Raspberry PiにHomebridgeを入れることでRaspberry PiにつなげたものをiPadやiPhoneの「ホーム」アプリから操作することができるようになります。
Raspberry PiにHomebridgeを入れる際に何度か失敗したので自分がうまくいった方法を書きます。
Homebridgeとは
Homebridgeをいれることでwifiを経由してRaspberry Piにスマートホームを操作する信号を送ることができます。今回はRaspberry PiにHomebridgeを入れてLチカをする方法を説明します。
homebridgeのインストール
Raspberry PiのLXTerminal(ターミナル)に以下のコマンドを打ち込んでHomebridgeを入れます。
sudo apt-get update
sudo apt-get upgrade
sudo apt install nodejs npm
sudo apt-get install libavahi-compat-libnssd-dev
sudo npm install -g -unsafe-perm homebridge
これでHomebridgeのインストールは完了です。次に、操作する対象用のパッケージをインストールします。
homebridge-cmdのインストールと設定
今回はhomebridge-cmdというパッケージを使います。
このhomebridge-cmdというのは、iPhoneやiPadから信号を送ったときに、事前に指定したコマンドやスクリプトを実行することができるパッケージです。
iPhoneやiPadから操作した時にLEDをオン・オフするコマンドをRaspberry Piに実行させるようにします。
sudo npm install -g homebridge-cmd
と入力し、homebridge-cmdをインストールします。
次に、Raspberry Piの中の「/home/pi/.homebridge」にconfig.jsonを作ります。
ターミナルでcd /home/pi/.homebridge」
を入力したあと、nano config.json
と入力し、下記のファイルを書きます。
{
"bridge": {
"name": "Homebridge",
"username": "CC:22:3D:E3:CE:30",
"port": 51826,
"pin": "031-45-154"
},
"description": "This is an example configuration file with one fake accessory and one fake platform. You can use this as a template for creating your own configuration file containing devices you actually own.",
"accessories": [
{
"accessory": "CMD",
"name": "LED",
"on_cmd": "echo 1 > /sys/class/gpio/gpio14/value",
"off_cmd": "echo 0 > /sys/class/gpio/gpio14/value"
}
]
}
引用:https://qiita.com/nyata/items/e8304f4d3643d4cee377
今回はRaspberry PiのGPIOにつなげたLEDの操作をiPhoneやiPadから遠隔でできるようにします。
GPIO14にLEDのプラス極、GNDにマイナス極をつなげます。
使い方
事前にターミナルでecho 14 > /sys/class/gpio/export
とecho out > /sys/class/gpio/gpio14/direction
を実行して、GPIOを有効化しておきます。
そして、homebridge
とターミナルに入力してHomebridgeを起動します。
すると、QRコードが出てくると思うので、それをiPadやiPhoneの「ホーム」アプリからプラスボタンを押して、「アクセサリを追加」を選択してそのQRコードを読み込むと、Homebridgeと「ホーム」アプリが接続されます。ただし、iPadやiPhoneとRaspberry Piが同じWi-Fiに接続している必要があります。
最後に、接続することで「ホーム」アプリのなかにでてくるボタンを押すと、LEDのオン・オフができます。