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Ha4go の開発と運用をやっている @PharaohKJ です。この記事はチームの総意だとかそういうのじゃなく、あくまでも開発と運用を担当している私の考えていることです。いわゆるシビックテック発のプロダクトを開発・運営する現場について少しでも感じる、伝わればと思っています。

Ha4go とは

Ha4go by codeforkanazawa-org を参照してください。一応、Code for Kanazawa にリポジトリがあって開発されています。

CfKのメンバーだけではなく、 Code for Okinawa の kimihito (kimihito) さん、Code for Japan の halsk (Hal Seki) さんにもコードのコミットをいただいて共同開発しています。

大きな役割は3つだと考えています.

  • みんなで見つけた・考えた課題の投稿
  • 課題を解決するための何かを提供できる人の登録
  • 課題の欲していることからの課題と人のマッチング

実績(現状)

今年は、全国対応版としてバージョンアップすることを宣言しましたが、実質とりかかれていません。なんかまぁ下げ止まってるのか、ユーザー数にあまり変化はありません。

UU・PV

スクリーンショット 2019-12-24 23.09.24.png

登録されてる課題と増えた量

去年は5件、今年1件でした。CfK Civic Hack Nightに集まってくる人も減ってきてますし、後述する「権利的な課題」が噴出したこともあってなかなか件数が増えません。要全国版ですね!

subject created_at
ネット犯罪に巻き込まれるのを防ぎたい 2019-02-24 21:35:12
mysql> select year(created_at), month(created_at), count(id) from projects group by year(created_at), month(created_at);
+------------------+-------------------+-----------+
| year(created_at) | month(created_at) | count(id) |
+------------------+-------------------+-----------+
|             2016 |                 3 |         1 |
|             2016 |                 4 |         2 |
|             2016 |                 5 |         1 |
|             2016 |                 7 |         5 |
|             2016 |                 8 |         1 |
|             2016 |                 9 |         1 |
|             2016 |                10 |         3 |
|             2016 |                11 |         1 |
|             2016 |                12 |         1 |
|             2017 |                 5 |         2 |
|             2017 |                 6 |         1 |
|             2017 |                 8 |         1 |
|             2017 |                10 |         1 |
|             2018 |                 1 |         1 |
|             2018 |                 3 |         1 |
|             2018 |                 5 |         1 |
|             2018 |                 6 |         1 |
|             2018 |                 9 |         1 |
|             2019 |                 2 |         1 |
+------------------+-------------------+-----------+

運用

ソースコード、issue

前述のとおり、CfKのGitHubにリポジトリなど一式用意されています。 → codeforkanazawa-org/ha4go: ha4go

ウェブ上のインフラ

今年は全国版に移植する、、、と宣言したのですが、特にかわっていません。これまでは金沢の課題は kanazawa.ha4go.net に集め、他の課題は xxx.ha4go.net といったように xxx を地域名にして運用しようと当初考えていましたが、今後は全国版にしていこうと考えています。

ドメイン名はCfKにとっていただいてます。

ウェブページ( http://ha4go.net )は上記リポジトリの GitHub Pages を使って運用しています。

ウェブアプリは さくらインターネット様のご厚意で、IaaSであるさくらクラウドをご提供いただきました。この上に以下のような構成とミドルウェアを使っています。

  • Ruby on Rails のウェブアプリ用インスタンス1
    • nginx
    • Let's Encrypt
    • docker (Ruby on Rails アプリ)
  • MySQL 用インスタンス1
    • docker (MySQL)
  • メンテ用踏み台1
    • munin
    • cron
      • DBデイリーバックアップ
      • Let's Encrypt 証明書更新(マンスリー)

通知メール配信はさくらのメールボックスを使わせてもらってます(これは有料でもともとCfKが契約していたものです)。

開発のコミュニケーションは 一連の業務の拠点となるデジタルワークスペース | Slack の無料プランで行っています。GitHubとの連携や、さくらインターネットさんの障害情報のRSSをここに通知させたりしています。

課題と今後

技術的課題

去年と全くかわっていません。セキュリティアラートはGitHubから飛んでくるので、把握はしやすくなりましたが、デプロイはオオゴトです。また、Railsも6がリリースされて、そちらに以降したいと考えています。幸いなことに、JavaScriptがたくさんあったりはしないので移行は簡単、、、なはずと考えています。

権利的な課題

今年増えた課題「ネット犯罪に巻き込まれるのを防ぎたい」において、プロダクト作成にまで進んでいたのですが、いろいろあって特に権利問題、、、つまり「CfKでやったものについてはCfKに帰属する」というところがご納得いただけず、プロジェクトは解散になってしまいました。

アイデアソンやハッカソンなどやるのはいいのですが、なかなかどうしてこういった権利関係は複雑になりがちで、それ故に「権利はすべて主催者側に帰属する」とざっくりと決めざるを得ないことが多いと思います。しかしながら、この方式だと人が集まってくる・やろうとする限界があるんじゃないかなあとも考え始めています。

「これが飲めないんだったら、発言も手を動かすもやめてください」ってのはさすがにキツすぎませんか?何か新しいライセンスや権利など、提案できたらなと考えています。そうじゃないと「ha4goに課題を書いたら損」「会に参加して思いついたことを話したら損」なんて状況になるのはちょっと加藤が望む状況ではありません。

今後

来年こそは

  • ha4goを全国版対応
  • Rails 6 対応
  • 発言や書き込みへの ha4go ライセンスについて提案

したいと考えています。よろしくおねがいします。

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