【Fish】PATHを管理する方法

追加

fish_add_pathコマンドを使用することで、$PATHに新しいディレクトリを追加できます。

fish_add_path path ...

オプション

• -a または --append: コンポーネントを変数の末尾に追加します
• -p または --prepend: コンポーネントを変数の先頭に追加します（デフォルト）
• -g または --global: グローバルな fish_user_paths を使用します
• -U または --universal: ユニバーサルな fish_user_paths を使用します（デフォルト）
• -P または --path: $PATH を直接操作します
• -m または --move: 既存のコンポーネントを追加されるべき位置に移動します
• -v または --verbose: 使用された set コマンドを表示します
• -n または --dry-run: 実行せずに使用される set コマンドを表示します
• -h または --help: このコマンドの使い方に関するヘルプを表示します

新しいディレクトリを$PATHに追加する

新しいアプリケーションをインストールした後、そのバイナリを$PATHに追加するには、次のようにします。

fish_add_path /opt/mycoolthing/bin

ユーザーのローカルバイナリを優先する

~/.local/binを最初にチェックさせたい場合は、次のようにします。

fish_add_path -m ~/.local/bin

グローバルなfish_user_pathsを使用する

複数のディレクトリをグローバルに追加するには、次のようにします。

fish_add_path -g ~/.local/bin ~/.otherbin /usr/local/sbin

$PATHの末尾に追加する

フォールバック用のディレクトリを$PATHの末尾に追加するには、次のようにします。

fish_add_path -aP /opt/fallback/bin

現在の作業ディレクトリのbinを追加する

現在の作業ディレクトリのbin/を追加するには、次のようにします。

fish_add_path -v bin/

HomebrewでインストールしたRubyのパスを追加する

HomebrewでインストールしたRubyのバイナリを$PATHに追加するには、次のようにします。

fish_add_path /usr/local/opt/ruby/bin

削除

パスを確認する

以下のようにパスの一覧を確認できます。

$ echo $fish_user_paths | tr " " "\n" | nl
     1  /usr/local
     2  /usr/sbin
     3  /usr/local/bin
     4  /home/username/.nodebrew/current/bin
     5  /home/username/.pyenv/shims
     6  /home/username/.pyenv/bin
     7  /home/username/.yarn/bin

パスを削除する

set -e, set --eraseを使用してパスを削除できます。
インデックスを指定して特定のパスを削除します。
インデックスは0からではなく1からです。

set -e fish_user_paths[1]

複数のパスを削除する場合には指定するべきインデックスが変更されるため、echo $fish_user_paths | tr " " "\n" | nlで確認する必要があります。