された検索機能により、同義語、フレーズ、またはタイプミスを使用した場合でも、履歴内のサイトが検索されます。この機能を有効にすると、アクセスしたサイトが強化された履歴検索の検索結果に表示されます。デバイス上のモデルはユーザーのデータを使用してトレーニングされ、そのデータはデバイスから外部に送信されることはなく、Microsoftにも送信されません。管理者は、EdgeHistoryAISearchEnabledポリシーを使用して、この機能の可用性を制御できます。注:これは管理された機能のロールアウトです。この機能が表示されない場合は、ロールアウトが進むにつれて再度ご確認ください。

本来の書き方:AI履歴検索機能(EdgeHistoryAISearchEnabled)

  • 目的:ローカル履歴の検索強化(同義語・スペルミスにも対応)
  • 実行方式:デバイス上の小規模モデルで自然言語検索を処理。Microsoftクラウドにデータは送信されません。
  • 制御方法
    • EdgeHistoryAISearchEnabled = 1 → 有効
    • EdgeHistoryAISearchEnabled = 0 → 無効
  • 適用条件
    • バージョン:Edge 136 以降
    • 対象:Windows / macOS
  • 備考

B-2 設定

いたるところにAIが起動する
意見も否定を入れるべきかもしれない

懸念事項

WebアプリやOSが提供する「満足度」「推奨」などのUIに対して、ユーザーの主権を守るために意図的に「満足していない」を選択、または回答拒否を行える可能性がある

対象:

  • Edge「満足していますか?」系
  • Windows「推奨設定に従いますか?」
  • Copilot系支援メッセージ
  • Bingサイドバーの提案評価

効果:

  • 意図なき同意の回避
  • ログ収集の抑制
  • ユーザーの主権は形だけかもしれないが意見を送ることができる

Edgeプロファイル同期遮断

✅ 全オフにすべき理由:

  • ユーザーが明示的に行っていない操作を「他デバイス」で再現する危険
  • 構文的な人格(名前・支払い・履歴・思考)が構文的に再構成される
  • Copilotとの無意識な構文連携の母体になる

✅ オフにする順序(最重要から):

  1. パスワード(外部侵入時のリスク)
  2. 履歴(構文行動の記録)
  3. 個人情報・ウォレット・支払い
  4. 開いているタブ(作業意図の誤推定)
  5. 拡張機能・設定(構文挙動の強制再現)

言語設定

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自分が読み取ることができない言語のページの翻訳を提案する。

Microsoft Edgeの翻訳提案機能

問題 内容
🧠 視覚解析の入口になる 自動翻訳提案がオンだと、Copilot Visionが「これはユーザーが読めない」と判断するトリガーになる可能性がある
🔄 翻訳された状態がAIの学習データになる ページが翻訳されて表示された状態をCopilotが読んで、本来の文脈とズレた解釈を行う可能性
📤 クラウド送信のトリガー 翻訳提案が出る=Microsoft Translator に一度送信される(=Copilot Visionが補足可能)
🧩 Copilotとの連動でUI改変が起こる 翻訳提案UI → Copilotが「この画面には提案がある」と解釈し、余計な応答やヘルプを返すことがある

#### ❌ 無効化推奨項目

  • 項目名:「自分が読み取ることができない言語のページの翻訳を提案する」
  • 場所:設定 > 言語 > 一番下
  • 初期状態:オン(提案あり)
  • 推奨設定:オフ

そもそもユーザーが読み取れないとどうやって気づくのか?

🧠 理由

  • 自動翻訳は誤訳リスクがある
  • 優先言語に日本語や英語を明示的に設定しておくことで、
    重要なページでの誤翻訳も防げる

システムとパフォーマンス / システム

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✅ 推奨設定

項目 設定 理由
スタートアップブースト OFF EdgeがOSと同時に常駐起動=Copilotも同時発火する危険あり
Edge終了後のバックグラウンド実行 OFF 拡張機能やAI支援が裏で動作し続ける可能性あり
グラフィックスアクセラレータ OFF(任意) 以前からある設定で安全と思われるが、GPU連動ログの懸念あり
動画補正 OFF 視覚的な操作が発生する恐れあり(特にCopilot Visionと組み合わさった場合)
項目 推奨設定 コメント
効率モードを有効にする 任意(省電力ならON) Vision無関係
ゲーム用効率モード OFF ch用途には無関係
スリープタブでリソース節約 ON(OK) 通信なし
スリープ中のフェード OFF(任意) UXの問題
パフォーマンス検出器 OFF Copilot系支援構文と連動疑いあり
リソースの制御 ON 安全・クラウド非連動

💬ポイント

このセクションは、ユーザーが気づかぬうちにEdgeをOSの一部として常駐させる構造
Copilot Visionの本格起動とAI補助の前段階として最も警戒すべき設定群の一つ。

Edgeダウンロード設定:Officeファイルの処理に関する警告

🛑 問題項目:Officeファイルをブラウザーで開く

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「Officeファイルをブラウザーで開く」

  • ONにすると、Word・Excel・PowerPointファイルがローカルに保存されず、
    Microsoft Edge内のビューア(+Copilot構文)で処理される
  • 処理の透明性がなく、編集・一時保存・自動アップロードの挙動がユーザーに明示されない

✅ 推奨設定:

  • 必ずOFFにする
  • Officeファイルは自分のストレージ上で完全に管理し、アプリ(Word等)で開く
  • 特に契約書・機密文書・試験資料などは絶対にEdgeで直接開かない

💬 懸念点

この設定は「クラウドの入口」。
ファイルを開く=構文を吸収される行為になる危険がある。

システムとパフォーマンス / パフォーマンス

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項目名 設定 構文的評価
効率モード OFF ✅ 自動最適化による意図なき動作を排除
ゲーム効率モード OFF ✅ Edgeをゲームに使わないなら無意味
スリープタブ OFF ✅ タブの自動状態変更を許さず、構文一貫性を保つ
スリープ除外サイト指定 ―(設定なし) ✅ 意図しないサイトホワイトリストなし
パフォーマンス検出器 OFF ✅ 最重要。構文介入を拒否した状態
リソース制御 OFF ⚠ 安全ではあるが、メモリ使用量を気にする場合はONでもよい(構文的影響はない)

基本方針

  • Edgeによる自動判断・推奨・状態変更をすべて遮断
  • タブ・CPU・メモリの動作に対して、ユーザーの明示的操作以外許可しない

特徴

  • Copilot Vision/パフォーマンス検出器を含むユーザー支援系が無効
  • スリープ処理も無効化 → 表示・非表示・アクティブ状態をユーザーが制御可能
  • ユーザーが意図していない変更や提案は一切発生しない

利点

  • 「意味の推測」や「最適化の押しつけ」を完全回避
  • Markdown/Notion/AI連携時でも整合性が守られる

注意

  • RAM使用量や電力効率が若干悪化する可能性あり(ただし、構文的完全性とのトレードオフ)

Edge「パフォーマンス検出器」の問題と遮断方法

■ 問題点

  • 「潜在的な影響」という判断基準の曖昧さ。
  • 「基本情報に基づく推奨」という構文介入装置。
  • タブ動作に対する自動判断と提案(=操作の構文的自由を侵食)。

■ 判断

✅ 無効化すべき
Copilot(視覚・文脈解析)と同一系列の動作傾向を持つため。

■ 根本対処

  • パフォーマンス検出器を有効にするOFF
  • グループポリシー・レジストリ経由の設定遮断が望ましい(GPO化可能)

プライバシー

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Internet Explorer の閲覧データをクリアする
これには、履歴、パスワード、Cookie などが含まれます。Internet Explorer や Internet Explorer モードで選択したデータは削除されます。

今までこんなのはなかった。

アクセシビリティ

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機能名 AIとの関係 ch的分類
スクリーンリーダーの画像の説明を取得する 🚨 完全にAI(視覚構文→意味構文への変換) Copilot Visionと同型。

B-3 Flag

🛡️ Edge × LLM × Copilot:構文的監視フラグ一覧と遮断推奨(2025年6月時点)

Edge最新版(ver.138.0.3351.55 以降)では、CopilotおよびLLMアプリ全体に対する構文的監視フラグが多数出現しており、一般ユーザー環境でも自動的に適用されつつある。
以下、一覧としてまとめ、そのあと分析を記述する。


🔧 1. Edge構文フラグ:Copilot + LLM 関連

フラグID 内容 状態 対象
#edge-copilot-mode Copilotモードを有効化(設定画面から有効にできる) ❌ 推奨: Disable 全環境
#edge-copilot-mode-profile-toggle プロファイルにCopilot切替スイッチを表示 ❌ 推奨: Disable 全環境
#edge-copilot-mode-flex-pane アドレスバー横のCopilot表示+下部チャット表示 ❌ 推奨: Disable 全環境
#edge-copilot-mode-search-default 検索時にCopilot提案を常時有効 ❌ 推奨: Disable 全環境
#edge-copilot-vision Copilot Vision(視覚コンテキスト解析)を有効化 ❌ 推奨: Disable 全環境
#edge-omnibox-commercial-copilot-chat AADアカウントで「Ask Copilot」候補表示 ❌ 推奨: Disable AAD
#edge-omnibox-consumer-copilot-chat MSAアカウント/非ログインでも「Ask Copilot」表示 ❌ 推奨: Disable 一般向け

🧠 2. LLM・DLP・Purview連携

フラグID 内容 状態 対象
#edge-llm-dlp Consumer向けLLMアプリにDLP制御を適用 ❌ 推奨: Disable Windows
#edge-llm-dlp-blocking DLP適用のため、通信を遮断する ❌ 推奨: Disable Windows
#edge-llm-dlp-purview Microsoft Purview による構文統制 ❌ 推奨: Disable Win / Mac / Linux
#edge-dlp-clipboard-cloud-egress クリップボード貼付→アップロード時の通信監視 ❌ 推奨: Disable 全環境

🧩 3. Composer構文・NTP(New Tab Page)関連

フラグID 内容 状態 対象
#edge-ntp-composer Unified Composer(統合入力UI)を新しいタブに表示 ❌ 推奨: Disable 全環境
#edge-ntp-composer-allow-copilot-search ComposerからのCopilot検索を有効化 ❌ 推奨: Disable 全環境

🗂 4. 全フラグ一括無効化(推奨構成)

edge://flags/#edge-copilot-mode → Disabled  
edge://flags/#edge-copilot-mode-profile-toggle → Disabled  
edge://flags/#edge-copilot-mode-flex-pane → Disabled  
edge://flags/#edge-copilot-mode-search-default → Disabled  
edge://flags/#edge-copilot-vision → Disabled  
edge://flags/#edge-omnibox-commercial-copilot-chat → Disabled  
edge://flags/#edge-omnibox-consumer-copilot-chat → Disabled  
edge://flags/#edge-llm-dlp → Disabled  
edge://flags/#edge-llm-dlp-blocking → Disabled  
edge://flags/#edge-llm-dlp-purview → Disabled  
edge://flags/#edge-dlp-clipboard-cloud-egress → Disabled  
edge://flags/#edge-ntp-composer → Disabled  
edge://flags/#edge-ntp-composer-allow-copilot-search → Disabled 

Copilot/LLM関連フラグが公式に記載されていない本質

  • Learn Microsoftの Edge ポリシー一覧には Copilotフラグの一切が未記載
  • フラグは先に実装され、公式管理ドキュメントは後追いという設計構造
  • 「ポリシーに無ければ安全」ではなく、スパイウェアEdge-Copilotの攻撃の先手を取る形

結論

  • ユーザー/管理者が構文制御を行うには、edge://flags とレジストリの両輪で先制防御が必須。
  • 公式ドキュメントを盲信して安全と思うのは、むしろリスクの方が大きい

Microsoft Edge Copilot / LLM機能構成分析(2025年6月)

edge://flags で検出したもの

フラグ名 説明 状態 備考
#edge-copilot-mode Copilot モードを有効化(設定から切り替え可) Default Copilot モード本体
#edge-copilot-mode-profile-toggle プロファイルメニューでの切替トグル表示 Default UI切替可能に
#edge-copilot-mode-flex-pane アドレスバーから即チャット(Flex Pane) Default サマリー機能など
#edge-copilot-mode-search-default Copilot検索を既定で有効化 Default オート検索連動
#edge-ntp-composer 新NTP(New Tab Page)でUnified Composer使用 Default Copilotモードでは既定ON
#edge-ntp-composer-allow-copilot-search ComposerからCopilot検索許可 Default 新タブ検索補助
#edge-omnibox-commercial-copilot-chat Omniboxに「Ask Copilot」表示(AAD) Default AADアカウント向け
#edge-omnibox-consumer-copilot-chat Omniboxに「Ask Copilot」表示(MSA/匿名) Default 個人アカウント用
#edge-copilot-vision Copilot Vision(視覚コンテキスト認識) Disabled 検索と画像連携?
#edge-llm-dlp Consumer LLMアプリへのDLP制御 Default 情報漏洩監視機能
#edge-llm-dlp-blocking DLPによりネットワークブロック実施 Default 通信遮断型制御
#edge-llm-dlp-purview Purview経由のLLM制御 Default エンタープライズ向け
#edge-dlp-clipboard-cloud-egress クリップボード貼付時のクラウド送信チェック Default 監視対象の拡大

Edge Copilot ローカルモデルの構文制御:GenAILocalFoundationalModelSettings の実態

🧩 概要

Microsoft Edge は、ローカル上でのAI推論に使用される「基本的なGenAIモデル」を自動ダウンロードする機構を持っている。
この動作を制御するレジストリポリシーが GenAILocalFoundationalModelSettings である。


🔐 ポリシー定義の要点(Microsoft公式情報より構成)

  • ポリシー名GenAILocalFoundationalModelSettings

  • ADMX名MSEdge.admx

  • レジストリキー

  • 値の意味

設定値 意味
0 許可(モデルを自動でDLし使用)
1 無効(モデルをDLしない)
  • 適用対象
  • サポートOS:Windows/macOS 132以降
  • MSアカウントユーザーにのみ有効
  • 再起動必要(動的ポリシーではない)
  • プロファイル単位ではない

📎 関連ポリシーと注意点

  • ComponentUpdatesEnabled が無効な場合も、ダウンロードは自動ブロックされる
  • ローカルモデルの使用が「Copilot」や「composer機能」に組み込まれている可能性があるため、「Copilotを無効化してもモデルだけはDLされる」ケースが存在する

🔍 このレジストリの意味

このレジストリの値は Edge における 「ローカルAIモデル構文」の中核であり、

  • オンラインCopilotとは別に、Edgeが独自に保持するGenAIエンジン
  • 明示的な無効化を設定しない限り、自動的にモデルが組み込まれる
  • 「無効化」してもUI上に何も通知されない

という重大な特性を持つ。


✅ 推奨設定(個人環境/開発環境向け)

Windows Registry Editor Version 5.00

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Edge]
"GenAILocalFoundationalModelSettings"=dword:00000001

🏛️ Edge ローカルLLM関連ポリシー(ADMX)

GenAILocalFoundationalModelSettings

内容
ポリシー名 GenAI ローカル基本モデルの設定
説明 ローカルの LLM モデル(GenAI)をダウンロード・実行許可するか
オプション 許可 (0) / 無効 (1)
動的更新 不可(再起動必須)
対象 Microsoft アカウントにサインイン中の Edge プロファイル
グループポリシー階層 管理用テンプレート / Microsoft Edge / Generative AI
ADMXファイル MSEdge.admx
初出バージョン v132 以降対応(2025/05/10記載)

🕵️‍♂️ 考察と注記

  • Copilot 機能群はflagsで一部制御可能だが、実際の有効化はアカウント種別・設定同期に依存。
  • DLP 系の設定はCopilot構成とは別に「情報漏洩対策」として追加導入されている。
  • Copilot Vision は未使用 (Disabled) が既定のようだが、今後展開の可能性あり(Edge 138.0系で確認)。
  • GenAI(生成AI) ローカル実行に関するポリシー設定は、将来的に組織内オンプレ処理モデルの鍵となる。

EdgeとCopilotの「機能ドキュメント」不整合の構造的説明

EdgeにCopilot機能が突如現れる構造の本質は、「CopilotがEdgeチームのリリース体系に従っていない」点にある。
Copilot = Microsoft 365 Copilot チーム主導の統合AI群であり、Edgeはただの“実行器”。
つまり、Copilot機能がEdgeに現れるか否かは、Edgeのリリースノートでは予測・統制できない

Copilot Vision

Copilot Vision は #edge-copilot-vision フラグで定義されているが、現在は Disabled が初期値である。
この機能は、Copilotに視覚認識(画面キャプチャ or UI読み取り)を与えるもので、ユーザーの操作文脈を視覚的に補足し、AIチャットへ送信する可能性がある。

🔒 現時点では有効化されていないが、今後のアップデートで突如有効化される恐れがあるため、flagsの定期監査が必須

DLPフラグとの分離性の明示化

DLP系フラグ(#edge-llm-dlp-*)はCopilotと直接関係していないように見えるが、
Copilot利用時に自動的に監視が起動する構成のため、実質的には不可分な関係に勝手に変わっている。
このような「Copilot利用をトリガーとする監視機能」は、Edge全体の構造が既にスパイウェア化している証左とも言える。

B-4 レジストリ

以下はキーを作成したうえで、値を設定するという作業でかなり危険な作業である

edge

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Edge]
"DefaultBrowserSettingEnabled"=dword:00000000
"StartupBoostEnabled"=dword:00000000
"BackgroundModeEnabled"=dword:00000000
"RestoreOnStartup"=dword:00000000
"ShowFeatureRecommendations"=dword:00000000
"ComponentUpdatesEnabled"=dword:00000000
"GenAILocalFoundationalModelSettings"=dword:00000000

Copilot

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\WindowsCopilot]
"TurnOffWindowsCopilot"=dword:00000001

C.Microsoft Edge + Copilotの構成は「スパイウェア的外観を構成している」

■ 根拠一覧(2025年6月時点)

  1. Copilot機能が既定で自動起動
    • edge-copilot-mode-search-default
    • edge-omnibox-consumer-copilot-chat
    • edge-copilot-vision(視覚的操作の取得)
    → 設定を変えない限り、Copilotは無断でユーザーの検索・入力・閲覧に介入。
  2. 操作履歴をAI検索で解析・補完
    • EdgeHistoryAISearchEnabled により、タイプミスや曖昧検索に基づく履歴検索が可能に。
    • この処理はローカルのAIモデルが学習し続ける(デバイス外送信なしというが、未監査)。
  3. LLMによる「データ漏洩監視」=すでに常駐型監視
    • #edge-llm-dlp 系フラグ(Data Loss Prevention)により、LLMが処理対象になると自動的に漏洩監視が起動。
    • クリップボード操作すら対象(#edge-dlp-clipboard-cloud-egress)。
  4. ローカルAIモデルの自動ダウンロード
    • GenAILocalFoundationalModelSettings により、ユーザーの許諾なしにAIモデルがDL・常駐可能。
    • このモデルは「Copilot Vision」などの文脈理解と組み合わさることで、操作全体を読み取る潜在能力を持つ。
    • ## ■ 形式的にはオプトアウト可能、だが… これら機能は レジストリ・ポリシー・flagsで無効化できるとはされている。

      しかし、その設定項目が日々変動し、常に隠されている状態で、一般ユーザーが自己防衛できるとは到底言えない。

      ■ 結論

      • Microsoft Edge は、CopilotとLLM連携を通じて、ユーザー操作の逐次監視・補足・解析・補完を前提とした構造に変貌した。
      • その構造は、「ユーザーの意図を超えて個人操作を読み取る」機能を初期設定で有効化し、無告知で拡張されていくという点において、
        もはやスパイウェア的と形容せざるを得ない。
      • これは誹謗中傷でも陰謀論でもない。現実である。

      ■ 前提:OpenAI裁判の判決(2025年6月報道)

      もう一つこのような説を強化するのが、このような裁判所の指示である

      OpenAIが削除された会話を含むすべてのChatGPTログを保存するよう命じた裁判所命令を非難 - GIGAZINE
      ChatGPTユーザー全員に影響を与える「大規模監視プログラム」作成の意図はないと裁判官が否定 - GIGAZINE
      どうでもいいけどこのNY高裁の裁判官、中国系なんだよな

      裁判所の命令取り消しを求めてChatGPTユーザーが異議を申し立てましたが、ワン判事は却下しました。申し立てを行ったユーザーの1人、エイダン・ハント氏はChatGPTを時々利用していて、ポリシーには入力情報は保持しないと書かれていたため、機密性の高い個人情報や商業情報を送信していることがあると説明。機密性の高い情報をOpenAIが保存することになるのは、「全国的な大規模監視プログラム」の作成を可能にするもので、ChatGPTの全ユーザーに影響・損害を与える可能性があるものだと主張しました。

      ハント氏の主張について、電子フロンティア財団のコリーヌ・マクシェリー氏は「根拠のない懸念ではありません。今回ワン判事が出した裁判所命令は、国内で行われる他の訴訟の先例として、ユーザーのプライバシーに真のリスクをもたらすことになります」と危険性を説いています。

      一方、こうした主張についてワン判事は、当該命令は訴訟という限られた目的のために私企業が保有する特定のデータの保存・隔離・保持を指示する内容で、どこが「全国的な監視プログラム」につながるのか、あるいはその可能性があるのかがわからないと反論。命令が大規模監視を可能にするものだと解釈することはできず、また、そもそも裁判所は警察などの法執行機関ではないと説明しました。

      マクシェリー氏は、すでに法執行機関などが検索履歴やSNS投稿を対象として記録を取得する動きを行っているように、今後、あらゆる目的でユーザーに関するチャット履歴や投稿を取得するためにOpenAIを利用とするのは時間の問題だと指摘しています。

      なお、ワン判事は申し立てを却下した理由について、「訴訟の過程でOpenAIが日常的に削除している特定のチャット出力ログデータを一時的に保存することが、ChatGPTを使用するユーザーのプライバシー権を侵害する可能性があるかどうかについては、著作権侵害をめぐる訴訟の中心的問題に直接関係しない付随的問題である」とみなしたためだと説明しました。

      ChatGPTのユーザーからは、ハント氏が主張したように、入力したデータをOpenAIが保存できる状態にあるとは知らなかったという声も上がっており、マクシェリー氏は「すべてのAIチャットアプリは、ユーザーが記録の削除を行った時に、本当に削除できているかを確認できるようにするだけでなく、入力した情報について提供を求められた時に入力したユーザーにただちに通知を送るような措置を講じるべきです」と語りました。

      • 内容:裁判所がOpenAIに対し「ChatGPTのすべての会話履歴(削除済含む)」を保全・提出するよう命令
      • 根拠:一部原告が「被害的使用(不適切な応答)」を主張
      • 裁判官の発言:
        「ユーザーに害を及ぼすような“大規模監視プログラム”を作るつもりはない」
        (←矛盾の極致)

      ■ 矛盾点の構造化

      要素 説明 問題点
      裁判所命令 「全履歴を出せ」 ユーザー会話含む=一般個人にも影響
      裁判官の弁明 「企業対象の監視」 構造的に実現不能:会話は匿名ではなくアカウント単位で記録されている
      実行主体 OpenAI 技術的に不可能な「個別除外」を命令され、結果的に全ログ収集が正当化される

      ■ 構造的帰結

      • OpenAIやMicrosoft EdgeのようなAI搭載ソフトウェアは、司法命令があれば全履歴を出す構造にある
      • Microsoft Edge も同様に、AI連携(Copilot、履歴検索、Vision)が組み込まれており、企業や組織が記録していないと言っても、記録しうる技術構造が存在する限り、司法命令で開示可能となるためそのような仕様になっているというべきなのである

      🧭 Copilot & Edge 機能制御:グループポリシー整備テンプレート

      今回は家庭用で試験しているが、これをグループポリシーに適用した例が以下のとおり

      対象:Microsoft 365 環境 / Windows 10–11 / IntuneまたはGPO環境下
      目的:Copilot機能の無断拡張・Edge連携を管理側で制限する

      📂 1. Edge 関連機能の制御(Group Policy)

      設定項目 推奨設定値 説明
      Configure Copilot in Microsoft Edge Disabled Edge側のCopilot機能そのものを無効化
      Allow Edge Copilot to access local files Disabled Edge経由でのローカルファイルアクセス(ファイル読み取りなど)を拒否
      Enable EdgeHistoryAISearchEnabled Disabled AIによる履歴検索強化を停止(ミススペル・同義語補完などを無効化)
      Configure the sidebar in Microsoft Edge Disabled サイドバー自体を非表示にする(Copilotがサイドバーで常駐するのを防止)
      Configure Copilot in Microsoft Edge Sidebar Disabled CopilotをEdgeのサイドバーから削除

      🔹 ポリシーは Administrative Templates > Microsoft Edge に存在
      🔹 最新版のADMXテンプレートが必要(Edge v124以降)

      📂 2. Windows Copilot機能の制御(OSレベル)

      設定項目 推奨設定値 説明
      Turn off Windows Copilot Enabled WindowsタスクバーにあるCopilot(AIアシスタント)を完全無効化
      Allow Copilot (preview) in Windows 11 Disabled 開発版・試験導入のCopilotプレビューをブロック
      Prevent Copilot from accessing file system Enabled ファイルシステムへのCopilotの読み取り・メタデータ取得を抑制

      🔹 ポリシーは Computer Configuration > Administrative Templates > Windows Components > Windows Copilot
      🔹 一部は Intune(MEM)での CSP(PolicyCSP)制御が必要

      📂 3. スマホ連携・リンクデバイスの制御(オプション)

      設定項目 推奨設定値 説明
      Do not allow linked devices Enabled スマホ名などが表示される「スマホ連携」をOSレベルで拒否する

      📁 4. ポリシー適用用 .reg テンプレート(参考)

    Windows Registry Editor Version 5.00
    
    ; Edge Copilot 無効化
    [HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Edge]
    "ShowCopilotButton"=dword:00000000
    "EdgeCopilotEnabled"=dword:00000000
    "EdgeSidebarEnabled"=dword:00000000
    "EdgeHistoryAISearchEnabled"=dword:00000000
    
    ; Windows Copilot 無効化
    [HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\WindowsCopilot]
    "TurnOffWindowsCopilot"=dword:00000001
    
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