Raspberry PiでSambaを使う方法です。
ちょっとした所でつまづいてしまったのでその情報を少しでも共有できたら嬉しいです。
sambaのインストール
まずはsambaのインストールからです。
sudo apt-get update
sudo apt-get install samba
これでインストールは完了です。
sambaの設定
sambaの設定をするのですが、その前に共有用のディレクトリを作ります。
今回は~/Public
を共有用のディレクトリにしました。
sudo chmod 777 ~/Public
を実行してディレクトリのパーミッションを変更します。今回はとりあえず全て許可する設定にします。
そしてsambaの設定ファイルを書き換えます。
sambaの設定は、/etc/samba/smb.conf
にあります。
nano /etc/samba/smb.conf
を実行して、以下を追記します。
[public]
comment = RaspberryPiServer
path = /home/pi/Public
public = Yes
guest ok = Yes
read only = No
writable = Yes
browsable = Yes
[public]
ははpublicというフォルダ名で共有するという意味です。
comment
はただのコメントなので自由です。
path
は、自分の共有用のディレクトリを設定します。このとき~/Public
のようにチルダ(~
)をつけたパスにしないでください。フルパスにしないとフォルダにアクセスすることができません。自分はこれで失敗しました。
guest ok
の行はゲストログインができるようにしています。
read only
とwritable
の行で読み書きできるように設定しています。
browsable
の行は他のパソコンのネットワークに表示させるようにしています。
/etc/samba/smb.conf
を保存した後、testparm
と実行すると、文法ミスをチェックして、みやすい形でファイルを出力してくれます。
sambaへのアクセス
エクスプローラーやFinderのネットワークの項目から、自分のRaspberry Piを選択してゲストでアクセスすると、sambaの共有フォルダにアクセスすることができます。
最後に
sambaのやり方を書いているサイトはたくさんあるので、やり方というよりはpath
の所をフルパスにしないとダメだということが伝われば幸いです。