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Ubuntu LinuxでCapsLockをShift+CapsLockに変更する方法

Last updated at Posted at 2021-12-29

背景:

最近、Windows10でも日本語入力のIMEオフオンが「全角/半角」キーだけではなく、CapsLockキーでも変更可能になりましたね。実際にCapsLockキーに割り当てたら非常に効率良くなりましたので、プライベートPCのUbuntuでもCapsLockを利用することにしました。
この設定自体は、Kubuntu上の入力メソッドで簡単に変更できました。

なお、実行環境: Ubuntu 20.04.3 LTS, KDE Plasma:5.18.5 ですが、設定自体はディストリビューションなどに依存していないと思います。

問題発生:

初めはCapsLockのオフオンが快適でしたが、暫くしていると日本語のオフオンのCapsLockと本来のCapsLockとが競合するようになりました。意図せずに、大文字でロックされるようになり、使いづらさを感じてきました。どうやら、デフォルトではCapsLockを一度押すだけで、本来のCapsLock(大文字ロック)になってしまっています。

Windowsなどでは、そもそも大文字に固定したい場合には、Shift+CapsLockキーを押すことで固定できます。私は、そもそもCapsLockを使うことはありませんので、Shift+CapsLockにしたいと考えました。

デスクトップ環境に付属しているツールによっては、Shift+CapsLockに変更可能という情報はありましたが、私が利用しているKubuntuでは、該当のツールがなかったため、他の方法を模索し始めました。

解決したかったこと:

  • Shift+CapsLockでCapsLockとし、 CapsLockは日本語入力専用にしたい。(Windowsに合わせたい)
  • キーの入れ替えなどはややこしくなるので、避けたい

実施したこと

###1. xmodmapコマンドでの確認

xmodmapコマンド
~/$ xmodmap
xmodmap:  up to 4 keys per modifier, (keycodes in parentheses):

shift       Shift_L (0x32),  Shift_R (0x3e)
lock        Caps_Lock
control     Control_L (0x25),  Control_R (0x69)
mod1        Alt_L (0x40),  Alt_R (0x6c),  Meta_L (0xcd)
mod2        Num_Lock (0x4d)
mod3      
mod4        Super_L (0x85),  Super_R (0x86),  Super_L (0xce),  Hyper_L (0xcf)
mod5        ISO_Level3_Shift (0x5c),  Mode_switch (0xcb)

lockというエントリーが気になります。ここにエントリーがあると、一度押しただけでロックされるようです。
特に何も設定しているつもりはないので、どこかにデフォルト値が入っていると思います。

デフォルト値がわかればそこを変えればよいのですが、今回は手っ取り早く、ユーザーの設定で上書きします。

###2. .Xmodmapの作成と追加

そこで、以下のようにファイルを作成し、気になるlockを消す設定を入れます。

~/.Xmodmap
remove lock = Caps_Lock

一旦、これを再読込させ、動作確認をしてみます。

xmodmapの再読込
~/$ xmodmap ~/.Xmodmap

###3. .bashrcへの追記

ただし、このままでは再起動などで消えてしまうため、.bashrcに入れておきます。

.bashrcの最下行に以下を追加
xmodmap ~/.Xmodmap

試しに再起動してみて、動作確認してみたところ、うまく動作することを確認しました。

これでまた、Ubuntu(Kubuntu)が快適になりました。

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