はじめに
Pythonでの自動処理の第一歩として,日常生活で身近なLINEを使った自動処理をしてみたいと思います.
LINE Notify について
LINE Notify とは,Webサービスと連携すると,LINEが提供する公式アカウント「LINE Notify」から通知を受信する事ができるサービスです.
詳しくは,以下のWebサイトを参照してください.
LINE Notify を使えるようにする手順
手順1 LINE アカウントを作成する
LINE Notify を使うには,LINE アカウントが必要です.ほとんどの人は LINE アカウントを持っていると思うので,この手順については省略します.
詳しくは,「新規登録をする」を参照してください.
手順2 LINE Notify にログイン
LINE Notify のWebサイトにアクセスし,ログインしてください.
ログインが完了したら,右上の自分の名前が表示されているところからマイページに移動してください.
手順3 トークンを発行する
マイページの[アクセストークンの発行(開発者向け) > トークンを発行する]に移動します.
トークルームの一覧が表示されるので,適当なトークン名を入力し(ここでは「テスト」としました)[1:1でLINE Notifyから通知を受け取る]を選択し,[発行する]を選択します.
すると,トークンが発行されるので,[コピー]を選択し,無くさないようにしましょう.
ページから移動すると,新しく発行されたトークンは二度と表示されません. トークンをコピーしてからページを移動して下さい.
もし,トークンを無くしてしまったら,[マイページ > 連携中サービス]から連携を解除し,トークンを再度発行してください.
プログラムを実行してみよう!
ソースコードにトークンを組み込む
ソースコード内の「発行されたトークン」を発行されたトークンに書き換え,以下のソースコードを実行してみましょう.
誤字のせいで30分くらい費やしたのでそのままコピペすることをおすすめします.
import requests #requestsモジュールについては,あとで補足します
#トークンを設定
token = '発行されたトークン' #発行されたトークンに書き換えましょう
def send_line(msg):
#サーバーに送るパラメータを用意
url = 'https://notify-api.line.me/api/notify'
headers = {'Authorization': 'Bearer ' + token}
payload = {'message': msg}
#requestsモジュールのpost関数を利用してメッセージを送信する
#ヘッダにトークン情報,パラメータにメッセージを指定する
requests.post(url, headers=headers, params=payload)
if __name__ == '__main__':
#メッセージを送信
send_line('Hello, world!')
print('OK')
実行結果
無事実行されました!
補足: requests モジュール
requestsモジュールを使うには,MacやLinuxならターミナル,Windowsならコマンドプロンプトから以下のコマンドを実行する必要があります.
pip install requests
環境によっては
pip3 install requests
とする必要があります.
pipコマンドの実行でエラーが出た場合は,pipのバージョンが古かったり,環境により違いがでたりするので,場合に応じて対応してください.
requestモジュールについて詳しくは,以下のWebサイトからどうぞ.