0
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

WSL2の導入

Last updated at Posted at 2025-06-29

はじめに

ブロードコムに買収されて以降いまいちパッとしないVMwareですが、仮想OSとは言えないもののWindows上で簡単にLinuxを動かせるWSL2(Windows Subsystem for Linux 2)というものがあると聞いて、導入してみました。

WSL2とは

Windows Subsystem for Linuxの略で、文字通りWindows上でUNIX/Linuxを動作させる仕組みです。VMwareとの違いは色々ありますが、一番の特徴は何よりMicrosoft自身がWindowsの一部として公式に提供していることでしょう。
WSL2の2はバージョンを表しており、前のバージョンであるWSL1が内部でWindows APIに変換したファイルが実行されるのに対し、WSL2ではMicrosoftがメンテナンスしているLinuxカーネル上でLinuxのファイル実行形式であるELFをそのまま実行するという違いがあるようです。ここでは、WSLのバージョン2であるWSL2を試してみることにします。

インストール

今回インストールするWindowsのバージョンは下記となります。

エディション : Windows 11 Home
バージョン  : 24H2

インストール
1.コマンドプロンプトを管理者モードで起動
 Windowsキーを押して、検索欄にcmdと入力し、管理者として実行をクリックします。
 wsl2_1.png
2.wslと入力
 コマンドプロンプトにwslと入力し、「Linux 用 Windows サブシステムがインストールされていません。'wsl.exe --install' を実行してインストールできます。」と出力される場合、まだWSLはインストールされていないので、ここで任意のキーを押してインストールを開始します。ダウンロードが開始され、自動でインストールが行われます。
wsl2_4.png

ディストリビューションのインストール

wsl --list --onlineと入力すると、利用可能なLinuxディストリビューションの一覧を確認することができます。
wsl2_5.png
ここではUbuntuをインストールしてみます。wsl --install Ubuntuと入力するとダウンロードが開始し、続けて自動的にインストールが行われ、デフォルトのユーザーが作成されます。
wsl2_7.png
ルートディレクトリを見てみると、Linuxのディレクトリ構成そのものです。
wsl2_8.png

Ubuntuの停止

Ubuntuを停止するには、sudo shutdown -h nowです。
wsl2_10.png

Ubuntuの開始

Ubuntuを開始するには、wsl -d Ubuntuです。
wsl2_11.png

終わりに

実にあっさりとUbuntuを使えるようになりました。
wsl2_9.png

0
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?