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まとめ記事:Robot File System 利用ガイド

Last updated at Posted at 2024-08-25

はじめに

これまでバラバラに書いてきた Robot File System に関する記事ですが、何気に「RFS とは」と人に話す機会も増えてきたので、あらためてまとめ記事化します。

あらためて Robot File System とは

端的に言うと、net use コマンドを使わなくてもリモートドライブ上のファイルを操作できるBizRobo!特有の機能です。

と、それだけだと全く魅力が伝わりませんが、

  • ストレージがリモートドライブだろうと、ローカルディスクであろうと、実際の端末のホスト名やIPなどが何であろうと、そういった一切の物理情報を仮想化し、RFS をコールすれば同じやり方でファイルの読み書きができる機能。1
  • RFS を使って目的のファイルにアクセスできる期間を「永続的」に許可することもできれば、「ロボットが動いている間だけ 且つ、許可されたロボットからだけ」とすることもできるので、悪意のある人がロボット実行中や、ロボット実行後にDAS端末を操作して当該ファイルを操作しようとしても そもそもアクセスできない ということが可能な高セキュリティ機能
  • FTPクライアントとして、FTP[s]サーバとも同様にアクセスが可能なため、リモートドライブと同じ操作性で読み書きできる機能。
  • RFSサーバは低負荷なサーバのため、個別のサーバを立てる必要はなく、MCとの同居が可能。2

といったメリットもあり、超オススメです。

BOXについてはFTP[s]を使ってファイルの読み書きができるオプションがあるため、RFS と接続し、直接ファイルをBOXとやり取りすることができます。3

それでは使ってみましょう

検証環境の構築手順

組み込みMCの検証環境に併存させる構築手順

まとめ

RFS は便利だぞ、BizRobo! のセールスポイントだぞ。と、か細い声でこれまで伝えてきましたが、確かに派手な機能ではないため興味をもっていただくには至らず、「net use 使ってファイルアクセスしてます。」という情報が耳に入ってくるたびに :thinking: な感じです。

現行は BizRobo! Basic のみを対象とした機能ですが、LITEでは不要なのかな?のに。

  1. 移行も楽々、開発環境や本番環境などの環境差異を考える必要はなし

  2. 厳密には、当然大量に使用する際には負荷がかかることもあると思うので、負荷の見積もりは必要でしょうが、敢えて負荷テストをしない限り、社内で利用している範囲ではほぼリソースの消費は無風と言っていいレベル。

  3. ただし、日本語には対応しておらず、フォルダ名やファイル名に使える文字は英数半角のみのようです。(v11.4時点)

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