はじめに
今回は、Pyxelの実行ファイル化の手順を説明します。結構簡単にできると思っていたのですが、意外と手順に癖があって、要所要所で行き詰まったので、できるだけ丁寧に解説をします。
ディレクトリ構造
project_folder
やmain.py
などの名称は、特に指定はありません。適宜読み替えてください。
project_folder/
├── assets/
│ ├── fonts/
│ │ └── font.bdf
│ └── resource/
│ └── game.pyxres
│
├── main.py
├──その他のファイル
│
こんな感じで、project_folder
の中に、必要なプログラムやリソースが全て入っていることを確認してください。(中の構造についてはあくまで例です。)
手順
コマンドプロンプトから作業を行いますが、project_folder
の一つ上の階層で行ってください。
.pyxappの作成
pyxel package project_folder project_folder\main.py
pyxel package
の後は、実行ファイルにしたいフォルダと、最初に起動されるメインのファイルを指定しています。これを実行すると、project_folder.pyxapp
というものが作業しているディレクトリに生成されます。project_folder
の中に生成されると思いこんでいたので、筆者はここで結構詰まりました。
.exeの作成
pyxel app2exe project_folder.pyxapp
生成されたpyxapp
ファイルに対してこの命令を実行すると、project_folder.exe
が生成されます。こちらも作業中のディレクトリに生成されます。
この時buildフォルダも一緒に生成されます。ドキュメントの直下にproject_folder
がある場合などは、他のものを上書きしてしまう可能性もあるので注意してください。
動作確認
project_folder.exe
が生成出来たら、動くか試してみましょう。手順通りにできていれば、ダブルクリックで実行すれば、問題なく動作するはずです。
まとめ
初めてやった時は結構戸惑ったが、慣れれば簡単に実行ファイル化できる!太字の部分に注意しながらやってみよう!
最後に
ここまで読んで下さりありがとうございました。普段はGithub経由でweb上に公開しかしていないのですが、実行ファイル化にも挑戦してみました。正直めちゃくちゃ時間がかかったので、記事にしたときの内容の短さに驚きました。実行ファイルにするのと、ブラウザ上で動かすのと、どちらも慣れれば手間は変わらない印象です。自分の作ったプログラムとか、遊んでほしいターゲットを考えて、どちらでも使えるようにしておくのがいいですね。
ブラウザ上で動かす方法についてはこちら
参考