はじめに
Red Hat Enterprise Linux 8.8の導入後に幾つか行った環境設定を以下に記します。
タイムゾーンの設定
デフォルトではタイムゾーンがAmerica/Los_Angelsでインストールされたので、タイムゾーンをAsia/Tokyoに変更します。タイムゾーンの設定、確認はtimedatectlコマンドを使用します。
・timedatectlの主なオプション
オプション | 説明 |
---|---|
status | 現在の時刻と設定を表示 |
list-timezones | 利用可能なタイムゾーンを表示 |
set-timezone タイムゾーン名 | タイムゾーンを設定 |
それでは、タイムゾーンの現状を確認してみます。
America/Los_Angelsが設定されているので、Asia/Tokyoに設定、変更します。
システムロケールとキーボードレイアウトの設定
デフォルトではシステムロケールがen_US、キーボードレイアウトがusでインストールされたので、システムロケール、キーボードレイアウトを日本語に変更します。システムロケール、キーボードレイアウト共にlocalectlコマンドを使用します。
・localectlの主なオプション
オプション | 説明 |
---|---|
status | 現在のロケール設定を表示 |
list-locales | 利用可能なロケールを表示 |
set-locale 設定するロケール | システムロケールを設定 |
list-keymaps | 利用可能なキーボードレイアウトを表示 |
set-keymap 設定するキーマップ | キーマップを設定 |
それでは、システムロケールの現状を確認してみます。
en_USが設定されているので、ja_JP.utf8に設定、変更します。
キーボードがUSなので、日本語キーボードのja_JPのアンダースコアはShift+8で入力可能です。
localectl set-locale ja_JP.utf8でシステムロケールを日本語に変更。
次に、jp106をオプションに指定してキーボードレイアウトを日本語に変更します。
localectl set-keymap jp106でキーボードレイアウトを日本語に変更。
ホスト名の設定
デフォルトではホスト名がlocalhostになっていたので、ホスト名を設定します。
hosnameおよびhostnamectlコマンドで現在のホスト名を確認します。
hostnameコマンドでホスト名を変更することは可能ですが、Transient hostname、つまり一時的にホスト名が変更されるだけです。
恒久的にホスト名を変更するためにhostnamectlコマンドにset-hostnameオプションを指定します。
終わりに
Cent OS8を導入したときはデフォルトでネットワークデバイスが無効になっていたので、nmcli c mとかやらなくてはいけませんでしたが、RHEL8は最初からネットワークデバイスが有効でネットワークに接続できました。