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Microsoft Power何とかが多すぎるので翻訳と整理を行う

Last updated at Posted at 2025-09-10

1. はじめに

MS公式用語は冗長かつマーケティング的で現場の理解を阻害している
法人・官公庁の現場感覚からは「翻訳が必要」になる

2.デスクトップアプリとWeb

Power何とか系、Office、系統はPCとスマホと、さらにteamsがある
そしてEdgeの中で動くWebがある。
特に区別が必要なのはPowerAutomate
Power Automate Desktopは dPAD、Web版をwPADにする。wPADは最後のDはいらないけどwPAではカッコがつかないという理由でwPADとする。Teams用のtPADもある
TeamsはtPAD

2-1. copilot

copilotはさらにdとwとtのほか、m365でも区別される
法人用のm365wCopilotとm365dCopilot dCopilot wCopilot
法人用はエージェントが作成可能 tCopilotもある
個人用のm365pwCopilotとm365dCopilot dpCopilot pwCopilot

3. 翻訳表

Microsoft用語 意味 日本語訳 理由
Power Platform ローコード基盤 力基盤 本質は「力を借りる基盤」である。実際レンタルスペースみたいなもの
Power Bi データ表示 表示機能 データ可視化に特化だが、データ準備や整形は外部依存。
Power Page Webページ作成 板作成機能 公開掲示板的なページをすぐ立ち上げられるが、中身はレンタル掲示板の延長
Copilot Studio Copilotの機能拡張・エージェント作成機能 人工知能定型作業作成機能 「エージェント=定型作業代行」の高機能版をGUIで組み立てられる。TeamsやWebなどに展開可能だが、結局は従量課金の囲い込み。
Connector 外部サービス連携部品 接続部品 外のサービスとPowerをつなぐ橋。Premiumは有料。だいたい絵に描いた餅
AI Builder フォーム認識(請求書や名刺スキャンなど)
テキスト分類/感情分析
物体検出/画像分類
文書要約や言語検出
全有料事務処理部品 AIを具体的に事務処理をやらせたとたんすべて有料
Dataverse 共通データベース 電子台帳 ただし、参照がメイン
Canvasアプリ 画面を自由に設計するアプリ 画面作成機能 実際にやることを直示
モデル駆動型アプリ(データドリブン) Dataverse(電子台帳) の構造をベースに自動生成される画面。 電子台帳参照付き画面作成機能 実際にやることを直示
Cloud Flow 自動化フロー 電網内動作命令 Trigger=切欠、Action=反応で構成される
種類:出来事/定期/手動
OneDrive 個人用クラウドストレージ 専用倉庫 個人占有である点を強調
SharePoint コラボストレージ 共有所 実態に即した呼称 ***間違ってもここにファイルをアップロードして保存するところだと勘違いしてるのはバカ。***気が狂っている。

Sharepointについての実務現場でありがちな誤用例

  • 誤解 1:SharePointをDropboxやBoxと同じ「ファイル置き場」と思い込む
    → 大量アップロードで破綻。

  • 誤解 2:デジタル庁が旗を振る「GSS」モデル
    → 本来の「共同編集・共有ハブ」ではなく「ストレージ代替」として誤運用 → データ消失リスク。

2年前は仕組みが違ったから仕方がない。しかし今も同じ発想で旗を振るのは データ破壊そのもの

「GSS」(Government Solution Service=政府の問題解決提供)という呼び方はブラックジョークでしかない。
問題を解決するどころか、データを破壊し、税金を浪費して問題を増やすだけで「活躍しているように見せる」──これぞキラキラ官庁の典型。

SharePointは「後戸付共有所」

しかもSharePointを単なる「共有所」として使うと痛い目に遭う。
実態は 後戸(裏口)が必ずついている共有所 だからだ。

  • 表の顔:共同編集・コラボレーションの場
  • 裏の顔:アクセス権限が錯綜、Graph依存の強制、保存場所の実体は不透明

つまり、「ここに置けば安心」どころか「裏口から誰でも出入りできる」構造を理解しておかないとデータは守れない。Microsoftはデータを悪用しないといっているだけで、データが見えないとは一言も言っていない。

補助ツールは集金マシン

  • このConnector・AI Builder・Dataverseの三点セットは補助機能といわれており、機能をを並べてみると、「台帳+橋+有料AI補助」となっている。
  • つまりデータの出入口のところで絶対にお金をとるという構造になっている。
  • このため、実務ではいくらかかるかもわからない。
  • この系統でリストラしましたという経営者は無能以外にはいない。

曖昧すぎる

  • Canvasアプリもおかしくて、通常は画像のバックの大きさを言うことが多い。AIだとコードを展開する場所である。間違ってもディスプレイのデザインではない。
  • データドリブンモデルも、本当にデータを参照するだけで、外部システムとの連携や複雑な業務フローは、結局 Power Automate や Azure Functions との組み合わせが必須
  • 以上からPowerApps、単体ではほぼ使えない。これに有料の機能を追加しないと無理。

有料地獄

この有料が恐ろしくてデータの量に従って変動する従量制料金しか設定されていない。このためいくらかかるのか誰もわからない。

逆転の罠

通常は

  • デスクトップ版=有料・フル機能
  • Web版=無料・簡易版

ところが Power何とか群は真逆の場合があり、

  • デスクトップ=無料(お試し)
    例:Power Automate Desktop(dPAD)、Power BI Desktop
    ただし「SharePointなどクラウド連携は有料で塞がれている」

  • Web=有料必須
    例:wPAD(クラウドフロー)、Power BI Service、モデル駆動型Power Apps

  • ここでも「共有・連携・実運用」の瞬間に課金トリガーが走る

この逆転が生む問題

  • 利用者心理との乖離
    → 普通は「ローカルに金を払って、クラウドは制限付き無料」という発想なので、誤解して導入しやすい。

  • 法人の予算計画と矛盾
    → 導入時は無料で試せるが、本番運用すると突然有料化。しかも従量課金で金額が読めない。

  • 「試した人間」が地雷を踏む構造
    → 無料のdPADやDesktopを触って「便利だ」と思い、実運用に移すと爆発的に課金される。

Power何とか群=「業務改善」どころか「地雷畑」

  • 名称の乱発で混乱する
  • 単体では使えない
  • アップデート時でなくても仕様が勝手に変わる。ウィルスと挙動の違いが判らない。
  • どんどん機能が削られている。
  • 有料地獄(従量制で予算が読めない)
  • 法人の運用環境と相性が悪い
  • 👉 結果として「改善どころか新たな課題を作るツール群」になっている。
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