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某通販サイトでペナルティを受けた経験から、企業任せは危険もあるというお話し

Last updated at Posted at 2023-08-17

➊ はじめに

少し前のことですが、某通販サイトAmaz●nで「ペナルティ」 を喰らいました。

昨今、マイナンバーカードと健康保険証の統合で日本全体がアーダコーダと揉めていますが、Amaz●nで身近にあった経験談を踏まえ、企業任せは危険もあるというお話をしたいと思います。

➋ きっかけは突然に

いつものようにAmaz●nで楽しくお買い物でもしようと思い「ルンルン😊♪」とネットサーフィンしていました。商品について不明点があったことから、Q&A問い合わせを行ってみようと思ったところ、「アレ?Q&A投稿ができない😨…」という事象が発生し、問題が発覚しました。

⬢ レビューで不正?

おかしいなと思い調べてみたら、Amaz●nから一通のメールが来ていました。ペナルティの理由は、メールに記載の通りですが、以下2点とのことです。簡単に言うと「お前、レビューで不正したんじゃね!?」という被疑のもとのペナルティでした。

  1. Amaz●n ギフト券、商品の返金、互いの商品に対するレビューの交換、商品の無償提供や割引といった報酬と引き換えに、レビューや評価が投稿された。
  2. Amaz●n のポリシーに違反するレビューや評価を投稿することを主な目的として、アカウントが作成された。

もちろん、レビューに際して見返りレビューなんてしていないし、レビューや評価を投稿することを目的として、アカウントを作成していません。既に15年以上のアカウント(プライム会員)ですし、賛否両論を記載したレビューも約100件くらいは登録していたのではないかと思っています。

👉 また頻繁にお買い物をしており、個人的にはAmaz●nの優良会員だと自負しておりました。

⬢ ペナルティ

今回私のアカウントに対して行われたペナルティは、以下の制限でした。

アカウントのレビューと評価をすべて削除し、レビュー、評価、カスタマー Q&A、およびその他の関連するコミュニティコンテンツへの投稿ができなくなるように制限をかける。

➌ どげんかせんといかん

「いままで一生懸命書いたレビューは無くなったっていいじゃないか、聞かなくても分かる商品もあるしQ&Aなんか無くてもいいじゃないか😭」そう涙を飲んで我慢し、数ヶ月間放置していたときもあったのですが、細かい部品(パーツ)を買う時などは、どうしても仕様についてQ&Aにて問い合わせ確認をしたくなります。

⬢ 同じ境遇者を探す

「勘違いでペナルティを喰らい、その影響で全サービスをまともに得られない」このイライラが溜まりに溜まり、「どげんかせんといかん」という気持ちになりました。同じような境遇の方がいないかネット検索すると、簡単に複数件見つかり、丁寧にBLOGなどを作成し情報公開されている方もいらっしゃいました。

👉 ただ、対処方法としては、「カスタマーサービスへ連絡し、あとは祈るしか方法はない🙏🏻」というのが答えのようです。

⬢ カスタマーサービスへ連絡

とにかく「身に覚えがないことなので、ペナルティを解除して欲しい」旨の内容を、Amaz●nのカスタマーサービスへメールしましたが、以下の返信メールの通り、結果は変わらずペナルティのままでした

本件と Amaz●n での判断を徹底的に見直した結果、再度同じ結論に至りました。このアカウントのコミュニティコンテンツへの投稿機能は回復されません。

以後、何度かカスタマーサービスへチャット等で連絡し、具体的にどこがダメなのかを問い合わせましたが、一切質問には答えて貰えず、ポリシー違反があったことが認められたということしか教えて貰えませんでした。最終的には、「もうこれ以上、この件に関しては、返信しません。」というメールを受信し、それを見て「もうダメなんだ😰」と心に刻みました。。。

👉 まさに、天国から地獄へ落ちた瞬間でした………

⬢ なぁぜなぁぜ

Amaz●nの勘違いがなぜ発生したのか、こればかりは、Amaz●nが教えてくれなかったので、何とも言えません。もしかしたら、これで勘違いしたのかなっていうポイントを書いてみます。

  • 購入履歴から、目ぼしいもの9商品を一気にレビューした。
  • スマホでレビューを行った。(パソコンのときよりもレビュー文字数が少ない可能性がある。ただ、平均文字数は73文字とそこまで短くなかったと思う。)
  • 中国の出品者から買ったものがあった。(Dysonのバッテリーを買い、安く入手でき問題なかったので★5をつけた。当時中国の出品者からの不正が流行っていました。巻沿いを喰らった?)
  • 同じペット用商品で味が2種類あるものについて、両方共、同じレビュー結果を載せた。(食いつき一緒やし、味の違い分からん。コピペ判定?)
  • 今回は、写真や動画は、UPしなかった。(レビューにリアリティがないと判断?)

👉 推測になりますが、Amaz●nの方で不正監視プログラム🤖みたいなのが動作していて、一気にいっぱいレビューをしたため、不正スコアが一気に上がり、通常ではあり得ないくらい高得点を取ってしまい、しきい値を大幅に超えてしまったということかもしれません。

⬢ 会員退会へ

ただ、悪いことしていたなら諦めもつくけど、何も悪いことしていないので、どうしても諦めがつかず、ワンチャンあるかもしれないと思い、粘って電話でもお問い合わせしました。しかし、電話担当者も権限がないってのもあると思うのですが、単なる悩み相談で終わってしまいました。。。

👉 放置していた期間もあり約2ヶ月以上この状態になっており、このままずっと制限がかけられてしまうのではという不安と、Amaz●n自体は問題を解決する気はないと悟り、Amaz●n会員を退会することとしました。

➍ 退会後

Amaz●nを会員退会してからですが、退会後の不利益について考えてみました。

⬢一番大きなダメージ

Amaz●n会員を退会して被った主な不利益をまとめました。

  • Amaz●nでお買い物ができない
    • 購入履歴の全削除
    • レビューの全削除
    • Q&A投稿できない
    • 買った商品の保証がなくなる?
  • 年間契約のAmaz●n Primeが途中で終わってしまった
    • Prime Video見れない
    • Amaz●n Music聞けない
    • 容量無制限のフォトストレージ終了
  • Kindleで買った商品(15冊くらい)を全部失いました

👉 不利益は色々ありますが、自分は通販大好きっ子なので、Primeが途中で終わったとか、Kindleで買った商品が無くなることも痛いは痛いですが、それよりも、一番大きなダメージは「Amaz●nで買い物ができなくなったこと」です。

Amaz●nの退会したのは自分自身でしょって言われるかもしれないけど、悪くないのにずっと疑われているアカウントを使い続けることや、機能制限があり実害を受け続けるという「精神的・機能的 圧迫感😫」があり、ほんとうにイヤだったんです。

⬢ 俯瞰してイメージ化

今回の件を俯瞰しイメージ化してみました。分かりやすく言うと、Amaz●nが自衛のため、邪悪なものめがけて散弾銃をバンバン撃っていて、その散弾銃の端くれが、いちユーザにが当たってしまったということだと思います。システム運用側の目線だと、システムを正しく運用するため邪悪なものめがけて銃を撃ちまくるっていうのも理解はできます。

👉 ただし、弾が当たってしまったマイノリティユーザは、システムを守るため「切り捨て御免」になってしまったのかなと思っています。

⬢ 救いの手

Amaz●n会員退会後、使用する通販サイトを「楽天、Yodobashi、モノタロウ」など他社へ分散していた時期もありましたが、やっぱり「Amaz●n」って便利なので、結局また会員になってしまいました😅。 「Amaz●nでお買い物ができなくなってしまった」の解消法が、他の通販サイトを使うことでは埋めきらずに「新たにAmaz●n会員になってお買い物をできるようにする」というのは、とても皮肉であり、屈辱的なものだと思います。でも、これ以外方法はネェーんです😩。

👉 一応、Amaz●nアカウントは、退会後、再入会すれば、そのアカウントにはペナルティは発生せず、やり直しが効くという点は救いだったなと思っています。(建設的に考えるとこれしか方法はありませんし、これが最善策となります。)

➏ 絶大な影響力

私へのペナルティは、「レビューなど投稿系のものについて制限をかける」という比較的軽い?(私にとっては重かった…)ものでしたが、人によっては、アカウント停止になり全サービスが使えなくなるといった人もいるとのことでした。

⬢ SNSなどでも

他にSNSの方では、アクティビティにより、機能制限や、シャドウバン、バン(凍結)というものがあるそうです。これらは、SNSの運営側が、ユーザーのアカウントに対し制限をかけることです。

シャドウバン制限とは、ユーザに告知することなく、投稿をタイムラインやオススメなどに表示させないように設定して、アカウント凍結に近い状態にする措置のことだそうです。

⬢ ビッグテックへの依存

情報技術産業において現在最も規模が大きく、支配的で、最も名声のある5社(Google、Amazon、Meta、Apple、Microsoft)をビッグテックと呼んでいます。みなさんは、ビッグテックのアカウントを複数持ったり、またそこから各社へ連携して、色々なサービスを受けていることでしょう。

このビッグテックのサービスは、いまやLife Lineと言えるほど超重要であり、力関係も歴然としていますよね。あなたは、サービスにおいて、突然制限を受けたり、使えなくなることを考えたことはあるでしょうか?

■ 力関係
ビッグテック消費者全体 >>>>>>> 個人ユーザ

👉 想像してみてください。「アカウントが突然使えなくなる…」そう考えるだけで、怖くなりませんか? あれもできない、これもできないって、なりますよね。いまやビッグテックへの依存度がとんでもないことになっているんですよ😲!

➐ 自衛方法

「いつもネットショッピングしてるし、仕事で開発もしているからAmazon大好き!検索したり、地図見たり、撮った写真をクラウドにUPしたり、色々便利に使っているからGoogle大好き」っていうの、すっごく分かります。でも、普通に使っていても、突然、相手から嫌われることがあります。今回の件によって、企業を信用しすぎるというのはとても危険だと認識しました。 いざアカウントが停止されてもいいように、色々と対策を打っておくことをオススメします。

  • 複数アカウントを用意しておく。
    • 利用規約にもよるが、ひとつのアカウントで全部済ますのではなく、コメントを書くなどアクティブ系とコメントを書かない非アクティブ系に分けておく。
    • アクティブ系アカウントは、BANされる可能性が高い。非アクティブ系アカウントは、BANされる可能性が低い。
  • 非アクティブ系アカウントで資産管理を行う。
    • アクティブ系アカウントでKindleやフォトなど自分の資産を管理しないこと。無料クラウドだからと言っても相手企業のエリアに自分の資産を置くと、いざという時取り出せなくなります(人質というかモノ質になります)。
    • バックアップが取れるものは、自分のNASなどに行っておく。
  • スパムと勘違いされやすい状況をつくらない。
    • 恐らく一次判定はプログラムが判定しているため、数量、コピペ、内容、アクセス方法などに気をつける。
    • アカウント制限がかかってしまったという情報を適宜取得しておくと対策が打てて尚よい。
  • 複数企業のアカウントを持ち、サービスも分散して利用する。
    • アカウント:Google、Microsoft、Apple などなど………
    • サービス:Amazon、楽天、ヨドバシ、Yahoo!ショッピング などなど………

➑ さいごに

アカウントがあれば、どんどん連携させて世の中を便利になってイイねとも思っていますが、ひとたびこういう問題が自分自身に降りかかると、いち個人ではどうすることもできないというのを実感しました。アカウント制限だけでなく、最悪企業が潰れたり、どこぞのSNSのようにオーナーが変わることで、運営方針がガラリと変わることもあるので、企業任せにせず、日頃からこういうことにも対処できるように対策を打っておくことをオススメします。

最後に、ここまで知ったあなたに問います。
それでもあなたは、心の底からビッグテックを信用しますか?

お疲れさまでした😊

❖ 参考

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