ミラーリングについての備忘録
フォルダの中身をバックアップする時のお悩みとして、例えば以下の例があります。
- Windowsのエクスプローラでのフォルダのコピー(複製)では、フォルダのタイムスタンプが失われてしまう。
- 代替データストリーム(Alternate Data Stream)をコピーするかどうかまで詳細に操作したい
そんなときに便利なのが
robocopy
です。
robocopy は便利・・・でも
robocopy
は特定フォルダ内のファイルをミラーリングバックアップするのに役立ちます。
robocopy <元フォルダ(ファイル)> <先フォルダ(ファイル)> /MIR /DCOPY:DAT
という形で使用されてることが一般的です。
ミラーリングのされ方については、わかりやすく示すと以下のようになっています。
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こちらの図はn-Archives.netさんのサイトに表示されています。
そのn-Archives.netさんも
とても便利なオプションで、私は、常々、
robocopy は /MIR /DCOPY:DAT だけ使っていれば事足りるのではないかと思っているくらいです。
必要なファイルだけをコピーまたは削除し、短時間で、
フォルダを同期し同一にさせることができるため、とても便利です。
というご意見です。
/DCOPYの各フラグは
D:代替データストリームのコピーについて
A:拡張ファイル属性のコピーについて
T:タイムテーブルのコピーについて
各々どうするかを設定するわけですが、
- セキュリティーの観点から「代替データストリーム」のコピーについては使用状況に応じて考慮
- フォルダの基本ファイル属性(Archive, Hidden, System, Read-only等)をコピーしない場合は
/NODCOPY
オプションを使える
という情報は新鮮でした。
【今回の参考情報源(実験結果なども掲載)】
Robocopyコマンド: /DCOPY:DATのすすめ
Robocopy /MIRオプションの動作と注意点