3
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 3 years have passed since last update.

JenkinsからCFnのスタックを作成してみた。

Last updated at Posted at 2020-03-15

はじめに

Jenkinsを利用してCFnのテンプレートのスタックを実行するジョブを作成してみました。
使用するCFnのテンプレートは[前回記事]
(https://qiita.com/President_Taka/items/8384110f259b31abdc1b)で作成した3つのテンプレートです。

スクリーンショット 2020-03-15 16.53.54.png

##Jenkinsサーバー作成
AWSのEC2を利用してJenkinsサーバーを作成します。
EC2その他の環境は以下のとおりです。

  • インスタンスタイプ : t2.medium
  • サブネット : パブリックサブネット
  • 自動割り当てパブリックIP : 有効
  • セキュリティグループ : SSH(22) カスタムTCP(8080)
    ※Jenkinsサーバーとの接続に8080番ポートが必要

SSH接続

作成したEC2にSSH接続を行います。

$ ssh -i ~/.ssh/aws-test.pem ec2-user@[パブリックIP]

javaのインストール

Jenkinsを動作させるためにはJavaが必要となりますので、Javaをインストールします。

$ sudo yum install -y java-1.8.0-openjdk
$ java -version
openjdk version "1.8.0_242"
OpenJDK Runtime Environment (build 1.8.0_242-b08)
OpenJDK 64-Bit Server VM (build 25.242-b08, mixed mode)

Jenkinsをyumリポジトリに追加

Jenkinsのインストールを行うために、Jenkinsのyumリポジトリを追加します。今回JenkinsはLTS版を使用します。

$ cd /etc/yum.repos.d     #yum.repos.dフォルダーへ移動
$ sudo curl -O http://pkg.jenkins-ci.org/redhat-stable/jenkins.repo     #curlコマンドでyumリポジトリを取得
$ sudo rpm --import http://pkg.jenkins.io/redhat-stable/jenkins.io.key    #RPMパッケージの公開鍵をrpmコマンドでインポート

Jenkinsのインストール

$ sudo yum install jenkins -y
$ rpm -qa | grep jenkins    #インストール確認
jenkins-2.204.5-1.1.noarch

gitのインストール

GitリポジトリからCFnのテンプレートコードを参照するためgitが必要になります。

$ sudo yum install git -y
$ git --version
git version 2.23.1

Jenkinsの起動

$ sudo systemctl start jenkins

ブラウザからhttp://パブリックIPアドレス:8080でアクセスするとJenkinsのトップページが表示されます。
スクリーンショット 2020-03-03 20.15.21.png

Jenkinsサーバー初期設定

トップページはアクセスがロックされていますので、Administrator passwordを入力が必要となります。指示どおり/var/lib/jenkins/secrets/initialAdminPasswordで確認できるパスワードを入力します。

$ sudo cat /var/lib/jenkins/secrets/initialAdminPassword
133d8a2572-------------------

次にCustomize Jenkins画面が表示され、2つのカスタマイズ方法のうち一つを選択します。違いはプラグインを自分で選択するか推奨されるものにするか、になりますので、今回は推奨プラグインInstall suggested pluginsを選択します。

スクリーンショット 2020-03-03 20.19.06.png

そうすると次のように自動的にインストールが開始されます。
スクリーンショット 2020-03-15 11.59.07.png

次に、Adminユーザーの設定を行います。メールアドレスは実在しないものでも設定は可能です。

スクリーンショット 2020-03-15 12.03.54.png

最後にSave and Finishをクリックしてセットアップは完了です。

スクリーンショット 2020-03-15 12.06.29.png
スクリーンショット 2020-03-03 20.27.03.png

Start using Jenkinsをクリックして利用開始です。
スクリーンショット 2020-03-03 20.28.11.png

ジョブの作成

CloudFormationのテンプレートを実行させるジョブを作成します。

スクリーンショット 2020-03-03 20.28.11.png

スクリーンショット 2020-03-15 12.35.05.png

説明欄に実行内容の概要を入力し、ソースコード管理のGitを選択します。GitHubから取得した対象リポジトリのURLを貼り付けて保存します。
スクリーンショット 2020-03-15 12.51.08.png

作成したジョブのビルドを実行し、下図の②のように青が表示されたらgitcloneのビルドが成功です。

スクリーンショット 2020-03-15 13.04.51.png

ターミナルで確認すると、workspaceのディレクトリが新たに追加されているのがわかります。その中には作成したジョブ名のディレクトリが入っており、中身はGitHubからcloneしたソースコードが格納されています。

$ ls /var/lib/jenkins/workspace
CloudFormation

続いて、ジョブの実行で実際にCFnのスタックが作成されるように設定します。現状、サーバーにログインしているのがec2-userでジョブを実行しているのはjenkinsユーザーとなるため、次の処理の実行が必要になります。

①AWS CLIにAWSのアカウント情報を紐付ける

AWSのマネジメントコンソール画面でIAMユーザーの認証情報(アクセスキーID、シークレットアクセスキー)を確認し以下のように入力します。

$ aws configure
AWS Access Key ID: AKI-------------
AWS Secret Access Key: iiYg-------------
Default region name: ap-northeast-1
Default output format: json

$ aws s3 ls    #上記のキーが正しければS3のバケット情報が確認できます。

#####② 実行権限を付与し、Jenkinsを再起動

$ sudo visudo
Defaults visiblepwの下に以下の2行を追加

root    ALL=(ALL:ALL) ALL
jenkins ALL=(ALL) NOPASSWD:ALL

$ sudo systemctl restart jenkins  #jenkinsの再起動 jenkins画面が再起動される

ビルドの設定

ジョブの設定画面からビルドの設定を行います。
スクリーンショット 2020-03-15 13.44.49.png

シェルスクリプトに実行内容を入力して編集内容を保存します。

スクリーンショット 2020-03-15 14.16.30.png

実際に入力した内容は以下になります。Application_LayerのスタックにはParameterを設定していたので各値の指定が必要になります。今回シェルスクリプト内に直に入力しましたが、もっとスマートな方法があると思います。Pluginとかいれたら変わるのかな?また勉強しておきます。

sudo -u ec2-user aws cloudformation create-stack --stack-name Network-Layer --template-body file://$WORKSPACE/Network_Layer.yml
sudo -u ec2-user aws cloudformation wait stack-create-complete --stack-name Network-Layer

sudo -u ec2-user aws cloudformation create-stack --stack-name Security-Layer --template-body file://$WORKSPACE/Network_Layer.yml
sudo -u ec2-user aws cloudformation wait stack-create-complete --stack-name Security-Layer

sudo -u ec2-user aws cloudformation create-stack --stack-name Application-Layer --template-body file://$WORKSPACE/Network_Layer.yml --parameters ParameterKey=KeyPair,ParameterValue="aws-test"  ParameterKey=DBInstanceIdentifier,ParameterValue="sample-rds" ParameterKey=DBSubnetGroupDescription,ParameterValue="sample-rds-sg" ParameterKey=S3BucketName,ParameterValue="samples3bucketfromjenkins"
sudo -u ec2-user aws cloudformation wait stack-create-complete --stack-name Application-Layer

ビルドの実行

スクリーンショット 2020-03-15 17.13.38.png

ビルドの実行結果が青になったことを確認して、AWSのマネジメントコンソールで実際にスタックが作成されたかを確認します。途中に何度か赤で失敗したのは、Parameterの値の設定がうまくできておらず、次のように怒られていました。

An error occurred (ValidationError) when calling the CreateStack operation: Parameters: [KeyPair, S3BucketName, DBSubnetGroupDescription, DBInstanceIdentifier] do not exist in the template
Build step 'Execute shell' marked build as failure
Finished: FAILURE

最後は、なんとか無事に作成できました。

スクリーンショット 2020-03-15 18.16.44.png

参考記事

3
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
3
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?