はじめに
これまでバラバラに書いてきた Robot File System
に関する記事ですが、何気に「RFS
とは」と人に話す機会も増えてきたので、あらためてまとめ記事化します。
あらためて Robot File System とは
端的に言うと、net use
コマンドを使わなくてもリモートドライブ上のファイルを操作できるBizRobo!特有の機能です。
と、それだけだと全く魅力が伝わりませんが、
- ストレージがリモートドライブだろうと、ローカルディスクであろうと、実際の端末のホスト名やIPなどが何であろうと、そういった一切の物理情報を仮想化し、
RFS
をコールすれば同じやり方でファイルの読み書きができる機能。1 -
RFS
を使って目的のファイルにアクセスできる期間を「永続的」に許可することもできれば、「ロボットが動いている間だけ 且つ、許可されたロボットからだけ」とすることもできるので、悪意のある人がロボット実行中や、ロボット実行後にDAS端末を操作して当該ファイルを操作しようとしてもそもそもアクセスできない
ということが可能な高セキュリティ機能 - FTPクライアントとして、FTP[s]サーバとも同様にアクセスが可能なため、リモートドライブと同じ操作性で読み書きできる機能。
-
RFS
サーバは低負荷なサーバのため、個別のサーバを立てる必要はなく、MCとの同居が可能。2
といったメリットもあり、超オススメです。
BOXについてはFTP[s]を使ってファイルの読み書きができるオプションがあるため、RFS
と接続し、直接ファイルをBOXとやり取りすることができます。3
それでは使ってみましょう
検証環境の構築手順
組み込みMCの検証環境に併存させる構築手順
まとめ
RFS
は便利だぞ、BizRobo! のセールスポイントだぞ。と、か細い声でこれまで伝えてきましたが、確かに派手な機能ではないため興味をもっていただくには至らず、「net use
使ってファイルアクセスしてます。」という情報が耳に入ってくるたびに な感じです。
現行は BizRobo! Basic のみを対象とした機能ですが、LITEでは不要なのかな?のに。