Kapplets の履歴保管期間を変更する方法

はじめに

Kapplets の実行履歴って、どのくらいの期間保持されるんだろうか？と気になったので調べてみました。

BizRobo! の v11.5.0.5 を対象に探索した内容となります。

Kapplets 履歴情報の保管期間

実際に確認（検証というほどではない）してみたところ、以下の通り。

• 365日間保管
• 毎日朝3時にパージ処理が実行され、期間を超えたデータは物理削除される。

設定方法

Kapplets の application.properties¹ ファイル内に以下の通り設定されています。

application.properties

# Kapplets executions purge service
kapplets.services.execution.purge.cron=0 0 3 * * *
# in days
kapplets.services.execution.purge.timeout=365

見たままですが、kapplets.services.execution.purge.cron にてパージ処理の周期を cron 形式で指定します。
そして、kapplets.services.execution.purge.timeout にて保管期間を指定します。

例えば「過去30日間の履歴を保管、パージ処理は15分ごとに実施」としたい場合には以下のように設定します。

application.properties

# Kapplets executions purge service
kapplets.services.execution.purge.cron=0 */15 * * * *
# in days
kapplets.services.execution.purge.timeout=30

また、application.properties 設定変更後は、Kapplets（Tomcat）を再起動することで設定が反映されました。

まとめ

Management Console と異なり、Kapplets は広く・多くのユーザーに開放され実行されることになると思います。
頻繁に使用する際にはその分履歴情報も大量に蓄積されることになるので、ログの容量を調整したい場合などには便利かもしれません。

1. <apache-tomcat>\webapps\kapplets\WEB-INF\classes\application.properties ↩