Under construction
はじめに
いま私は、名古屋駅の高速バス乗り場にて4泊7日の旅程を終えるべく、バスを待っています。
人生においてけっこうなギャンブルをしているのですが、もしかしたらノーリターンなものではなく回収可能な投資にできるかもしれません。。
信じるな
この記事は、Ingressアドベントカレンダーその2 の記事であり、
MDNとかをみんなで編集!翻訳! Advent Calendar 2023 の記事でもあります。
昨日の記事はそれぞれsskobeさんの「神戸とあのまり」 , debiruさんからの
「text-wrap と white-space プロパティが CSS Text Module Level 4 でどうなっているか」 でした。
またIgnressその1の今日はsei8aさんからの「名古屋から大阪へ」でした。
明日の記事はそれぞれkakurenekoさんからの「」, debiruさんからの
「<br> と <br /> はどう違う? - ポリグロット・マークアップの幻想、他 HTMLのお話 5 選」
です。
あなたは誰?
Ingress側
Ingressについては、アノマリーとかであちこち出かけていたのですが、コロナでそれもままならなくなった時に、Youtubeでオンラインかるた大会に出場したり、クラブたつえというオンライン飲み会コミュニティを立ち上げたりしました。
またVFSにも参加して、日本国内以外にドイツ、ペルー、台湾、オーストラリア、マレーシア、…といった各地のプレイヤーとコミュニケーションを取ったりしました。今月にオンラインでのミートアップであるVFSは終了し、役目を終えたのですが、やはり大変な時代を過ごしましたね。
MDN翻訳側
MDN web docsについては、かつて別のハンネでワチャワチャ翻訳したりしていた者です。Mozilla Japanが六本木にあった頃にはハンズオンで中高生を含む参加者に翻訳作業のガイドをしたり、各地のOSCとかでも悩んだりしながらコミュニティの人と翻訳ハンズオンを開いたりしたのが懐かしいですね。つまり昔はWebドキュメントの翻訳作業をやっていたおじさんです。
キャリアに幅をもたせてみる
未来がどうなるかなんて誰にも分からない
「人生最奥が馬」という言葉があります。むかーし塞翁というおじいさんがいて、飼っている馬が骨折して(悪いことが起きて)➘、と思ったら戦争が起きても行かなくて済んだ(良いことが起こり)➚、次に悪いことが起こったり➘、また良いことが起こったり➚➘➚➘…の繰り返し。つまり人生には波があるものだ、と。
また「一寸先は闇」という言葉もあります。順調に成長している企業に不祥事が起こったり、最近では店舗の前の公共の並木を枯らしたのでは?っていう大手の中古車屋さんもありましたね。世の中には表と裏があって、いつ反転するかはわからないものです。
未来は分からなくても、リスクに備えることはできるかも
もう一つ「禍福はあざなえる縄のごとし」という言葉もあって、綱引きの縄が何本かの紐を捻って編み込んでいるかのように、わざわいと福は隣に重なっています。リスクが発生した時に、硬直した行動しかできないと詰みます。何か他のやり方にトライする方がいいでしょう。その時に役立つのは、技術だったり人脈だったり、それらの組み合わせだったりいろいろでしょう。
将来についての投資をしてみたら、そのうち嬉しいことがあるんじゃないか?
資金的な投資と、能力的な投資
先日にクラブたつえ(オンライン飲み会コミュ)のtelegram部屋で、若いメンバーから投資についての相談がありました。その方は就職して間もないのですが
「将来に備えて投資を考えてますが、皆さんどうしてますか?」
という相談。その時には資金的な投資の事に限定して「まずは余裕資金で適当な配分で買ってみては?」みたいに答えたのですが、本音を言うと「他人に期待するより自己投資ほど確実なものはない」気がする。つまり若いうちにはいろいろ勉強したり、技術や知識を増やしておけば、将来何か成果に結びつきうると。
そんな私はサードキャリアを考えた結果、アラフィフになって宮廷医学部を受験し、あわよくば留学したりして、医学の進歩に何らかの寄与をしていきたい、と妄s…構想している。31学年年下の姪っ子には追い越された()
まぁちょっとずつでも自己投資をしていれば、吉本の「そんな奴おれへんやろ」を地で行くギャンブル作戦も取ることができる(n=1)。
これはフィクションと思って聞いてほしいけど、H5年(1993)には90%(理科1科目として)だったセンター試験も、30年後のR5年(2023年)には600/900とかに下がりうる。まぁ基本事項も忘れるし、共通テストの問題はけっこう難しくなってるし。「認めたくないものだな、自分が老いぼれているなんて」
英語への投資
で英語はなんの役に経つのか?
まず英語には4技能があります。すなわちReading, Listening, Writing, Speaking。日常的に英語を話す機会に乏しい日本人は、WritingやSpeakingが特に弱いと言われています。以降はR,L,W,Sと書きます。
入試や資格取得により能力を証明できる
大学受験ではほとんど英語は必須科目でしょう。高卒と大卒では初任給に差があり、傾向として難関大学に入学・卒業すれば待遇の良い企業で働くことができるでしょう。つまりキャリアを磨くためのベースとして、英語はとても大事です。入社してTOEICのスコアで昇進が早まったりするかもしれません。英語の資格取得者はあらゆる企業で重宝されるのではないでしょうか。で4技能でいうと、大学入試では圧倒的にRの力が求められます。共通テストではとにかく大量の文章(情報)を読まないといけません。またLも配点が100点ありますが、これはそこまで難しくはないでしょう。
半分ふざけたアカウントでなんかマジメ口調で書いちゃいましたね。いかんいかん。まぁでも人生ゲームの初期の局面で、有利になるパワーアップアイテムをゲットだ!!くらいの気軽さで行けばいいかもしれません。
実際私もゆるふわに琉球大学とかで学びたいと思ってた高1の頃、英語塾に通ってたおかげかたまたま京大の英語を解いてみたらできて「案外いけるやん」と思わなかったとしたら(仮定法)、とても七帝なんて目指す気にはならなかったでしょう。偶然ってあるもんです。
各分野の(最新)情報
実は日本語というのは、いろいろな専門用語を学ぶことができるラッキーな言語です。たとえば理学、工学、農学、医学、薬学、社会学…それぞれの専門書で、日本語で書かれたり、翻訳されたものがありますよね。逆にそれが英語を学ぶ機会を減らしている側面はありますが、ある程度は母国語で理解することができます。ただ今後の人口減少を考えると、日本語話者も指数関数的に減っていき、各分野の書籍が減ったり無くなったりするでしょう。また書籍として翻訳される前の最新情報などは、英語のまま理解するのが早いでしょう。
というわけで特に若いうちには受験や資格取得に役立ちますよオネーサン、もしかしたら海外の人と恋に落ちるかもしれませんよオニーサン。
英語の学び方
- Duolingo
いわゆる英語ゲームです。某京都出身東京在住シンガーソングライターかつアイドルのお母さんも500日!!くらい連続してはるとか。無課金でも広告に耐えればプレイできます。朝と晩それぞれ15分やれば4技能、特にListeningの基本が身につくと思います。ちなみに他の言語も(英語で)学ぶことができて、私は英語、韓国語、中国語、スペイン語、フランス語、ロシア語を選択しています(進んでいるとは言っていない)。 - 英検2級、準1級、1級、TOEIC
資格に挑戦するのは時間がかかりますが、できれば履歴書にも書けるくらいのやつを受けてみるのも良いでしょう。Duolingoだとなかなか上のステージに行かなかったりしますが、もうちょい手応えのある単語なり、文法なりを理解できるでしょう。
Mozilla翻訳コミュニティのご紹介
Mozilla のユーザーコミュニティが元になった集まりで、Web技術文書(主にMDN Web docs。ただしこれはFirefoxだけでなく、Google ChromeやMicrosoft Edgeの文書も含んでいる)の翻訳活動を行ってます。月に一回オンラインもくもく会を開いたり、またコロナ前にはイベントでのハンズオンもやっていました。
Mozilla翻訳コミュニティの活動で得られるもの
- 英語能力
これは翻訳する時に、文の構成や単語を意識せざるを得ないので、Reading, Writingの技能がアップします - Web技術・デザインなどの知識
こうしたものを説明する文書を読む/訳すことで理解が深まります - バージョン管理ツールなどの知識
GitやGithubを使うことで、開発者の基本ツールであるこれらに習熟できます。ブロマネやデザイナーさんなど、開発者以外の仕事にも役立つでしょう。 - Web開発者などとのつながり
コミュニティで活動することで、仕事依頼があるかも? - やってみると楽しい!!
まぁ飛び込んでみたら、いろいろな刺激があって楽しいです。OSSのコミュニティ活動なんて、イヤイヤやってる人なんていないだろうから、刺激になります。
Mozilla翻訳コミュニティへの参加の仕方
まぁMLに入るとこでしょうか?なんかいろいろ分からない場合はそこで聞けます。またなアクティブ参加者のSNSをフォローしてそっちでやり取りするのも良いでしょう。あとはいろんなドキュメントを参考にしてもいいですね。あらちょうど今はクリスマス前ですね、Advent Calendarとかいかが?
地理や歴史、社会学への投資
地理や歴史って役に立つの?
英語ほどわかりやすいメリットはないですが、各地を旅行、出張した時に、より深く知ることができます。高校地理で中国の北部が小麦、南部が米の生産地みたいな説明があるじゃないですか。かつてあれをIngressプレイヤーから教えてもらって「へぇ~」ってなったものです。まぁ旅行って各地の美味しいものを食べて終わり、じゃつまらなくて、その地ならではのものを見たり、体験したりしたいじゃないですか?義務感で詰め込みの勉強をするのは苦痛ですが、楽しみながら各地の人との交流を持つのは人生の糧になります。これは私がヒューマニティを大事にするレジスタンスエージェントだからではなく誰しも経験があるでしょう。
Ingressって何ですか?
Pokemon GO!って知ってますか?その元となる要素(ポケストップとか)を作ったゲームです。まぁ青と緑の2つの陣営どちらかに登録して、世界中に移動して自分の色の三角を作ったりする位置情報ゲームです。実際にその場所に人間が移動しないとできないアクションがあるのがミソ。ソロでもできますが、特にコミュニティに所属することで、単なるゲーム以外にもいろいろな知識や経験を持った人たちと交流できます。まぁ興味があればですが。個人的にはSWAG(有志が作って頒布するグッズ)とか面白いですし、陣営内オンリー、両陣営共通のコミュニティがいろいろあります。
ポータルとは?
Ingressがなぜ歴史や社会学の中に入ってるの?まずはそう思うでしょう。地理はまぁわかるとして歴史?なんか嘘くさいですね。説明します。まずボケゴーのボケストップにあたるポータルというものがあり、それは例えば神社だったり石碑だったり、郵便局であったり、公園の遊具であったり、観光向けの看板であったり…色々なものがあります。救急車の通行の邪魔にならないよう病院とかは除外され、同様に小学校とかもNGです。病院の前でレイドが起こって何100人の人が邪魔で救急車の到着が遅れたとかシャレにならんすからね。
Ingressの活動で得られるもの
- 運動習慣
移動しないとできないため、運動する動機づけになります。うまくいけば痩せられるかもしれません。 - 土地名と土地の特徴
今年復活したミッションデイという現地参加型のイベントがあります。その数100人のプレイヤーたちと各地を来訪して、地元の主催者からいろんな見どころを教えてもらえます。彼らは決してお金をもらってやっているわけではなく、あくまで地域を盛り上げようとボランティアベースでサポートしてくれます。 - 地理と歴史の複合的な知識
日本史や世界史の教科書に出てきた場所に行って、はるか昔の人々を偲ぶことができます。地理はこの世界を場所的に区切ったもの、歴史は時間的に区切ったものと言えますが、それらを組み合わせることで、立体的、多層的に理解することができます。
前に述べたIngressのポータルには、Ingressのアプリから写真や説明を追加できます(その写真とかがポケストップにも反映される)。そもそもポータルもユーザーが申請して設置してきました。Ingressのプレイヤーにはいろんなガチ勢がおり、神社の由来などが説明に書かれたり、観光案内なども文書そのままではなく、独自の情報を追加されている場合もあります。つまりあなたの行った世界中のく場所についての背景知識が365日24時間、ダウンタイムゼロで得られるのです!!まぁちょっと大げさに言い過ぎですね。実際には玉石混交。そういう情報がまったくない、味気無いポータルもあります。地理については、まぁ主にローカルな地形とかの把握、要するに抜け道とかにめちゃ詳しくなります。ほぼほぼ廃道みたいな道で登山することもあります。
推し活(休業中)
できない事なんてない、その言葉で迷いの結び目ほどけてく
推しアイドルSHOW!ME!機嫌のサブスク曲 のストレリチアの歌詞である。「未来がどうなるかなんて誰にも分からない」って書いたけど、やっぱり最初はみんなできないのである。赤ちゃんの頃からTOEIC満点の990点取る人はおらず、できなくても耐えて努力することで成長を積み上げていくしかない。辛い時を乗り越えるのに価値がある。
まとめ
もうすぐクリスマス、もうすぐお正月
自宅まで400km、7時間の旅程を終えた私は、ソファーにもたれかかりつつIngressかるたの動画を見ている。これは予め準備しておいたネタを演じているのだけど、うなぎを買いに行ったAEONで、難病に苦しんでいた中学の同級生が亡くなったという知らせを受けてけっこう動揺していたのだった。
「あと4週間で共通テスト」という現実を少し俯瞰して見ている。ざっと780点は取れないとただのザコになってしまう。つまり去年から200点ほど伸ばさないといけない。まぁコロナの頃より見通しはだいぶん良くなってきた。一見ギャンブルにも見えるが、おじさんの可能性を試す実験でもある。カードを切れるチャンスがあるという幸運に感謝しつつ、やれるだけやってみよう。
信じるな