Qiitaに自分も何か記事を投稿してみようと思い、これまでの学習の話を記事にすることにした。
自分の障がいとプログラミングを学ぶきっかけ
私は、生まれつき脳性麻痺という障がいを煩っている。脳に障がいがあるために、手足と言語が不自由ある。実際にパソコンも鉛筆を加工した棒を一本握ってキーボードをたたいている。もちろん人よりも入力は遅い。言語に関しても自分の発する言葉はほとんど聞き取れにくく、基本筆談で用を済ませている。
そんな自分が、ある雇用型の障がい者施設で働いていたところにそこの代表から「もっとスキルアップしなさい」と強く勧められ、その代表の知り合いの方が経営してるあるIT企業がプログラミング教育にも力を入れていることを教えていただき、プログラミングの学習が始まった。
最初は、そこの会社が自分の働いてるところよりも1時間くらい電車で行くところでしたので、できるだけ自宅で学習し、分からないところは最初はご担当の方にSNSのメッセージでやりとりをしながら学習を進めていった。月に1度か2度はそこの会社を訪問することで、進捗や疑問点などをFaceToFaceで見ていただき、今後のアドバイスをいただく形を取っていた。
プログラミング学習のために時間を作る
当時私は、朝8時から事務の仕事をしていて家に戻れるのは、夕方から夜だった。土日も他の用事もこなす必要が生じたので学習時間を確保することには、苦労したと思う。でも心に決めていたこととして「一日一行以上codeを打つ」という目標を掲げて、1時間から2時間、時には30分もできないときもあったけど、毎日学習することを目標に取り組んでいた。
学習内容は下記の通り
・技術書や教本を読む
これは通勤の時間や昼休みも活用していた
・ドットインストール
映像自体のテンポは、早いものの繰り返し見られるところが自分には合っていたと思う
・実際にアプリを作る
プログラミング学習で役立ったこと
上記に書いたような学習方法を取り組んでいく一方で、早い段階で、プログラミング学習でお世話になっている会社の方々が中心となって行われていた「コミュニティー」に参加できたことは大きな助けとなった。そのコミュニティーが主催する勉強会に毎回のように参加させて頂いたり、中でも一番の助けになったのは、、「Slack」に入れて頂いたことだと思う。言語に不自由がある私にとってSlackは大きな助けになった。口頭で伝えられない分、Slackにガンガン書き、codeを貼って教えてもらう日々を今でも続いている。このおかげで私の学習は、だいぶスムーズになったと思う。
Slackとは・・・
IT企業にお勤めの方なら、よくご存知だと思いますが、チャットアプリの一つです。
時には、自分を追い込む
プログラミング学習の最初の頃は、CoronaSDKと言うプログラミング学習には、ちょうどよい言語で色々勉強したり、作っていたりしたが、それに慣れてからjavaを使ったAndroid開発へ移行した際に、自分一人で学習していくのに限界を感じ、一時期、毎週のように往復2時間を掛けてお世話になった会社に通っていた時期がありました。確かに体力的にきつかったですが「人生の勝負」だと思って頑張ってみました。
自分が障がいを抱えている故に
日本人が、今まで来た環境として、多くの方が障がい者になれていないのが現状です。その中において自分が理解していること、信頼してもらえるようになるために、また時には頑張っていることを示すために行ったことをまとめてみました。
学習の週報
この学習プロジェクトが始まった際に、新着を週報でお世話になっている会社のご担当者の方と週報で確認し合うことにしました。内容としては淡々とした内容でしたが「必ず送る」事を心掛けました。学習の新着が鈍くてもできなかった理由をきちんと書くようにしました。片手で収まるくらいはお休みをいただいたこともありますが、基本毎週お送りしました。
イベントに積極的に参加する
お世話になっている会社やコミュニティが、何らかのイベントや勉強会を開く際は、できる限り行けるよう自分の予定を調整しました。当時は、自分の年次休暇はそのためにあるんだ位の勢いで、予定を調整し、イベントや勉強会に参加させて頂きました。当時私は、土曜が仕事だったときもありまして、その時は朝に自分の業務を最低の範囲ですませて、往復2時間電車に揺られて、イベントに行き、帰りも自分の業務に支障が出ていないか電話等で確認しつつ、家路に戻ることもよくありました。
感謝を忘れない
当然のことですが、どんな時も感謝する気持ちをもってこの学習を行いました。私は、特殊学級というクラスを出たもので、守られてはいたものの勉強は限られていた部分もあり、こうして専門的な事柄を学べることは大きな喜びでした。だからこそ、どんなことでもきちんと感謝しました。
学習を約2年ほど行って
できた事柄
この期間中にAndroidのアプリを2つリリースすることができた。これらに加えて、プログラミングに必要な調査する方法も少し身につけることができたと思います。まだまだ分からなくて、教えてもらうこともありますが、プログラミングで詰まったときに自己解決が、少しですができるようになりました。
ステップアップ
こうした事柄を約2年ほど行いました。私もさらにステップアップしたいと考え、プログラミング学習でお世話になっている会社の代表に就職相談をさせて頂きました。「どこか紹介して頂けないでしょうか」この問いに代表は「うちに来たら」と仰ってくださいました。
現在私は、プログラミング学習でお世話になった会社で働いています。
業務内容は、学習していたときよりと異なる部分もありますが、私はこの学習によってプログラミングの基礎を固めることができました。よく友人から違う業務内容で大丈夫なの??と聞かれることもありますが、基礎ができていればどんなプログラム言語も勉強し、扱っていくことはわりとできると思います。と言いつつもまだまだ勉強の身です。最高の環境が与えられたからこそ、さらに自分をパワーアップしていきたいです。
最後に
ここに自分の例を書きましたが、偶然の良さが重なった部分が多いことは、認めざるを得ません。しかし、努力しようと励むときにその道が開けてくると私は思います。「私には無理。」と決めつける方によくお目にかかります。特に障がいを抱えておられると、自分では何もできないように感じるときもあります。私もそういう気持ちになるときもありました。しかし大切なのは努力を辞めないいことです。これからプログラミングの学習を始める人に向けてこの記事を書きました。社会人であれば色々大変だと思います。
でもぜひ、一歩一歩学習を進ませてください。