再現性あり
また、環境は日本語環境であり、Windows10である。Windows11でも確認。
管理言語は日本語。環境も日本語。
ただしIMEに繁体中文を設定し、ウィンドウズロゴキー+スペースで切り替えられるようになっている。
現象の正体
この現象の正体はコピペのときだけIMEが繁体中文になっていると、句読点だけフォントが繁体中文になることで句読点が真ん中に来てしまうというものである。
発生方法
1.メール本文をメモ帳で打つ。これは日本語。
この時の文字コードは不明
2.Outlookでメールを新規作成する
いわゆるインスペクター
3.メモ帳からメール本文をコピペする
なぜか句読点がおかしくなる
原因
IMEの言語設定で日本語のほか、繁体中文を設定しているとき起きる。
まず句読点が真ん中にあるのは繁体中文の場合である。
それを再現できるフォントを使うと、以下のようになる。
これは再現するためにわざと1行丸ごとMicorosoft JhengHei UI light設定しているが、実際は「句読点だけがフォントが変わっている」という状態になる。
行頭などにカーソルがあればMS P ゴシックなどと表示されており、フォントが変わっていることに気づきにくい。
メモ帳の状態では、日本語の句読点のように下位置に来ている。だがそこからコピペしOutlookのメール本文に張り付けると句読点だけが繁体中文になっている。また、これは件名でも発生することが分かった。
再現方法
まずメモ帳に日本語入力する。
Outlookのメール入力画面を起動
コピペする前にIMEを繁体中文に切り替える。
またこの時、メールの本文の冒頭にカーソルがあれば、Outlookの表示フォントは游ゴシック Lightである。
だが、句読点にカーソルを合わせると次のフォントになっていた。
PMingLiU
この事象の背景
Outlookのメールのフォントの設定とメモ帳の設定より、IMEの言語設定の方が優先されていることがわかる。
特にWIndowsロゴキーとスペースは同時に押しがちなので、うっかり言語が変更されてしまう時がよくあり、筆者のような特殊な使い方をMicorosoftは想定していないものと思われる。
♯ 解決方法
メール本文全体を選択し、フォントをBIZ UD 明朝に変更する。
また、特に必要がなければIMEに多言語を設定しないほうがよい。