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Japan AWS Jr. Championになったきっかけ

Last updated at Posted at 2023-08-30

はじめに

自己紹介

富士通株式会社の齋藤理沙子です。2021年に富士通に新卒入社し、今年で3年目になります。
この度、2023 Japan AWS Jr. Championsと2023 Japan AWS All Certifications Engineersを受賞しました。

今回はJapan AWS Jr. Champion(以下Jr. Champion)としてどんな活動をしているのか、同プログラムに応募したきっかけ、Jr. Championになって変わったこと について書きたいと思います。

自分のバックグラウンドを少し書きますと、学生時代はITを専門に学んだわけでもなく、クラウドといえばドキュメントを共同編集するためにストレージサービスを利用していたくらいで、特筆するような経験もなくIT業界に入り、SEになりました。
入社後はオンプレのシステムを扱っており、Japan AWS Jr. Champions、Japan AWS All Certifications Enginnersへの応募時にはAWSを扱うプロジェクトへの参加経験もありませんでした。

社内で「Jr. Championに興味はあるけど、業務でAWSを扱っていないから応募をちょっと躊躇している」という声を聞いたので、AWSバリバリ使っています!という方はもちろん、今は業務でAWS扱っていないけど興味あります!という方 にも是非読んでいただけたらと思います。


以下はプログラム自体の説明になります。 知ってるよ!私もJr. Championだよ!という方は1. Jr. Championの活動ってどんな感じなの?までジャンプしてください。

Japan AWS Jr. Championsとは?

Japan AWS Jr. Championsは2023年度から始まったプログラムで、「AWS Partner Network (APN) 参加企業に所属し、現在社会人歴 1 ~ 3 年目で AWS を積極的に学び、アクションを起こし、周囲に影響を与えている APN 若手エンジニア」 がJr. Championsとして選出され、Jr. Championsコミュニティでのインプット・アウトプットの場が提供されます。

(参考)2023 AWS Jr. Champions クライテリアと申し込みサイトのお知らせ

(参考)AWS Japan APNブログ 2023 Japan AWS Jr. Champions の発表

1. Jr. Championの活動ってどんな感じなの?

概要

月2回ほどMeetupがあり、8月時点ではLT会やセミナーを中心に行っています。

Jr. Champions同士の交流やLT会を通じ、AWSのこのサービスってこんなことできるんだ!こんなサービスあったんだ!といった気づきを得たり、他社の優秀な若手の方の取り組みを見て、こういうことうちの社内でもやってみたい!とモチベをもらったりしています。

Meetupでこんなことをやっているよ~スペシャルセミナー~

じゃあそのMeetupで具体的に何をしているのか、スペシャルセミナーの回を挙げると
プレゼンの構成やスライドの作り方といったプレゼンテーションのコツをAWS社の方に教えていただきました。

あれ、プレゼンってAWS関係ある?と思われたかもしれませんが、関係あります!

というのも、Jr. Champions選出の観点は2023 Japan AWS All Certifications Engineers の発表より 「AWS に関して実践してきた技術的な挑戦や、コミュニティのリードなど自ら起点となって周囲に影響を与えているか、アウトプットを通じて周囲へ貢献しているか」 であり、
アウトプットをしているか 、という点が重要視されます。

もちろん、Jr. Championsに選出されて終わりではなく、選出されてからも継続的なアウトプットが求められます。


いくら知識を持っていても、プレゼンやデモでオーディエンスに

今スライドのどこを説明しているのか分からない……zzz

コマンド打ってるけど何やってるか分からない!なんか文字めっちゃ流れてる!

と思わせてしまったらもったいない……ので、
相手に伝える力をつけるためのプレゼンセミナーというわけです。

自分はコマンドをデモンストレーションするときアンチパターン踏みがち(何も言わずにEnterキーをバシバシ押してオーディエンスを置いてけぼりにしがち)なので改善していきたいと思います……

2. Jr. Championsに応募したきっかけ

きっかけ

社内向けにAWS資格の学習方法を発信したり、社内SNSでAWSの新規にリリースされたりアップデートされたサービスの情報交換をしたりしていたところ、社内の方から「Jr. Championsに応募しない?」と声を掛けていただきました。

正直なところ声を掛けていただいた時点ではJr. Championsって何だろう?という感じだったのですが、とりあえずやってみようと思い、応募することにしました。

応募にあたって

AWSに関する活動内容

2023年度では、応募にあたりAWSを学び始めたきっかけやAWSに関する活動内容なども提出する必要がありました。業務でAWSを扱っていないと 「AWS に関する活動内容」 は書きづらく思えるかもしれません。

あくまで2023年度の募集要項に基づいた個人の話にはなりますが、「AWSに関する活動内容」をどんな感じで書いたのかを共有させていただきたいと思います。

私はAWS Jr. Champions応募時には業務でAWSの設計構築や運用の経験はありませんでしたが、実務経験は不問なので 「資格の勉強法共有」や「社内SNSでの意見交換」といった社内向けの発信を「AWSに関する活動内容」のメインとして書きました。

これからAWS資格取得を目指す人の参考になったりAWSへの興味喚起をすることは社内にメリットがあると考えて自主的にやっていましたし、部署に関係なく社内の色々な方から発信にコメントをいただき、互いのノウハウを共有することができましたので、
「自分はこう考えたのでこういう行動をした、その結果こうなった」 というのが伝わるような構成にしました。

上司にも「AWSに関する活動内容」のドラフトを見ていただき、今までやってきたことを踏まえこれからどうしていくのかがあってもいいのでは、というフィードバックをもらったので、
これからはもっと多くの人を巻き込んで顧客にAWSソリューションを提供していきたい、という点も書き添えました。

Jr. Championsになって終わりではなく、なってからのアウトプットも求められると考えると、(あくまで個人の感想ですが) 今やっていることをどう発展させていきたいか、という点も併せて書いておいてよかったと思います。

3. Jr. Championになって変わったこと

発信活動も仕事の1つとして考えるようになった

Jr. Championになる前は、気軽に投稿できる社内SNSでしか発信をしていませんでしたが、Jr. Championsの活動を社内でもっと知ってもらうために、社内SNS以外のプラットフォームでの発信を始めました。上司とも相談してスケジュールを調整しながら、Jr. Championとして発信活動をする時間を取っています。

社内にはエンジニアがブログ記事を投稿できるプラットフォーム(社内限定公開)が
ありますので、まずはそこでの投稿を始めました。定期的(1~2週間に1記事ペース)にJr. Championsの活動報告やAWSの技術記事を投稿しています。
富士通にはもう1名Jr. Championがいますので、2人で分担して記事を書いたり、ブログにいかに人を誘導するか導線を考えたりしています。

社外に向けた発信もしたく、発信できるプラットフォームの検討を進めています。

次世代のJr. Championsの育成を意識するようになった

来年度も富士通からJr. Championsを輩出したく、若手に向けたアプローチも進めています。

2023年度の募集要項の実績になりますが、応募にはクラウドプラクティショナーと他2つAWS資格の取得が必要でしたので、応募を考えている方には早めに準備をしてほしく、
若手向けに募集要項の詳細も含めてJr. Championsの活動内容の発信をしています。

冒頭にも書きましたが、「AWSに興味はあるけど、AWSを業務で扱っていないのでJr. Championsに応募していいのか分からない」という若手の方もいるので、自分自身がどういう活動をしていたかを詳しく説明する場を設けたりもしています。

おわりに

Japan AWS Jr. ChampionsプログラムはAWSをより深く学んだり、AWSコミュニティを牽引していくのに必要なアウトプットのスキルも磨くことができます。

業務でAWS扱っている/いない関係なく、AWS興味ある!という方はぜひJapan AWS Jr. Championsにチャレンジしてください。

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