【UART to Ethernet】PP-Ethernet-UART-MINIでシリアル機器を簡単にネットワーク化する方法
シリアル(UART)機器をEthernet対応にしたいと思ったことはありませんか?
Platypusの「PP-Ethernet-UART-MINI」は、UARTインターフェースを持つ既存機器を、シンプルな設計でEthernetネットワークに対応させることができる小型変換モジュールです。
特徴(主な機能)
- UART ↔ Ethernet 双方向変換
- 10/100Mbps Ethernet 対応
- 最大 921.6kbps のシリアル通信速度
- ATコマンドによる設定制御
- 設定ツール(GUI)・Web UI あり
- 固有のMACアドレスを内蔵
- 消費電流:50〜150mA / 動作温度:-40~85℃
接続構成とインターフェース
以下のような構成でUARTデバイスをネットワークに接続可能:
- UART:TX / RX / RTS / CTS
- Ethernet:10/100Base-T(RJ-45)
- 外部制御ピン:RESET, RP_BOOT など
🛠 設定方法
以下の3つの方法で設定可能です:
- Configuration Tool(GUI)
- ATコマンド(UART経由)
- Web設定ページ(ブラウザからアクセス)
ユーザーマニュアルはこちら:
PP-Ethernet-UART-MINI マニュアル(PDF)
拡張設計:RS-232 / RS-485 / RS-422
オプションとして以下のモードにも対応しています:
- RS-232モード:CSピンをGND
- RS-485 / RS-422モード:CSピンをHIGH、外部トランシーバ回路が必要
- RTSピンの制御で方向設定も可能
これにより、産業用プロトコルや長距離通信にも柔軟に対応できます。
活用例
- 組み込みセンサーデバイスのEthernet化
- Modbusシリアル機器との通信ブリッジ
- データロガーとクラウド間の中継モジュールとして
- MQTTによるデータ送信機器の開発用にも
製品概要
- 製品名:PP-Ethernet-UART-MINI
- メーカー:Platypus
- 製品ページ:PP-Ethernet-UART-MINI
おわりに
PP-Ethernet-UART-MINI は、ファームウェアとMACがあらかじめ書き込み済みで、すぐに開発・量産に使える便利なUART-Ethernet変換モジュールです。
シリアル機器のネットワーク化でお困りの方、ぜひ一度試してみてください!
質問・コメント歓迎です 😊