LaTeX経由で、索引付き文書(PDF)を作成します。
ちなみにHTMLに出力しても特に悪影響はないです。
書く内容は、
ヘッダに
#+LATEX_HEADER: \usepackage{makeidx}
#+LATEX_HEADER: \makeindex
#+OPTIONS: :makeindex
を追加し、本文の索引が必要な部分で
#+index: org-mode
と書きます。これがLaTeXの\index{org-mode}
に変換されます。
そして最後に
#+LATEX: \printindex
と記述すればよいです。
例
以下に例を示します。がんばってMarkdown覚えたけどこんな感じでorg-modeで記事書いて変換すれば良かった...。
#+TITLE: org-mode 8.0で変わった変数など
#+AUTHOR: @PowerPC7450
#+LATEX_HEADER: \usepackage{makeidx}
#+LATEX_HEADER: \renewcommand{\seename}{$\rightarrow$}
#+LATEX_HEADER: \makeindex
#+OPTIONS: :makeindex toc:nil
* まえがき
GWは気づいたらorgmodeで遊んでた...
#+index: orgmode|see{org-mode}
org-modeを久しぶりに更新したらいくつか動かなくなったのでメモ。
#+index: org-mode
exportまわりが変わりましたね。ファイル名が、 =ox-*.el= という名前空間になったようです。
(例: =org-latex.el= $\rightarrow$ =ox-latex.el= )
=C-c C-e= したときに出てくるバッファもめっちゃ変わりました。DocBookとか
OpenDocument出力とか無くなってるんだけど需要ないのかな...?
#+index: DocBook
#+index: OpenDocument
他にも変わっているかもしれませんが、とりあえず気づいた部分だけ。
* org-latex-pdf-process
org-modeからLaTeX経由でPDFにするプロセスを指定する
#+index: org-mode
#+index: LaTeX
#+index: PDF
7.xまでは、 =org-latex-to-pdf-process= でしたが、8になってからは、
=org-latex-pdf-proces= という変数になったようです。
#+index: org-latex-to-pdf-process
#+index: org-latex-pdf-process
例えば、LaTeXからPDFにするときpdflatexを呼び出すとき、init.elに
#+index: pdflatex
#+BEGIN_SRC emacs-lisp
(setq org-latex-pdf-process
'("pdflatex %f" "pdflatex %f" "pdflatex %f"))
#+END_SRC
と記述すればよいみたいです。(ちなみにpdflatexだと日本語を含んだ文書のタ
イプセットはできない)
#+LATEX: \printindex
なお、直接EmacsからC-c C-e l p/oでPDFを生成させる場合org-latex-pdf-processは
(setq org-latex-pdf-process '("platex %b" "mendex %b" "platex %b" "dvipdfmx %b"))
というように設定します。
(クロスリファレンスや、参考文献などがあるともっとplatexは必要になりますね。latexmk使っても良いですが。)