GOTのスイッチやコメント表示などのオブジェクトは、オブジェクトや画面ごとに現在のセキュリティレベルの値に応じて非表示や入力可否を切り替えることが可能です。
ベース画面やスイッチ、コメント表示の編集画面を開いたら拡張機能タブを選択し、そこにあるセキュリティレベルの項目から、現在のセキュリティレベルに応じた入力や表示の制限の設定を行います。
パスワードによる認証機能の追加は大きく分けて二種類あります。
レベル認証でのセキュリティレベル変更方法
ユーザーがGOTの画面から現在のセキュリティレベルを変更できるように、画面に拡張機能スイッチを配置し、動作設定を「パスワード(セキュリティレベル認証)」にします。このスイッチを押すことで、ユーザーがパスワード入力画面を開けるようにします。
あらかじめ設定しておいた特定のパスワードを入力することで、そのパスワードに応じたセキュリティレベルがGOTのセキュリティレベルデバイスに格納され、その値に従って画面上のオブジェクトの表示などが変わります。
レベル認証用のパスワードの設定は、「共通の設定」タブから「GOT環境設定」を選択し、「セキュリティ」の設定画面で「レベル認証」を選択します。ここから各セキュリティレベルのパスワード設定を行います。
オペレータ認証でのセキュリティレベル変更方法
ユーザーがGOTの画面からオペレータを変更(ログイン)できるように、画面に拡張機能スイッチを配置し、動作設定を「ログイン/ログアウト(オペレータ認証)」にします。このスイッチを押すことで、ユーザーはオペレータ名とパスワードを入力しログインできるようになります。
オペレータ認証を有効にするには、「共通の設定」タブから「GOT環境設定」を選択し、「セキュリティ」の設定画面で「オペレータ認証」を選択します。
オペレータの追加はGOTのユーティリティから行います。GOT本体画面の左上を三秒以上長押ししユーティリティメニューを開いたら、GOT基本設定内のオペレータ認証からオペレータ管理をタップします。管理者(Administrator)パスワードの入力を求められますが未設定(デフォルト)の場合はそのままEnterを押します。この画面でオペレーターの作成や編集、削除を行います。
「追加」を選択すると、オペレータの作成画面に入ります。ログイン用のオペレータ名とパスワード、オペレータのセキュリティレベルを決め、OKを選択し、編集が終わったら「保存」をタップし設定内容を保存します。
また、パスワードではなく外部認証機器によるオペレータ認証を行う方法もあります。
GDデバイスの設定方法