はじめに
今回はOCIに構築したインスタンスにSSHパスワード認証でログインできるようにする方法を記事にします。
環境
- クラウド:OCI
- OS:RHEL8
背景
OCIにインスタンスを構築したがSSHでのパスワード認証でログインができないという事象にハマりました。
構築後初回ログインは公開鍵でログインし、後日パスワードでログインする必要がありSSHしようとしたがパスワード認証が拒否される。。。
調べて見るとデフォルトは鍵認証のみ許可しているみたいです。
折角調べたので同じ様に悩んでいる人もいるかと記事にしてみました。
結論
/etc/ssh/sshd_conf.d/50-cloud-init.conf
を変更する。
以下のパラメータがあり、値がno
になっています。
PasswordAuthentication no
これをyes
に変更してサービスをリロードすればOK!
systemctl restart sshd
解説
なんと、パスワード認証に関する設定が定義されているファイルは/etc/ssh/sshd_config
でなく/etc/ssh/sshd_conf.d/50-cloud-init.conf
でした。
私の場合、/etc/ssh/sshd_config
のみを設定変更してSSHが繋がらないという事象で躓きました。
その後、調べていくとクラウド特有の設定ファイル/etc/ssh/ssh_conf.d/50-cloud-init.conf
の存在を知り設定変更したら上手くいきました。
まとめ
SSHに限りませんが複数のファイルで設定が定義されているという事を知れて勉強になりました。OCIだけでなく、他のクラウドでも同様の事例が紹介されていたので機会があればその辺も確認してみたなと思いました。
参考