概要
コンピューターサイエンスを初めて体系的に学ぶときには、工業高校の教科書がおすすめです。
また、他の工学分野(機械・電気)も同様です。
はじめに
巷には、コンピューターサイエンス初学者向けの本が溢れているといます。
しかしながら、自分に合ったレベルの本を探すのは難しいと思います。
その中で私は、工業高校の教科書から入ることを提案します。
私は工業高校出身であり、今振り返って高校の教科書で学べて良かったと感じています。
工業高校の教科書をおすすめする理由
1. 高校生がわかるように平易に書かれている
高校の教科書ですので、当たり前ですが高校生が理解するように書かれています。
そのため、初心者にはうってつけです。
2. 数学のハードルが低い
工業高校生向けなので、数学的なハードルが低く、数学が苦手な方でも理解しやすいと思います。
3. 大学生向けの教科書や市販の技術書への架け橋になる
工業高校の教科書で学べるのは、あくまでの基礎知識・技術です。
反対に言えば、工業高校の教科書の内容を理解すれば、市販の技術書の理解への架け橋になります。
おすすめの教科書
実際に私が読んで良かった本を挙げます。
実教出版 プログラミング技術
C言語を題材にプログラミング開発の一連の技術について学ぶことが出来ます。
おすすめポイント
-
題材がC言語である
- これほどまで簡単にC言語を学べる本はない
- ポインタの扱いがわかりやすく書いている
-
フローチャートについて詳しく書いている
- 初学者は、フローチャートの書く技術が身についていないことが多い
実教出版 最新プログラミング オブジェクト指向型言語
JAVA言語を題材にプログラミング開発の一連の技術について学ぶことが出来ます。
実は、この教科書は商業高校用です。ですので、情報システム開発を意識して書かれています。
おすすめポイント
-
オブジェクト指向の考え方がわかりやすい
- イラストを交えて、わかりやすく書かれている
実教出版 ハードウェア技術
コンピュータアーキテクチャの一連の技術について学ぶことが出来ます。
組み込みシステム開発の概要についても学ぶことが出来ます。
おすすめポイント
-
進数計算や論理演算の方法についてわかりやすい
- 計算過程を省いていない
- 練習問題を多数収録
-
組込みシステムについて学ぶことができる
- わかりやすい初学者向けの教材は少ない
実教出版 ソフトウェア技術
OSとセキュリティの基礎及びソフトウェア開発手法について学ぶことが出来ます。
おすすめポイント
-
OSについてわかりやすい
- わかりやすい初学者向けの教材は少ない
実教出版 コンピュータシステム技術
ネットワークとデータベースの基礎及びシステム開発手法について学ぶことが出来ます。
おすすめポイント
-
データベースについてわかりやすい
- わかりやすい初学者向けの教材は少ない
おわりに
教科書で学べるのは、あくまでも基礎知識・技術です。
これをステップに知識・技術研鑽を進めましょう!