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【Python】『涼宮ハルヒの消失』の改変された世界から戻るための緊急脱出プログラムを再現してみた

Last updated at Posted at 2020-06-02

 
しょーもないものを作ってしまったので供養します。

#作ったもの
image.png
映画『涼宮ハルヒの消失』に出てくる緊急脱出プログラムを再現してみました。
 

yukin.gif

作中と同様、1文字ずつ順番に文字が出力されます。
 
 

コードの最後は「input()」で終わっているので、エンターキーを押すとプロンプトが消えるようになっています。
作中ではキョンがエンターキーを押した瞬間に改変された世界から戻り、部室にいたはずの面々がいなくなり、PCの画面に写っていたはずのプロンプトが消えていました。

さすがに周囲の人間を消すプログラムは書けませんでしたが、エンターキーでプロンプトが消せるようにしたので、ひとりで遊ぶ分には改変された世界から移動した気分になれます。

#ソースコード

from time import sleep

#引数に与えられた文字をYUKI.Nっぽく表示する
def yuki_n(*message, speed=0.15):
    count = 0 #何行目を出力し終わったあとかを代入する変数
    name = "YUKI. N>"

    #1行目の出力に対して行う処理
    msg = message[0]

    #名前を表示
    for s in range(len(name)):
        print(name[0:s+1]+"\r",end="")
        sleep(speed)

    for i in range(len(msg)):
        #行の最後の文字の場合、文末に_をつけない
        if i == len(msg)-1:
            print(name + msg)
            sleep(speed)
            count += 1

        else:
            print(name + msg[0:i+1],end="")
            print("_"+"\r",end="")
            sleep(speed)
        
    #2行目以降の出力があれば行う処理
    if len(message) > 1:
        for msg in message[1:]:
            for i in range(len(msg)):
                    #行の最後の文字の場合、文末に_をつけない
                    if i == len(msg)-1:
                        print("       " + msg)
                        sleep(speed)
                        count += 1

                    else:
                        print("       " + msg[0:i+1],end="")
                        print("_"+"\r",end="")
                        sleep(speed)
    
    #最後の行を出力し終わったあとに改行する
    if count == len(message):
        print("")


#「Ready?」を表示する
def ready(speed=0.5):
    ready = "Ready?"
    #「_」を点滅させる
    for _ in range(2):
        print("       " + "_"+"\r",end="")
        sleep(speed)
        print("       " + " "+"\r",end="")
        sleep(speed)
    
    print("       " + "_"+"\r",end="")
    sleep(speed)

    for s in range(len(ready)):
        print("       " + ready[0:s] + "_" + "\r",end="")
        sleep(0.15)
    print("       " + ready,end="")


#改行する時は複数の引数としてyuki_n関数ににわたす
yuki_n("これをあなたが読んでいる時、","わたしはわたしではないだろう。")
yuki_n("このメッセージが表示されたということは、","そこにはあなた、わたし、涼宮ハルヒ、朝比奈みくる、","小泉一樹が存在しているはずである。")
yuki_n("それが鍵。","あなたは回答を見つけ出した。")
yuki_n("これは緊急脱出プログラムである。"," ","起動させる場合はエンターキーを、","そうでない場合はそれ以外のキーを選択せよ。"," ","起動させた場合、"\
    ,"あなたは時空修正の機会を得る。","ただし成功は保証できない。","また帰還の保証もできない。")
yuki_n("このプログラムが起動するのは一度きりである。","実行ののち、消去される。"," ","非実行が選択された場合は起動せずに削除される。"," ")
ready()

input()

キャリッジリターンを使っただけの簡単なプログラムです。キャリッジリターンの使い方に関しては、『Pythonでprint関数のターミナル出力を上書きで1行表示する方法』が参考になりました。

 

#その他
文字の出力は「yuki_n」という関数にしてあるため、引数に渡す文字次第では、
image.png
というようなこともできます。「Ready?」じゃないよ。怖いですね。
 
 

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