先日ようやく日本で発売された「Googleホーム」を(auショップでiPhone6Sを下取りに出し)購入してきました。
RaspPiなどで音声認識を試した事がある方はわかると思うのですが、精度の高い日本語の音声認識を自作しようと思うと困難を極めます。
音声でのリクエスト後すぐにレスポンスが返って来るのを体感し思わず一言
「すっごいよ。これ。」
「宿題の時間」
さて、先日Raspberry PiとAruduino(WioNode)を利用して、子供が宿題(公文式)をやった時間を保存するアプリを自作してみたのですが、
子供の公文式学習を Google Assistant で見守る。【Raspberry Pi / AIY Projects: Do-it-yourself AI】
「Google Assistant」のリクエストとレスポンスは英語でしか出来ませんでした。開発者ページ「Actions on Google」を覗いてみると、「Googleホーム」の日本での発売に合わせて、日本語対応していました。
そこで早速先日作ったアプリを日本語化してみました。
「ねえ、グーグル。『宿題の時間』につないで」と話しかけると、こんな感じで答えます。
Googleホーム「宿題の時間」(1) - SoundCloud
「はい。 テストバージョンの宿題 の 時間です。」
「ようこそ!」
以前の機械的な音声に比べると、かなり自然な発話で驚きます。続いて長女の宿題した時間を聞いてみます。「今日のきなこ(仮名)」と話しかけてみます。
Googleホーム「宿題の時間」(2) - SoundCloud
「2017年10月8日 。 きなこ(仮名) ちゃんは宿題をやったよ。 始めたのは 7:59:00 だよ。 終わったのは 8:04:00 だよ。 すごいね!」
こんな感じで答えてくれます。RaspberryPiに立てたサーバーにリクエストを送ると、Googleスプレッドシートに保存してある長女・次女の宿題をした日時が確認できるという仕組みです。
以前英語版で作った時と方法が少し変わっていますのでまとめてみます。
Actions on Googleの日本語化
はずはGoogle Cloud Platformにインスタンスを作り、コンソール画面にログインし、「Your projects with an Assistant app」でアプリを登録します。手順はこちらに簡単にまとめてあります。
「Overview」 > 「App information」 の上部に言語選択ボタンが追加されました。
「Add language(s)」で日本語にチェックを入れます。もう一つ言語設定が必要なので注意が必要です。
「Overview」 > 「Location targeting」 で使用する地域を選択します。
日本にチェックを入れます。
シミュレーションを起動してみましょう。
「language」を日本語で、「Location」を現在位置で設定すれば日本語のアプリが実行されます。
アプリの実行ファイルは「Google Cloud Functions」を利用するのですが、このファイル内では言語指定はしなくて良いみたいですね。(lang="ja-JP"みたいなの)参考まで実行ファイルのサンプルを貼っておきます。
以前作ったファイルのレスポンス部分を日本語に置き換えました。
まとめ
音声認識の精度もさることながら、ハンズフリーでの操作がとても快適です。今回は試しに自作アプリを使ってみましたが、便利なアプリが増えればより快適に使えると思いました。
自作ロボットの音声操作なんかも比較的簡単に出来そうなので今度試してみたいと思います。では。








